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【デッキ紹介】レフコース マギサ

全国の遊戯王デッキビルダーの皆様、こんにちは。
くそめがねと申します。

今回は新規カードの発売により、デッキが一旦満足する形になったのでこのタイミングで紹介記事を上げたいと思います。

対戦よろしくお願いします。




●構築の発端

4月29日正午、「YU-GI-OH.JP」より「INFINITE FORBIDDEN」新規カード情報が公開されます。

「罪宝」にまつわる白きモンスターの新シリーズ「白き森」出現‼(公式より)


これに対し、少年はこんな感想を述べます。

好きな言葉は「男尊女卑」‼今日も元気に紙しばく‼


ノンデリおじさんは置いといて、白き森のテキストを読み込んでいくうちに、少年はあることに気が付きます。

ディアベルでアクセルシンクロ☆5チューナーを特殊召喚

アステーリャ自身効果で墓地から特殊召喚

そのまま☆5チューナーと☆2アステーリャでシンクロ

PSYフレームロードZシンクロ召喚‼

前衛腕組おじさん

「PSYフレーム」は環境で使われている γ(制限)を筆頭に、自分フィールドにモンスターが存在しない場合に、相手の行動に対応して自身とドライバーを特殊召喚しながらそれぞれ効果を発動する手札誘発テーマ。

「PSYフレーム」の名前・見た目・効果ほんとイカしてる
(誰だって小学生の時、1・2・3をα・β・γって言ってた時期あると思います。)

特に「Z」は、自身と相手を一時的に除外しつつ墓地効果で自身をEXに戻しながらPSYフレームを回収する、妨害兼リソース回収できる「PSYフレーム」を使う上で非常に重要になってくるカード。

ディアベルを盤面に維持することで毎ターン「Z」を出力し、

相手ターン】自身と相手を除外して妨害
自分ターン】墓地からPSYフレームを回収

PSYフレームで相手を捌きつつ、リソースで勝ち切る。
こんな感じでデッキを考え始めます。


●デッキレシピ【レフコース マギサ】


このデッキは主に「PSYフレーム」「白き森」「ジャックナイツ」「原石」のカテゴリーから構成されています。

前述2つは言わずもがな、「ジャックナイツ」と「原石」は、召喚権に依存せずにモンスターを展開でき、「Λ」をL召喚するために採用されています。

PSYフレームロード・パリピ顔

LINK VRAINS PACK 2にて登場。
永続効果で場にモンスターがいてもPSYフレームの効果が使えるという後発インチキカード。
PSYフレームを継続的に使うために「Z」と同じくらい重要なカード。

「Λ」をリンク召喚することで、一気にPSYフレームの読み合いが発生するの、やっててめちゃくちゃ楽しい。


そして毎ターン「Z」を成立させるためには、アクセルシンクロ☆5チューナーを正規召喚する必要があります。

今回選んだのはこのカード

我ら迷えるオタクに、女神は手を差し伸べる

顔がいい(重要)のと、このデッキにはフィールド魔法が採用されているので、フィールド魔法がある状態で自ターンにS召喚できた場合、効果を使って☆2ローズトークンを出力し、そのまま「Z」をS召喚できます

ただ基本的には相手ターンに出すのがメインの動きになってきます。

白き森 基本盤面

①相手の効果の発動にチェーンしてディアベルの効果を発動。魔法罠をコストに、EXから輪廻の三弦猫を特殊召喚。
墓地のアステーリャ効果発動。自身特殊召喚。
③そのまま三弦猫効果でシンクロし、☆5フローラをS召喚。

この動きで一旦フローラを出力しつつ、「Z」の展開に繋げていきます。


●初動

このデッキはPSYフレームやジャックナイツが入っている関係上、後攻想定になります。

基本は引けたカードによって展開を変えていきますが、優先的に「Λ」「ディアベル」は盤面に出力できる用に動いていきます。

それぞれのカテゴリーで動いた時の展開例はふんわりこんな感じ。


◎白き森

アステーリャ(+コスト魔法罠)は1枚初動になります。

白き森初動

アステーリャ召喚。魔法罠をコストにデッキからシルヴィを特殊召喚してわざわいなり(以後いなりと略称)サーチ。
②2体でルシエラをS召喚。いなりをコストにデッキから光・魔法使いの軒猿の相剣師をサーチ。
③墓地のアステーリャといなりの効果発動。いなりをセットしながらアステーリャを攻撃表示で特殊召喚
④アステーリャ攻撃宣言時に手札から軒猿の相剣師を特殊召喚
⑤メイン2にアステーリャとルシエラで「Λ」をL召喚。墓地のシルヴィ効果でルシエラを戻して特殊召喚。2体でリダンをX召喚。

サイキック族のリダンを自身効果で除外することで、「Λ」効果でエンドフェイズにPSYフレームをサーチできます。


ただ2枚採用のアステーリャを引けることなんてまぁ無いんで、シルヴィ召喚いなりセットが多いです。

ただこのデッキの場合、以下の効果が重要になってきます。

おいなりさん

つまり、

手札のPSYフレームギア効果で自身+ドライバーを特殊召喚
その後いなりを発動することで、デッキから「白き森」モンスターを出しつつ、PSYフレーム同士でシンクロしそのままディアベルをS召喚することができます。

PSYフレームギアでレベル2チューナーなのは、カードの発動無効ができる以下の3種類。

こうして相手の妨害をしながらディアベルをS召喚することで、デュエルのテンポをとっていきます。


ジャックナイツ

基本的に紫宵蒼穹からスタートしていきます。

ジャックナイツ初動

紫宵→蒼穹蒼穹→紫宵サーチ。特殊召喚・効果でギルスをサーチ。
②ギルス召喚。デッキから星杯を落としてそのままガラテアiをL召喚。手札1枚コストに星槍をサーチ。
③蒼穹とガラテアiでリイヴをL召喚。状況に応じた星遺物カードをセット
④ガラテアi効果でギルス除外して特殊召喚。リイヴとガラテアiで「Λ」L召喚。

このムーブで、リイヴ効果で相手カード1枚を選んでデッキバウンスしながら、「Λ」を出力し、星槍+星遺物罠を構えることができます。


原石

原石は初動で引けていると、上記どちらかと合わせることで展開の上振れが狙えます。
基本的に原石の皇脈から鳴獰をサーチして発動。
デッキからPSYフレームドライバーを特殊召喚します。

さらに皇脈効果で、デッキから星杯を戴く巫女を特殊召喚します。
(特殊召喚したモンスターの効果が発動できなくなるので、展開が終わった後で。)

たまに「星杯をいだく巫女」と宣言しているので、間違っていた際には指摘してあげて下さい。

これにより「Λ」をL召喚しやすくなり、皇脈の制約下でも「Λ」の①の永続効果は適用されるので、手札のPSYフレームを使える状態になります

また☆2の巫女をだしておくことで、相手ターンにディアベル→三弦猫→フローラにつなげやすくなり、アステーリャも展開に絡んでいれば、そのまま一気に「Z」S召喚まで狙えます

●中盤以降

盤面:「Λ」+ディアベル+いなりセット(ディアベルのコスト用)
墓地:アステーリャ+正規召喚したフローラ

この状況が整えば、毎ターン「Z」をS召喚できます。

後半の理想盤面

自ターンに出した「Z」をL召喚や増産工場で墓地に送って墓地効果で自身をEXに戻しながら墓地のPSYフレームを回収
相手ターンに再び「Z」をS召喚し、自身と相手の特殊召喚された表側攻撃表示モンスターを自分スタンバイまで除外
「Λ」効果でエンドフェイズに後続のPSYフレームサーチ

こうして「Z」でリソースを回復しながら、ディアベル+PSYフレームで相手の展開を抑制していきます。

終盤は、皇脈でドライバーを特殊召喚墓地のシルヴィを自身効果で特殊召喚。
2体で☆10承影S召喚というのが、このデッキの必殺パターンになります。

Mr.弱い者いじめ(偏見)


承影の①・②の効果は永続効果により皇脈下でも適用されます
それ以降は「Z」+承影の地獄みたいな盤面で決めきるような感じです。


●採用カード解説


◎PSYフレーム

このデッキの根幹となるテーマ
最初に書いた無効系3体の他に、☆1のPSYフレーム2体が採用。

サーチ・攻撃無効

またPSYフレーム界最強罠であるオーバーロードも採用。

妨害で裏側除外できるの….ほんま好き♥

基本は「Λ」でエンドにサーチしてディアベルのコストにし、次ターン墓地効果で後続をサーチします。
コストのいなりが確保できている状況であれば、効果を使って裏側除外をとばしていきます。

自身の効果で場に出てきたPSYフレームをコストにすることで、2妨害かませるのほんと強い。
PSYフレームの性質上おきもの系のカードの処理に困るので、使えると助かる場面が多い。

あと記事書いてて思ったのが、最強のモンスター効果とめるマンが「γ」(ガンマ)で良かった。
「ガンマ効果発動‼」って言うの、必殺感あってめっちゃ好き。

(見てますかKONAMIさん、解除 心待ちにしております。)


◎白き森

アステーリャ+特殊召喚用のシルヴィ。
軒轅の相剣師は、紫宵や紅蓮・「Z」等の除外をトリガーに墓地からアステーリャを蘇生できるので、リンクをのばしたい時や、ディアベルをS召喚する時に助かります。
いなりは準初動兼シンクロする効果が重要なので3積み。


ジャックナイツ+星遺物

ジャックナイツは展開+紫宵の除外をトリガーに「Λ」効果を起動するために採用。
ここから、「Λ」やリイヴにつなげていきます。

「Purple Nightfall」「Blue Sky」「Red Moon」


星遺物魔法罠は3種類、基本的にリイヴからセットしてきます。

継ぐもの:展開
目醒め:相手ターン展開+妨害
深層:ジャックナイツ蘇生の妨害 or ディアベル蘇生

使い分けはざっくりこんな感じです。

特に目醒めは、相手ターンにリイブを素材にして選んでデッキバウンスしたり、場に出てきたPSYフレームギア+ドライバーを素材にして展開したりする動きがテクくて気に入ってます。
先に「Λ」が処理されたとしても、これを使って「Λ」を再展開できます


原石

皇脈は初動+「Λ」を出すための重要なカードなので3積み。
(サーチが強制なのを知らず、デッキに原石無くても普通に発動してました。ありがとう、ミソデュエル。)

鳴獰は皇脈スタートの際、モンスターを1体増やせるので採用。
展開後だったら、白き森のコストにあてます。

そして②の墓地効果がめちゃくちゃ強い
墓地のドライバーを対象にとることで、相手の召喚をトリガーに攻撃力2500以下を選んで除外できるので、相手の行動を制限できます。

メインモンスターであるインペリアル・ドラゴンは場のドライバーをリリースして召喚、相手の場のモンスター効果を全て無効にできます。

見た目かっこいい。2600・0のステータスもいかちぃ。

こいつ自身が☆6なので、いなりでそのままディアベルになれるのもポイント高い。

また新規のアナザー・ベリルは墓地に通常モンスターがいれば自分スタンバイに手札に戻ってくるので、リンクをのばしたり、墓地のディアベルを戻してシルヴィを出せば、☆8シンクロで安定してディアベルを出力できます。



◎その他

PSYフレームといえばこれ。
除外されたPSYフレームギアとドラーバーを墓地に戻しながら「Z」か「Ω」を展開できます
ドライバーが除外されるとそもそもPSYフレームギアが使えなくなるので、墓地に戻せるのめちゃ助かる。


後攻デッキなので、これで初動を引きつつ素引きした通常モンスターや星杯をデッキに戻せます
使い終わったら白き森のコストにあてるのが基本ですが、そのまま残ってしまうとPSYフレームや白き森でこっちの盤面も枚数増えるので結構大変です。
自分がはった通図で②の効果使われた時はマジで虚無


このデッキは、紫宵・「Z」・ディアベルと25打点が鬼門ラインであり、カード効果はPSYフレームで捌けても、結局打点で押し負けるというデュエルが多かったので、打点上昇のため採用(罠モンスター抜き)。
実際1000上がるのめちゃ強い。


リソース回復用のカード。
これでデッキに戻したPSYフレームを「Λ」でサーチして何回も使いまわしたり。
(サイコ・チャージの米レリはバカいかちぃ。)

Psychic Overload‼️(これはオーバーロードしてる)


効果使用後のPSYフレームをドローに変換できます。
ただこのデッキでは、場に出た「Z」を墓地に送れるのが強い
「Z」の墓地効果にターン1はないので、スタンバイに戻ってきた「Z」を増産で墓地に送るのと、ディアベルで出した「Z」をリンク素材にして墓地に送れれば、自ターンで2枚のPSYフレームギアを構えることができます。



エクストラ

エクストラはシンクロリンクがメインで構成されてます。

シンクロはPSYフレーム・白き森+アクセルシンクロチューナー・汎用枠

PSYフレームは、「Z」1・「Ω」1・「Λ」2の採用。
「Λ」を使い切っても、「Z」で巻き直したりしてやりくりします。

クアンタムは☆7シンクロの択として採用
自ターンに出すことで攻撃対象を選んでバウンスしながら連パン、相手ターンに出すことで「Λ」を攻撃対象と効果対象から守ることができます

☆7シンクロでトップクラスに好き。マジで頼りになる。


リンクからはリイヴと新規のガラテアiを採用。

こーれエモです(エモい)

リンク2最強格のリイヴは言わずもがな、新規のガラテアiがマジで偉い
リンクを伸ばしながら星槍をサーチ or 回収
また①のコストを魔法罠にすることで、墓地のアステーリャが蘇生できるのも強い

残りの汎用リンク枠として以下2体を採用。

こう見るとポージング似てる

アザレアは目醒めで出すリンク枠として採用。
L召喚時フィールド上のカード1枚を対象にとって破壊できますが、このデッキだと墓地に魔法がたまらないのでそのまま墓地に送られることもよくあります

バリケイドベルグは墓地の皇脈やBBSを回収でき、ガラテアi同様コストを魔法罠にすることでアステーリャを起動できます。
また相手のバック破壊にチェーンして目醒めで出せれば、②の効果で破壊から守ることもできます

2体とも素材指定が緩いので、PSYフレームギア+ドライバーで出せます


●終わりに

デッキ名は、「λευκός  καλόγρια」(レフコース マギサ)
ギリシャ語で「白い魔女」を意味します。

PSYフレームがそれぞれ名前にギリシャ文字を関するのでこのデッキ名に。


自分のよく組むデッキタイプとして、「ランダム要素」が大きかったり、相手ターンの妨害よりも自ターンの手数で押し切るものが多いです。

そういう意味だとこのデッキは真逆
1枚で盤面を返すカードが無い分、見えてるカードのみで相手を捌いていかなければなりません。

このデッキ、自分で組んどいてなんですがプレイングの正解が未だに分からんし、どっからでも無限に負けれる
(「Λ」を処られてPSYフレーム使えなかったり、そもそも盤面が埋まり過ぎてたり。)

その分、相手との駆け引きやカード1枚1枚を処理してくとこが「遊戯王」してる感じがして、回すのめーちゃ楽しい

昨今自分のデュエルの根底に、「相手とのいい感じのやり取りさえできれば、勝ち負けはそこまで重要じゃない」と思ってる節がありました。

そんな中このデッキを回してると、1つのプレイに色んな選択肢が生まれ、自分のプレイングのせいで負けた時の悔しさが段違いでした
そういう意味では、自分のデッキとしてもデュエルの考え方としてもいいブレイクスルーになったと思います。

「Λ」のエンド時の効果を忘れてたり、プレイの巻き戻しをお願いすることもしばしば。
まだまだプレイングはザルですが、1デュエル1デュエル本気でやっていく所存でございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

最後まで読んで頂きありがとうございました‼



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