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「ニュー・シネマ・パラダイス」を観たとか。

次の記事に続く話な気がしたので下書きから引っ張りだした。

1988年の映画。ネタバレ有り。俺が書かなくてもレビューは山ほどあるはず。だけど書いときたいなと。

切り抜きや予告だけ観た事あって主人公のトトが、ラストでキスシーン集めたフィルムに色んな想いを馳せるシーン観たいなと思って見に行ったんだけど、まさに今観て良かった映画だった。(また1988年か)

あらすじは老婆の電話から始まる物語で30年故郷に帰ってない主人公のトト(50前後くらい?)が、電話を受けた愛人からアルフレードという人物の訃報を聞いた事で、過去の回想をはじめる…。

話は主人公のトト(サルヴァトーレ)の幼少期と青年期と現代の大体三つに別れていて、映写技師のアルフレードと共にトトの成長を描くヒューマンドラマ。

幼少期は映画館を中心としたトトとアルフレードの友情物語。

トトがまあとにかくずる賢くも可愛い男の子。

紆余曲折あって青年期に入って女性と出会い恋をするんだけど軍に入って戻ってくると彼女は行方知れずになっていて。

その後1人街を出ることになるんだけど、トトはアルフレードから色々な言葉を貰う。

この映画は響いた言葉沢山あるんだけどこのシーンでアルフレードが言う「ノスタルジーに惑わされるな」って自分に言われてるようだった。

それで街を出て冒頭の電話のシーンから現在の話がはじまる。

トトが何十年ぶりかに故郷に戻って母親と会話するんだけど、電話に出る愛人はトトを愛してない事が声で分かる、愛する人を見つけて落ち着いてほしいって言われてるの見て結局そういう事なのかなぁって思った。

トトが最後アルフレードから昔に約束した検閲(幼少期にあった映画館で流す映画は神父さんが検閲しててキス以上のシーンは全て切り取られた)で切り取ったシーンの寄せ集めのフィルムを手にするんだけど、色んな映画のキスシーンを集めたフィルムで。

青年期のトトも恋人とのキスシーンが描かれてるんだけど、忘れられないキスって誰にでもあるよなって思ったなぁ。俺が見たかったのってそこに重ねてたのかもしれない。

劇場版と完全オリジナル版があって、オリジナル版は現在で彼女と再会するんだけど、再会しない劇場版のほうが余韻があるかな。

朝一だったしミニシアターで3人しかいなかったんだけど、メンタルやられてたからずっと涙止まらなかったな笑


それで映画館が小田原だったんで小田原少し歩いた。丁度Eさんと出会って水道橋行く前の日に会社の人と釣り行っていた場所へ。

酒買ってずっと海眺めてたら動けなかったな。涙はまた止まらなくなるし。

ここの景色送ったな、って。

涙が止まってロマンスカーで帰ったけど、小田原の景色がいつかの広島に似ててまた涙こぼれるし、散々だった。

おっさんが涙こぼしてるから、近くの席の女の子にギョッとされるしな。

またちょっとメンタルよくなくなってしまっていた。

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