.九谷の絵の具って?

こんにちは。
九谷焼いわたやの岩田です。


九谷焼の絵の具ってどんなものか知っていますか?
僕は正直知らなかったです。笑
このお仕事をするまで気にもしてなかったですし、初めてこんな絵の具なんだと驚きました。

これが九谷の絵の具。
粉の状態の絵の具に水を少しずつ足して、刷って刷って刷って、とろとろの状態にして初めて塗ることができます。

小学生の頃使っていたチューブから出して使うあの絵の具とは全く違いますね。
(恥ずかしながら、僕はお仕事する前まではこんな感じの絵の具だと思っていました。。)


絵の付け方も塗り広げるというより、色を置いていくという感じ。なので焼き上げると、ぷくっと盛り上がります。これは和絵具の特徴です。


「和絵具」?
さらっと出てきましたが、「洋絵具」もあります。

洋絵具は、さらさらしています。こっちは水彩絵の具に近いかもしれません。なので、どのような絵付けに向いているのかというと、細描などの細い線や細かい絵。

以前より紹介している林さんはこちらの絵の具。赤絵細描は、和絵具では不可能。

絵付けによって絵の具も使い分けるんですね。


といったように、九谷の絵の具は「和」と「洋」の2種類からなっています。

それでは今回はこれぐらいに。
深掘りしたところで、まだまだ出てきますので。。(それだけ歴史とあるのですが。)

また機会があれば、ちょっとずつ書かせていただきます。

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