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セシリアは大胆な娘か?

私は、91年〜92年に門前仲町の“お座敷ライブハウス”と言われた『深川座』の現場主任を短期間務めました。その際の出来事です。

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●深川座物語 番外編 / 松島玉三郎 

     セシリアは大胆な娘か   ● 

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 私が深川座のブッキングをしていたとき、まずは低予算でおもしろいアーティストに出演してもらうということを心がけていたわけだが、そうであるならば、積極的に、まだ世間に認知されていないユニークなアーティストを登場させたいと思いつづけて来た。

 さてさて、『まだ世間には認知されてない』アーティストを積極的にスカウトすることにかけては、当時すでに有名だったのが、なんと言ってもソニーレコードのSD事業部である。SD事業部は、現在なくなってしまった事業部であるが、およそ20年以上にわたって無数の新人を発掘し、デビューさせて来た。(CHARAなどもSD事業部の予算で作成したデモテープがきっかけでデビューしている)

 誰からの紹介だか、もう忘れてしまったが『世界最強クマさんチーム』という女の子2人組があると聞いた。そして、そのグループをSD事業部が目をつけて、世に出そうとしていると知って、ちょっと興味がわいた。

 女の子2人で、簡単な打ち込みのオケを使い、その上で、ピアニカやキーボードなどを演奏しながら、二人で歌うユニットらしい。しかし、どんな曲をやっているのかまったく知らなかった。ただ1曲だけ情報が入ってきたのが、鈴木惣一朗率いる「エヴリシング・プレイ」のインスト曲に歌詞をつけて歌っているということだけだ。当時発売されたばかりのエヴリシング・プレイのアルバムの曲を歌っているということなので、ずいぶん早いカバー曲だなと思ったら、女の子2人のうち1人がエヴリシング・プレイのディープなファンで、あらかじめその曲を知っていたのだと聞いて納得した。

 当時私は、ちょうど鈴木惣一朗とも知り合ったばかりで、なんか妙なめぐり合わせだなと思ったものだ。(彼が書籍『モンド・ミュージック』を執筆して有名になる4年前のことである)

 そして『世界最強クマさんチーム』に会った。 

 女の子2人は、2人とも、それほど美人ではないが、2人とも独特な雰囲気を持っていた。2人のうち、1人は、顔のつくりも服装も派手ではないのに、どこか色っぽさを感じさせる子だった。アイドルともちがう、シンガーソングライターともちがう、それまでなかったような「すきま産業」の可能性のある女の子シンガー。そんな感じだった。(その2〜3年後に登場する、小島麻由美、イノトモ、嶺川貴子、などなどの個性派シンガーの誰にも似てなかった)。 

 そして、もう1人の子は、それとは対照的に子供のような無邪気な笑顔をいつも振りまいて、これはもう「いい子」にまちがいないのだが、魅力的な「かわい子ちゃん」からは程遠い子。地味とか地道とか地に足がつくとか、もう「地」に関係する日本語が並んでしまいそうなくらい、「おだやかな」たたずまいだった。 

  さて、このエピソードから、あえて現実味を剥奪するために、二人の名前をこう呼ぼう。

  色っぽさを感じさせるほうの子をマリー

  もう1人の、より地味な子をセシリア と

 マリーは、一見おとなしそうながら、どこかしたたかさを感じさせる子、セシリアはおよそ「したたか」には縁がないあどけない女の子だ。

 不思議な2人組だな。どう出会って、どうコンビ組んだんだろう。 

二人と話をしてみると、今のユニット『世界最強クマさんチーム』という形態はいずれ解消して、別のかたちでやろうと思う、と言う。これが、今の二人は別れて、別々にやるということなのか、今の二人に誰かを加えてやろう、という事なのかは、彼女らの話を聞いてもよくわからなかった。今のかたちで、ぜひラストライブをしたいと思っていたので、深川座でライブできるならうれしいです、と二人は言った。。

 とりあえず、相談して、出演日を決めた。 

 さて、私はまだ「問題人物タナカ」といっしょに事務所をやっていたのだが、タナカはとにかく「売れそうなアーティスト」には何でもいいから「つばをつけておきたい」野郎なので、さっそくこの『世界最強クマさんチーム』にとびついた。 

「え、その子らをSDがプッシュしてるの?・・・松島さん、クマさんチームはぼくらがディレクションしてデビューさせよう!・・」とタナカ。 

 かんべんしてくださいよ、と、心の中で私。 

 そして、あっさりとマリーがつっぱねた。「私たちは私たちでやっていきます!」あっぱれ、いいぞいいぞ、と私。 

  ところが、どういう流れだったかすっかり忘れたが、クマさんの二人は私にこう言って来た。

「松島さん、私たちのラストライブで、パーカッションやってくれませんか?」

 え、なんで私?まあいいや、それもおもしろいかな。え、SD事業部の人たちがどっと来るって?だったらしっかりしたリハーサルをすべき? 

 マリーは言った。とにかく楽しみましょう。 

 私とクマさんの二人のスケジュールはなかなか合わずに、ライブ当日までまったくリハーサルができなかった。そこで、ライブ当日に深川座でのリハーサル時間を多くして、なんとか私がちゃんと曲を覚えてライブに臨むということになった。がんばれ私。 

  どうも記憶が曖昧で、当日の二人の楽器編成が正確に思い出せない。

 セシリアがおそらくピアニカとおもちゃのようなキーボードを担当したと思う。マリーは、音程の違うハンドベルをたくさん持ってきて曲のある部分に合うように、次々と持ち替えて演奏した。打ち込み機材を操作していたのは、どちらだったか思い出せない。実はまったく打ち込みを使わない曲もけっこうあって、もしかしたら、二人のうちどちらかがウクレレなども弾いていたかもしれない。ヴォーカルはマリーがメインで、セシリアがコーラス担当だったと思う。(記憶が曖昧で大変申し訳ない)

 松島が持ち込んだパーカッションは、コンガ、ダルブッカ(アラブのタイコ)、その他小物の打楽器たくさん、そして当時知り合いから預かっていた日本の和太鼓(祭り用の大太鼓)をバスドラムに使用した。(仙波清彦さんや横沢龍太郎さんのまねです) 

 曲は、短くて、かわいくて、メロディアスなものがほとんど。曲数は多くないので、短時間のライブだった。30分くらいしかやらなかったのではないだろうか。 

 歌は、二人ともあまりうまくない。でも、二人でコーラスをすると、独自なキュートな響きはあって、それなりに魅力的。ただ、楽曲の出来具合、そして 冷静に考えたときのヴォーカルのパワーを考えると、やはりむちゃくちゃアマチュアぽかった。もちろん演奏もうまくない。私は私なりに、リズムと効果音を鳴らして、無難にサポートしたつもり。(録音が残ってないので、どんなだったか自分で冷静に判断できません。あったら聴きたい)

 マリーとセシリアのお客さんは、10人ちょっとくらいしか来てなかったのではないだろうか。それに引き換え、SD事業部を始めレコード会社各社から大勢チェックに来ていて、20名以上が「業界ご招待」で入っていた。複数のレコード会社からマークされていただのだと、私はこのとき知った。 

  この日来ていた、ポリスター・レコードの女性ディレクターと後日話したことがある。

  「・・クマさんチームは、あのままではデビューはむずかしいですね。ただ、今までないタイプの女の子2人組なんで、そうだなあ、フランスのインディーズからメジャーに登ってきたようなユニークなユニットになるといいんだけど。良い楽曲がもらえれば、おもしろいかも・・」

なるほど・・である。まあ、そうだ。 

 ライブは終わって、私はまた、深川座の通常業務に戻ってがんばっていた。 

すると、クマさんの、セシリアだけがよく、お客さんとして深川座に来るようになった。もちろん観たいライブがあるから来るのだろうが、どうも私と何か話がしたいから来ているようでもあった。現場だから、いろいろばたばたしてるのだが、セシリアが来たのならと、なるべく話をしようと私も対応した。 

 あのね、私たち、やっぱり解散すると思う。たぶん別々に活動していくことになる。おたがい、すごくちがった二人だから、もともと意見も合わなかったんだけど、だからこそおもしろくなるかもしれないと思ったけど。でもやっぱりうまく行かなかったな・・ 

 セシリアはとりとめない会話をする。私としては、それに対して、どうすることもできない。セシリアのために、具体的にやってあげられることはない。・・・そうなのか・・・と聞いてあげるしかない。 

  でも、解散して、二人別々に活動したら地味なほうのセシリアは、なお不利ではないかな。少なくとも、デビューを目指すなら

 そう、二人からは、デビューしたい!という共通の願望は、すごく感じられるのだ。しかし、おのおのの子たちが、どういう音楽をやりたい衝動で活動しているのか、これがどうもわからないのだ。どうしても、これがやりたい!というものがないのに、二人ともデビューしたがっている。私は、自分の中で衝動的にやりたい事しかやってこなかったし、私にはデビュー願望と言うものが一度もなかったので、こういう子たちというが、よくわからないのだ。

 セシリアがやりたいことが、私に明確にわかるのならば、私にも手伝いようがある。しかし、そういうものがなくて、ただただデビューしたいのでは困る。私はそんな手助けできない。 

 しかも、デビュー願望はじゅうぶんにあるのに、もちろん「いわゆる売れ線」型でデビューしたくはないらしい。うーむ。 

ねえ、セシリアにとって音楽は何なの? 

『えーと、一番大切なもので、すべての人につながるための手段。私を表現するもの・・・』 

それは本心なの?抽象的すぎるよ、あるいは宗教かニューエイジ思想みたいだよ。 

『・・私、音楽でしか表現できないものがやりたいの・・・』 

いやあの、音楽はもちろんそういうものだけど、そういう話じゃなくて、どう言ったらいいのかなあ僕は君のことが、よくわからないよ。 

『でも、私は松島さんのことはわかるわ。深川座は大変なところでしょう?そして、私、松島さんはタナカさんといっしょにやらないほうがいいと思う・・・』 

 あとから考えると、セシリアの言う通りなのだった。 

 月日は少し流れた。セシリアの新しい活動の準備と言いうものは特に進んでないようであった。 

『あのね、松島さんとタナカさんが合わないのと同じで、私はマリーとは合わなかったの。私の友達は、マリーとはいっしょにやらないほうが良いと言った人がたくさんいた』

・・じゃあ、なんでいっしょにやってたの?・・・ 

『わからないけど、神様が与えた試練なのかなあってね』 

おいおい神様って、そんなに簡単に試練を与えるのか?

 セシリアにうっかり、私の自宅の電話番号を教えてしまったら、セシリアからしょっちゅう電話がくるようになってしまった。しかし、その内容はろくに覚えていない。大した会話をしてなかったのだろう。 

 深川座は、相変わらず人間関係が錯綜していて、私はそこで働く事に疲れてきていた。そんなとき、なぜかタイミングよく、セシリアは「松島さんはとても疲れているから、栄養のあるものを食べさせたいの。あのね、私ね、代官山に、とてもおいしくて栄養のあるいろいろな豆腐料理を出す店を知ってるの。松島さんを連れて行きたいと思って・・・」などと言い出すのだ。 

 セシリア、ありがとう。うーん、どうしよう、じゃあ、そのうち連れてってよ。 

 ある日、本当にセシリアと出かけた。私は自分の車を出して、江古田へ。セシリアは江古田の友達の家に遊びに行っていて、そこに迎えに来て、と言った。江古田で落ち合うと、車で代官山へ向かった。代官山のメインストリートに入ると、ああ、あそこ、細野さんの事務所だよ、とセシリア。 

(たしかに当時、細野晴臣さんの事務所「ミディアム」は代官山にあった。その2ヵ月後には鈴木惣一朗のマネージャーとなり、ミディアムにも出入りするようになる私だが、そのときは代官山に細野さんの事務所があるのも知らなかった) 

 クマさんチームは、業界ウケがよかったから、彼女らには、いろいろ業界情報がもたらされていたみたいだ。それに、セシリアは、ちょっとニューエイジ思想的な傾向もあったのだけど、当時めいっぱいスピリチュアルな傾向にあった細野さんのことが、かなり好きらしく、細野さんの動向には詳しかった。 

 豆腐料理屋さんは、その細野さんの事務所のそばだった。

 静かで落ち着く店内。その日はまた、雨が降っていたせいか、お客が少なかった。店内でテーブルをはさんで向かい合うぼくたち。きわめて有機料理っぽい豆腐料理のかずかず。けっこうおいしかった。セシリアはお酒が飲めなかった。私は何か飲んだはずだ。(車だったのにね) 

 ここでも、何を話したか覚えてない。お店の人が、丁寧に料理の説明してくれたのはなんとなく覚えてる。あと、なんとなく覚えてるのは、これって、ぼくら、デートなのかなあ、と思ってみたりしたこと。 

 食事を終えたら、私は車で来てるのだから、セシリアをお家に送って行くことになる。なんと、セシリアのお家は成城にあった。・・と言っても、大きなお屋敷のお嬢様、なのではなく、成城にある小さなアパートに住んでいるのだった。(そういえば、セシリアの実家は地方なのか、東京にあるけど1人暮らししてるのかも知らなかったな) 

 代官山→成城へ、車移動。なんだか、出来過ぎのトレンディ・ドラマみたいだ。成城の駅から、徒歩なら5分から10分くらいの場所にあるセシリアのアパート。お屋敷に囲まれてぽつんと建っていた。そこに車を横付けして、さあ、つきました。セシリア、おやすみなさい、だよ。

 ところが、セシリアが車を降りないのだ。どうした?と思っていると、なんとセシリアは私の左手を握った。そして、私の手を握りしめると、さらに私の手を自分のほおになすりつけて、なでたりするのだ。 

 おいおい、どうする気だ、なんかやばい雰囲気だなあ、と、思ったその瞬間!セシリアは私に抱きついてきた。 

 助手席のセシリアが運転席の私にのしかかってきて、さらに、自分の唇を私の唇に重ねてきた。うわ、本当?セシリア?私はびっくり。 

・・・・このとき、もし私がセシリアを抱きたいなら話は簡単だった。私からも強くセシリアを抱きしめ返して、髪でもなでながら、耳元でこうささやけば良いだけだった。「セシリア・・君の部屋へ行こう・・」 

 しかし、私は、このときまったく欲情してなかった。申し訳ないが、セシリアによからぬことをしようという気は起こらなかった。どうしよう、困った事になったなあ、というのが、私のそのときの正直な気持ち。しかし、すぐにはねのけるのは、あんまりな気がして、されるがままになっていた。

セシリアは大胆な娘か? 

 いや、きっと、ちがう。いきなり抱きつくなんて、すごい娘だな、と思うかもしれないけれど、逆に言うと、むちゃくちゃ不器用なやり方だよ。私にキスしてきたとは言え、それはまったく肉感的なキスではなく、とりあえず、唇に唇を触れてきた、という感じだし、ときどき唇を離しては、また、触れる、ということを繰り返していただけだ。セシリアの行動は、とにかくせいいっぱいのものだったのではないか。だって、本当にぼくを誘惑したいなら、もっと上手な方法はいくらでもあるだろう。 

 セシリアは、5分以上、私に抱きついてキスしていた。私は冷静だったから、車の外を人が通りすぎて、ぼくらを覗き込んでいたのに気づいた。うわ、いちゃついている、あれ、女の子のほうから抱きついているのか、などと思ったろうか?それとも、暗くてわからなかったかな。 

 私は、もしや、セシリアは処女なんじゃないかな、と思った。だからこそ、こんなに不器用なことをしてるんじゃないかな。 

 ひとしきり私に抱きついてしばらくすると、セシリアはやっと私から離れた。セシリアをみつめる私、私をみつめるセシリア。セシリアは気まずい顔をするでもなく、誘惑にのらない私に失望するでもなく、はたまた「ばかばか」とか言ったり、泣いたりもせず、私が、

こら、なんだよ、 

と言うと、 

キスしたかったの、と答えた。 

 私は、ちょっといじわるに、本当はこわいんじゃないの?と聞いた。彼女は、何も答えなかった。別に悪びれずも、恥ずかしがらずも、困ったりもしてない。私はしばらくしてから言った。 

 セシリア、もう寝なさい。 

セシリアは少しさびしそうだったけど、おやすみと言うと、やっと車を降りた。 

  セシリアセシリアセシリア  君は 

  大胆じゃなくて「おちゃめ」かな

  後日セシリアから電話がかかってきた。 

 あの日のことは、反省してる。 

『反省してる?おもしろい言い方だなあ』 

と思いつつ、反省しなさい、と私は言った。 

『だけど、反省して、どうするんだろう』 

とにかく音楽をやるわ、わたし。 

『うんうん、けっこう。やりなさい』 

しかしセシリアに、その具体案はないようだった。 

 私はついに深川座のごたごたと、問題人物タナカに愛想が尽きてきて、深川座を辞めようとしていた。そんな余裕がない私に、同じく余裕のないセシリアがときどき電話して来る。やさしく対応などできるはずもない。セシリアは私に何を求めて話していたのだろう。私はおそらくもうすぐ深川座を辞めるからブッキングのお手伝いもできないし、音楽業界には日が浅いから、セシリアを誰か有力な人に紹介することもできないよ。音楽でデビューしたいなら、もっと力のありそうな人をみつけなさい。(そして、プライベートにたよれる男性が必要なのなら、私ではない誰かをみつけなさい。だって・・・ごめんね・・・ぼくは君が特に好きではないんだよ) 

 ある日、何を頼まれたのか忘れてしまったのだが、(私はどうしてセシリアとの事の詳細をあまり覚えてないのだろう?) 彼女と電話で口喧嘩してしまった。 

 セシリアの中の「とにかくデビューしたい」願望がまたうずいていたようで、私に何らかの協力を求めていたのだったと思う。彼女が持ちかけたプランが、私にはぴんと来ないもので、しかも私がけっこうがんばらねばならないものだったのかな。セシリアの考えにどうしても共感できない私としては、引き受けるわけにはいかなかった。私は、自分とセシリアの考え方のちがいをとうとうと話し、たぶん彼女にそれ相応に「お説教」した記憶がある。ずいぶんと長電話したあと、セシリアは、もう私を説得できないと思ったのだろう。 

少し泣き声になって・・・・・ 

  もういい・・・さよなら・・ 

と言って、電話を切った。これが、私がセシリアの声を聞いた最後である。

 さて、今ネットで『世界最強クマさんチーム』を検索してみても、なにひとつ出て来ない。少なくともネット上では、そんなグループはなかったことになってる。個性派ユニットだったと思うのだが、もう誰の胸にもきざまれていないのだろうか?渋谷系ブーム前夜、あるいはモンドブーム前夜の「あだ花」だったのか? 

 たしかに、チボ・マットとかバッファロー・ドーターとか、女の子バンドのイメージを一新させるようなグループには絶対なれなかっただろう。でも、私はけっこうきらいではなかったのだ。

 セシリアや、セシリア、 

もし、何かのまちがいでこれを読んでいたら、連絡ください。会いましょう。そして、めしでも食おうよ。

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