しなくていい・しなくていい⑦「運動しなくていい」
テレビでやり手経営者の1日のルーティンを見た。
やり手社長はたいがい体を鍛えている。そしてそのやり手社長の年齢を聞いて驚いた。45歳だった。どう見ても60歳くらいに見えた。
それから注意深くいろんな人を見ていて気づいた。ハードトレーニングを日課にしているハードワーカーは、ひとりもれなく実年齢より老けている。そして本人は、自分は実年齢より若いと思いこんでいる。
もちろん、必ずしも若く見えることがよいとは思わないけれど、やはり健康的に見える人って年相応の外見をしてるし、15歳くらい老けて見えるというのは健康的ではないように見える。
僕はこう結論づけた。運動は健康に悪いと。
いや、適度な運動はいいのだとは思うが、昨今のトレーニングブームで、たぶん「適度」のハードルが上がりすぎているのだと思う。トレーニングのハイパーインフレが度を過ぎていると思うのだ。
きっと、人間にとっての適度な運動は、15分の散歩くらいがベストで、たぶんジョギングはもうハードすぎる。ウェイトトレーニングなどもってのほか。なのだと思っている。そんなんやりこむくらいだったら運動なんかしなくていい。そう勝手に結論づけている。
もちろん、老け込んでしまうのはハードワークが原因で、ハードトレーニングは関係ない可能性もあるとは思うのだが。