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MtGと私

はじめに

はじめましての方ははじめまして、そうでない方はこんにちは。
ゆうともです。

今回は旅行記、サイクリング記録ではなく、私が10年ほど前から遊んでいるMtG、マジック:ザ・ギャザリングについて、遊び始めてからこれまでを各エキスパンションで印象的なカードと共に振り返り、現在どうなっているか、これからどうしたいかを書こうと思います。
興味ある方、無い方も少しお付き合いいただければ幸いです。

※このブログは、ファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

MtGとの出会い(ラヴニカへの回帰前後)

MtGの存在を最初に認識したのは小学生高学年から中学生くらいの頃、ちょうど学校でカードゲームなるものが流行り始めた頃にマジック:ザ・ギャザリング(以下ギャザ)なるカードゲームが流行っていたのだが、当時の自分はギャザではなくポケモンカードゲーム(裏面が今のデザインと異なっていた頃の、当時のカード今も持ってたら高値になってたかも…)を遊んでいたのでその当時は触れず。
ただ友達が遊んでいる風景から洋風ファンタジーな世界観で気になる存在ではあった程度。

どこ行ったんだろ俺のリザードンデッキ

そこから数年、社会人(フリーター)になり、カードゲームというもの自体からすっかり離れていた中、弟が始めた『ヴァンガード』というカードゲームを少し触る機会を得、そこから少しずつカードゲームに触れることが多くなったのだが、この時点ではまだギャザに触ることはなかった。

盤面取れる優秀な子だった、インフレについて行けず辞めてしまったけど

そんな中ギャザに最初に触れたのは弟(また弟の影響なのだ)が買ってきたギャザの構築済みデッキで遊んだのが人生初マジックだった。

人生初回したデッキ
弟が使ったデッキ

最初遊ぶ前、中学の頃少し憧れていたゲームじゃん、という懐かしさと、まだこのゲームが続いていたんだという驚きが最初にあったのだが、クイックマニュアル等を見ながら実際に遊んでみると、そのゲーム性の高さ、カードイラストの美麗さにすぐさま魅了され、ハマってしまった。

今になって思うと、他のTCGにはあまり見られない要素、土地システムやインスタント呪文をはじめとしたスタックシステムなど数学的、論理的な要素があったのが知的な感じがして気に入ったのと、アニメアニメしていない絵画のようなイラストが当時の自分に刺さったのだと思う。

思い出の「おもちゃの店、バンビ」「おもちゃのはら」(~イクサラン)

最初は弟とスターターデッキで遊び、その後近所の中古ショップのストレージで安いカードを漁ってオリジナルデッキを組んで二人で遊んでいたのだが、色々調べていくうちにスタンダードに興味を持ち、MtGを扱っているお店に行ってみることに。

初オリジナルデッキのエース
上にこれとか
これを貼り付けて殴る、以上。
ピン除去とか知らない

最初に行ったお店は柏崎にあるおもちゃの店、バンビ。
当時柏崎の大学に弟が通っていた縁もあり、ギャザやるならここがおすすめと聞いて行ってみることに。
店内はギャザのポスターやサプライ、パックなどが売っている他、パズルやおもちゃなどがひしめきあっていたと思う。

そこで出会った方々から「ブースタードラフト」(新品のパック3つを参加者が購入、パックから1枚ずつカードを選んで取っていき、最終的に取ったデッキで即興デッキを作るという遊び方)や、「EDH」(統率者という伝説のカードを1枚選び、そのカードと同じ色(属性みたいなもの)の99枚、計100枚でデッキを組むという多人数戦での遊び方)を教えてもらい、ここでマジックの基礎的なものを学ぶ。
バンビはほどなくして閉店してしまったのだが、バンビ閉店後も「ウカツの森」等でドラフトは定期的に開催していたのだが、遠方であったこと、後述するおもちゃのはらがメインコミュニティになったこともあり疎遠になってしまった。
皆さん元気にまだマジックやっているだろうか。

初EDHジェネラル、初心者の私は戦闘をコントロールできるこいつが最強と思ってました
※もちろんボコボコにされた

というわけで話は「おもちゃのはら」に移る。
このお店には本当にお世話になった。
今でもこのお店で知り合った方々とMtGコミュニティを築けており、途中休止、ほぼ引退状態だった期間(後述)があったにも関わらずこの年までギャザを続けてこれたのははらさんのおかげだと思う。

おもちゃのはらに入店したのはギャザを始めて少しした頃、ちょうど「ギルド門侵犯」(ラヴニカの回帰ブロックの2つ目、自分が本格的にパックやシングルを購入するようになった製品)が発売して少しした頃だったと思う。

ここから本格的にスタンダード始めた

お店の中はおもちゃが壁沿いにぎっしり、ショーウィンドウの中にギャザのカードや高額パックが陳列されている感じでおもちゃの店、バンビと近い雰囲気。
最初入ってきょろきょろしていたらおじさんからトレードか何か目的の輩だと思われ、「トレード目的なら帰れ」と怒られてしまったのでさっさと出てしまおうと思ったのだが、ちょうどその時店内にいたプレイヤーの方が声をかけてくれたおかげでなんとか店内に留まることが出来た。
思えばこのお店のコミュニティに所属することが出来たのは、この時声をかけていただけたからだと思う。ありがとう川〇さん。

その後色々アドバイスなどもらいつつ、ゲームデイ(今でいうところのストア・チャンピョンシップ、新製品発売後のスタンダードイベント)に参加したのを皮切りにプレリリース、ゲームデイ、グランプリ等の小型・大型イベントにちょくちょく参加するようになったのである。

※スタンダード:直近2年間(最近3年間になった)の製品のみが使用可能なレギュレーションでの構築戦、より広いカードプールとしてパイオニア(ラヴニカへの回帰(2012年10月)以降の製品から使用可)・モダン(第8版(2003年7月)以降の製品から)・レガシー(一部禁止カードを除く全ての製品が使用可)・ヴィンテージ(アンティにまつわるカード等よほど特殊な事情が無い限りは全てのカードが使用可)・パウパー(コモンという一番希少度が低いカードのみ使用可)がある

※プレリリース:新製品発売一週間前に行われる発売記念イベント。新商品を使ったシールド戦を行い一足先に新製品で遊べる

※シールド:マジックのパックを6つ使い、開封したカードで即興デッキを組む限定戦

初めてのスタンダードイベントはこれを2つ買ってデッキを組んだ気がする
ボロスアグロとかのウィニー系は今でも好き
当時相手にして滅茶苦茶やられた
上にブリンクされてライフは回復されるは3/3出るわでどうすりゃいいんだと思った気がする
テーロスブロックで一番好きなカード、ドラゴンはカッコいい
タルキールからマルドゥ・カラーが好きに、上はその頃一番打った呪文
戦乱のゼンディカーはこいつが滅茶苦茶強かった、今は放浪皇のほうが上か…
このナヒリ好きだった
今でも強カード、マルドゥ機体組んで遊んでた
禁止後はキランの真意号に
今でも好きなカードの1枚、PWはギデオンとチャンドラが好き
あまり真面目にやれなかった時期の強カード
倒してもリキャストされるしどうすればいいんだと途方に暮れる強カード
イクサランで一番好きなカード
コントロールには滅法強い、はず

おもちゃのはらを中心に遊んでいた時はスタンダードとリミテッド(ドラフト、シールド等の限定戦)を中心に遊んでいたのだが、はらさんも数年前に無くなり、コミュニティ消失の危機になったのだがそんな中おもちゃのはら常連の一人が元々行っていたドラフトグループが一部受け皿となり、今に至る。
以下のリンクはそのコミュニティが出しているyoutube動画である。
今もリサイクルドラフトという新しい遊び方を模索していたりするので興味があれば見てほしい。


ライフスタイルの変化、そして半ば引退(~エルドレインの王権)

おもちゃのはらが無くなった後、スタンダード等のイベントへ出るモチベーションが少しずつ下がってきてはいたものの、主にドラフトを中心に、たまにグランプリ等大型イベントに付いていくくらいのテンションでマジックとゆるく付き合っていたのだが、エルドレインの王権が発売した頃、折しもMtGアリーナが本格サービス開始しデジタルで本格的にマジックが遊べるようになった頃、グランプリ・名古屋2019を最後に店舗イベントへの参加を完全に行わなくなってしまった。

※MtGアリーナ:PC、スマホで遊べるDTCGアプリ。
 MtGが遊べるオンラインゲームとして代表的なものにMagic Online(MO)があるが、ほぼすべてのカードプールがある反面基本テーブルトップを再現している、悪く言えば地味なUIと違い、アリーナは派手なエフェクト、音声でデジタルゲームらしいギャザ体験ができる。
 筆者はMOもかじっていたことがあるが、今はアリーナ専になってしまった

当時苦労して4枚揃えた
当時苦労してry
書いてあることが全部おかしいカード
自分のカラーではないので使われる側
書いてあることが全部おかしいカード
当時高かったのでグランプリは黒単で出た

それというのも、カードゲーム以外の趣味(サイクリング)を始めたことや、親からの結婚に対するプレッシャー等もあり、いつまでもカードゲームしてる歳じゃないよなぁ、となんとなく考え、当時はもう第一線・現役でやるというテンションではなくなったのが大きいと思う。

また少し後、妻と知り合い、付き合う時間が多くなるにつれMtGから離れていき、コロナ禍や結婚、転勤・昇進を機にほぼ完全に引退状態になったのである。

今考えれば既婚者でも年上でもそれぞれ大なり小なりあれど、MtGを続けている人は大勢いたのに自分の中でなんとなく結婚したんだから、仕事が忙しいんだからギャザみたいなカードゲームなんてもうやるなよ、と自分に勝手に制限を課してしまっていたような気がする。
ただそのおかげ(反動?)で今、MtGの楽しさ、素晴らしさを再認識できているともいえるのかもしれない。

色々あって復帰(~ブルームバロウ)

そんなこんなでおよそ3、4年ほどMtGから離れて生活していたのだが、ここ最近色々あって再開したのがつい最近、カルロフ邸殺人事件から再びギャザに向き合うことになった。

※何があったかは以前のブログを読んで頂ければ察して頂けるかもしれない

MtGアリーナのエクスプローラー(アリーナ限定フォーマット、ほぼほぼパイオニアだが一部カードが足りない)だけは細々と続けていたので鏡割りの寓話や黙示録シェオルドレッドなどのパワーカードだけは把握していたが、最近のカードプールはほとんど把握できていない状態でのリスタート。

赤をやる理由の一つと言われるほどのパワーカード
対処されなければ速やかにゲームが終わる

本格的に再開するとしてもローテーションが数か月後に迫っている中だったので先ずはパイオニアをやろうと思い、当時流行し始めていたラクドス吸血鬼を握ることに。

対処されなければ速やかにゲームを終わらせる上、強力な除去耐性も備える
こいつのおかげで上が最速3ターンで出てくる

MtGアリーナでラクドス吸血鬼を組み、半信半疑ながらもブロンズランクからランク戦を行うこと数日、あっという間に初のミシックランク到達。

初ミシックの瞬間

そこから今現在まで構築はミシック1,200位以内に4ヶ月連続で到達、リミテッドもダイヤ帯までは来れるようになった。

またアリーナダイレクト(ゲーム内イベントで勝利すると実際の製品がもらえるイベント)のおかげで、無課金で製品のBoxをもらうことも出来た。

実際に届いた箱

紙でもラクドス吸血鬼を組み上げ、パイオニアのイベントにそこそこ顔を出すようになり、以前から知っている方、初めて会う方と楽しく戦うことが出来るようになった。

マジックのいいところはライフイベント等をきっかけに離れることがあったとしても、再び戻ってきたときは皆暖かく紳士的に迎えてくれることが一番いいことだと思う。

色々あって辞めて、色々あってまた復帰した自分みたいのでも迎えてくれる場所があるから、戻ってこれた。
また、再び趣味に向き合わせてくれた妻のおかげでもあると思う。

マジックを通して、自分の好き、大事なものを気付かせてくれてありがたく思う。

これから

ギャザ含め、自分や周囲、今までのことを振り返り、考える時間を多く頂いた数か月を過ごさせてもらった。

そのおかげで自分にとって大切なこと、大切な人、大切な時間を振り返ることが出来た。

これからまた何らかの形で社会に復帰するとしても、この期間で気づけたこと、大事に思ったことは忘れないようにしたいと思う。

そして、一度は完全に離れてしまったけれど、これからもゆるく、長く、たまにnoteを書きながらギャザは続けていきたいと思う。

先ずはスタンダードのデッキでも組んでみたいが、パックとドラフトで集まった清掃人の才能を活かすデッキでも考えてみるか、というところで、今回は終わりとする。

追伸:ブルームバロウはドラフト環境がMH3の次くらいに好きなエキスパンションで、絵柄もかわいいのでこれを読んで興味を持ったかたは少しでも触れていただけると幸いです。


かわいい動物たちがいっぱいなので目に優しい

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