
テクノロジーが仕事を奪う幸せな未来
私が学生の時、薬剤師の仕事は機械化が進み将来的になくなってしまうと言われていました。
当時言われていた予想よりも時期的には遅れているものの実際現在の調剤機器の発展により、薬剤師の仕事は大きく変わろうとしています。
しかし、そのような状況の中で薬剤師の仕事がなくなるという感覚があるかというと全くそのように思わない現状があると思います。
現在は、AIなどの技術の進歩により薬剤師に限らず様々な仕事がAIに奪われると言われています。
先日もGoogleが乳がんのX線撮影像による識別の精度が人間を上回ったことを発表しており、イギリスではチャットボットによる診断アプリの開発やアレクサに話しかけると「偏頭痛の治し方」などの医療情報を提供してくれるサービスが実施されています。
このような技術の進歩に仕事が代替される可能性が高まるようなニュースを見るたびに、僕はとても嬉しく思っています。調剤機器の進歩によって、薬剤師の仕事が機械に代替されつつある現状でもそうですが、機械が今やっている仕事を奪ってくれるのであれば、自分たちは機械に仕事を任せてもっと創造的で面白い仕事をすればいいと思うのです。そう思うとこんなにワクワクする話はありません。
先日読んだ、落合陽一さんと堀江貴文さんの共著書「10年後の仕事図鑑」には、これからの仕事は2つのパターン分かれる書かれていました。
◉「やりたい」という自分の中に目的や動機を持って、テクノロジーやスキル、人脈、自分の時間などあらゆるものを講じて実現に向けて行動する、そしてそれを仕事として社会価値として還元していく仕事。
◉テクノロジーが示す最適解を実践して効率的、効果的に社会に価値を還元していく仕事
この2つはどちらがいい悪いという話ではなく、どちらの働き方をする人も同じくらいの重要でそれぞれ役割が異なっているというだけのことで、大切なのは自分がどちらの役割を担うのかを自らの置かれた状況(仕事、家族の介護、育児、趣味など)に応じて意思決定することだと思います。
この意思決定は自分の現状に応じて流動的に変化する(1年~数年スパンで毎日フラフラ変わるものではない)ものだということを前提に、今自分のもつ様々な役割を担う中で、それぞれの役割をどのように実践したいのかを、コロナの影響で生まれた自宅で過ごす時間を使って考えることができればいいなと思います。
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