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シムビコートタービュヘーラーの先発品・後発品の違いについて

喘息の患者様に良く使われている吸入薬。
昔は吸入薬のジェネリック医薬品はありませんでしたが、最近は吸入薬などの外用薬にもジェネリック医薬品が発売されています。
内服薬は添加物が違うだけで、服薬するといった行動は変わりないので服薬指導も比較的容易ですが、外用薬のジェネリック医薬品は使い方も違うことがあり注意が必要です。
今回は咳の症状でよく使われるシムビコートについてまとめてみました。

シムビコート吸入薬一覧

ジェネリック医薬品は3社で発売。
先発品とジェネリック医薬品では初回予備動作が3回と4回で事なる為、
ジェネリイク医薬品への変更時は説明が必須となりますので注意しましょう。
また、ジェネリック医薬品には上部の吸気口が1か所しか無いようです。
先発品では上部の吸気口が2か所あり、それによりより乱気流を起こして薬剤を微粒子化しているようです。
肺内に到達させるためには空気力学径0.5~5μmでないと到達しないようですので、構造の違いで効果に差が出るかもしれないので患者様の症状によっては注意が必要かもしれません。
また、先発品のクリップフォルダーは後発品には使えないようなので注意が必要です。
インターネット上では、日本ジェネリックの後発品は患者様資料が充実しており、服薬指導に役立ちそうです。
患者様にお勧めする際や、ジェネリック医薬品を採用する際の
参考にしていきたいと思います。


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