
苛性ソーダNaOH何に使うの?
苛性ソーダは、毒物及び劇物取締法の医薬用外劇物に指定されており、強い腐食性と急性毒性を有する危険物です。
苛性ソーダは皮膚の熱傷や視力の低下、気管の炎症など、人体に悪影響を及ぼす劇物です。 安全に取り扱うために保護メガネや保護手袋などの保護具を正しく着用し、万が一皮膚に付着した場合の救急処置を頭に入れておくことが大切です。
苛性ソーダを取り扱う場合は、万が一の飛散や付着に備えて以下の適切な保護具を必ず着用しましょう。
保護メガネ
保護手袋
ヘルメット
長靴
前掛け
保護具着用時は、破損がないかどうか必ずチェックすることが大切です。
固形の場合は少しずつ溶かす
苛性ソーダをフレーク状など固形で保管しており、使用時に水に溶かす現場では、少しずつ溶かすようにしましょう。
一気に多量の苛性ソーダを水に入れると突沸状態になり、飛散の原因となります。
苛性ソーダは石鹸作りや中華鍋の油を掃除するために使う
応急措置
吸入した場合
空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
皮膚に付着した場合
直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと、取り除くこと。 皮膚を流水、シャワーで洗うこと。汚染された衣類を再使用する場合には洗濯すること。
眼に入った場合
水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
飲み込んだ場合
口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。