【メンズカジュアルの基礎②】選ぶべき色
お洒落ではないけれども、ダサくもないファッションでよいという時、心がまえとして「身だしなみ」と考えることは、前回お話しました。今回は色について。では早速ー。
メンズカジュアルで選ぶべき色はベーシックカラー(コーディネートする上で邪魔にならない色、主に無彩色のこと)に限ります。
表を見てください。ほどほどを狙うみなさんは、上のエリアの5色のみに絞って洋服を選んでください。
オススメするベーシックカラー
1.ネイビー
2.ブラック
3. グ レ ー
4.ホワイト
5.ベージュ
表の下のエリアは、お洒落を目指す必要がないと思っている人は避けてください。ここは、男性と女性で大きな差があります。女性は下のエリアに関心が高く、女性目線でアドバイスを受けると得手して下のエリアのものを「指し色」「カワイイ」「ワンポイント」「地味過ぎはダメ」と勧めてきます。危険です。余談ですが、女性が選んだネクタイを男性は着用したがりません。単純に派手だからです。目立ってしまうからです。可愛すぎるからです。また、夏になると日本人は急にだらしなくなります。学校時代の夏休みの影響でしょうか。ほとんど部屋着状態になる人多数です。Tシャツやポロシャツであっても、決して下のエリアのものは選ばないように。たまに皮肉りますが、ゴルファーにならないように気をつけてください。TVタレントでもなければ、スタイリストやインフルエンサーでもない普通の人であれば、必ずベーシックカラーのみでコーディネートをすることが大事です。
ちなみに、ベーシックカラーを構成する中の無彩色とは、彩度がゼロの色つまり白と黒、濃淡にかかわらず全ての灰色のことです。
実は世界的デザイナー自身のファッションは、ベーシックカラーを中心としたものばかりです。
●ジョルジオアルマーニ
●キムジョーンズ
●ドリスバンノッテン
●クリスヴァンアッシュ
●ディーン・ケイティン&ダン・ケイティン
●ルーク&ルーシーメイヤー
といった具合です。男性デザイナーは特に地味です。仕事柄、多くのデザインや色扱うために、それらを邪魔しないようにしているのか、自身が落ち着くのか分からないですが、ほどほどでいいと思っている人は参考にしてみてください。次回はさらに掘り下げます。
普通の格好でいいという人のために。