【メンズカジュアルの基礎③】選ぶべきもの(通年)
前回は色についてお話しましたが、今回はものについて。ですが、本題に入る前に、基礎知識として最低限知っておく必要がある項目を事前にお伝えしておきます。
●心がまえ
●色
●もの(アイテム)
●素材(季節)
●サイズ(シルエット)
●TPO
それでは、実際どのようなものを選んでいくべきなのか解説していきます。
前回お洒落を求めていない人は、ベーシックカラーに絞って洋服を選ぶようにオススメしましたが、そのベーシックカラーのパレットに沿って「もの=アイテム(今回はカジュアル)」をあてはめていけば、割りと簡単です。俗にいうカジュアルを代表する定番アイテムのみで、ひとつのパターンを例に早速やってみましょう。
•グレー:パーカー
•ホワイト:コットンシャツ
•ネイビー:デニムパンツ
•ブラック:小物
(ベルト、シューズ、ソックス、バッグ)
となります。つまり、
•トップス=ホワイト、グレー
•ボトムス=ネイビー
•小物=ブラック
スウェットパーカー
オックスフォードボタンダウンシャツ
インディゴデニムパンツ
クロノグラムウォッチ
バックパック
コットンソックス
メッシュレザーベルト
ローテクキャンバススニーカー
といった感じです。今回はあくまで一例ですが、ほどほどのスタイルにはなるので安心してください。以下細かい解説です。
①アイテムの色は、ベーシックカラーの中であれば、変更しても問題なしです。3色使うのでなく、2色に絞ってもいいでしょう。しかし、全身真っ黒などの1色のみは手強いので避けてください。
②実は定番アイテムはそれを象徴する色=ベストカラーがあります。なので、なるべくそれを選ぶほうがしっくりきます。
③40歳以上の方は、色はそのままで、パーカーをセーター、靴をローファー、バッグをクラッチにすると大人の身だしなみとして十分成立します。その際ローファーは必ず丸みのあるものを選んでください。3つのアイテムを変えるのが面倒ならば、ひとつだけでも。
スーピマコットンセーター
レザークラッチバッグ
コインローファー
④お気づきの方もいるかもしれませんが、ほとんど全てがコットン素材です。パーカーやセーター以外、基本通年着用できます。もう5月ですから、トップスはシャツのみで構いません。夏や冬は多少変わってきますが、それはまた、素材の話を含めて次回以降に。
掲載したブランドは、「長い歴史、こだわり、サスティナブル、エシカル」を基準にピックアップしてみました。当然、定番とよばれるアイテムですので、ユニクロや無印などのファストファッションでも揃えることができると思います。今後は、消費=投票と考えて、また以前お話したSDGsを考えて、自分が共感するブランドを選び最小限の量を末長く着用することが重要だと思います。
普通の格好でいいという人のために。