21.11.24(水) 5.後楽園ホール
1.ロビー・イーグルス - YOH (6点)
全敗してもいいもんね。毎回のYOHコレクション観られればそれでいいもんね。ふーんだ。そんな気持ちは完全にすっぱい葡萄でした。やだ! やっぱり勝つとこみたいもん! ヒャッホー! 初! 勝! 利! なんてテンションをバカのようにかち上げてる場合ではないのですが。でも嬉しいね。綺麗な勝利っていつぶり? 4月のダイレクトドライブ初披露以来? うわぁ……(ドン引き) 怪我前も負けっぱなしで気持ちよく勝ったの本当にいつ……ほんとに……長かったなあ。ガチでこの期間の長さに想いを馳せると泣いてしまいます。長かった……。試合の方はロビーにリードされながら復帰後凄みを増してるトラースキックで食い下がりながらのファイブスタークラッチ。ロビーがバクステで言及してくれてますが、コレが鬼門ですよね。BOSJ26もJrタッグリーグの3KvsBOPも。バク転ムーブが読まれてるのを見て嬉しくなりました。こうやって攻防が派生していく、洗練されていくのがシングル戦の楽しさだよな、と。そしてコレからは、今まで一致していなかった力が正しく駆動する瞬間を待つのが楽しみになります。身体と感性、なにもかもがぴたりと一致した時こそダイレクトドライブの決まる時なんじゃないかしら。それまでにドラゴンスープレックスホールド、アウトオブプリントも発揮されてればいいのになと願っています。
2.金丸義信 - SHO (5点)
2年前の対決ではエビフラ……ヤングライオンぶつけんぞされてリングアウト負け。顔にかけられたり、股間潰されたり、なんだか散々というか、苦手意識があってもおかしくないな、と思っていた金丸さんに、悪い子になったSHOくんが初挑戦! ってことでもうそんだけで好きポイント高まりますよね。どうなるんだろ、からの入場中襲撃。北の前の方で見てましたので、赤コーナー入場口からかっ飛んでくるノブさんが目の前を走り去って行きウケる。そっからずっと笑ってた気がします。「入場の途中だったのに!」って叫んだり、レフェリーに「入場の! 途中!」って駄々捏ねてたり……なにもう、かわいい。試合時間は8分8秒と、かなりあっさり決着が着きましたが、その後のスパナ交わして因果応報を味わわせるノブさんまで見て満足感すごい。なのにこんなバクステまであっていいんですか!? お得すぎない? オタク得すぎない?! だいじょうぶ!? SHOくんの「おのれ」はサッカーボールキックの時とか、鉄柵に振る時とかにも言ってますけど、こんなバクステおもしろコメントとしてピックアップされるとは思わず。試合中に「おんのれぇあ!」みたいに雄叫んでいる時は「おどりゃあ」かなあと思ってしまっえいた広島出身者です。「おのれ」でも「おどりゃあすどりゃあ」でも「貴様」でしょうから意味は一緒か。正直なところ、試合中に命乞いする情けな可愛いムーブも小物感というより「ありとあらゆる手段を講じて」の一環だと思うと愛おしみが増しますネ。でもね、効く相手と効かない相手がいると思うのよ。ひとつ負けてのマーダーマシンが、HOUSE OF TORTUREがコレからどうなるのか。楽しみです。
3.田口隆祐 - マスター・ワト (4点)
同門対決デーの一発目が本隊のタッグパートナー対決。ごめんなさいね〜! といいつつ真面目に試合する田口さん怖いわ。真面目にやってるはずなのに笑いが起きるの嫌いじゃないわ。好き。なんとなくワトさん行けそう? って途中から思ってしまい田口さんを応援しつつ見てしまってました。ワトさんが勝ったのは嬉しかったんですけどね。公式戦第一試合がコレなのがいいんだな、と思いました。試合結果とその後含めてちょうどいい試合。それにしても田口さんのコメントやスマホサイトの日記がすごくイイ。デスペラード選手は「どこか悪いところでもあるんか」と言ってましたが、「何か変なもん食べた? 食べたならずっとそれ食べよ?」みたいな感じですね。いやごめんうそ、いつもの田口さんが大好きなので、ずっとこうだと困ってしまいます。カッコいいのにかっこいいとか困ってしまう。
4.エル・デスペラード - DOUKI (3点)
2021年の今この時に、この同門対決でやるべき試合、って感じで好きでした。間違いなくステップアップした両者が今の状態をしっかり見せることができている試合というか。ルチャの土俵じゃ敵わん、といいつつ終始圧倒してたデスペラードがお見事という感想です。チャンピオンらしさ、貫禄、しっかりでてました。それに対して弱そうには見えなかったDOUKIさんも好きでした
5.石森太二 - エル・ファンタズモ (2点)
最後がな〜! 最後がなければな〜! という気持ちと、最後がいいんじゃん!? という気持ちがせめぎ合っています。アイムソーリー、アイラビューからのノー‼︎ シューズへの異物混入ネタが細やかで、ムーブは派手で見栄えがして楽しい試合でした。ただ、なんとな〜くこのBOSJに於ける諸々がELPの去就にきなくささを感じさせるような……気のせいだといいのですが。
6.高橋ヒロム - BUSHI (1点)
なんでこの試合順? とか。なんでメインだけゲスト解説? とか。なんかそういうモヤモヤがあって、感情面でマイナス好きポイントからスタートの逆下駄履いてるカードではあります。認める。そしてそのモヤモヤを覆すような好きポイントがあったかと言われれば無いわけで、そのままこの位置。毒霧の時はテンション上がりましたし(それは少しずつ世界が良くなっていくのだという実感に繋がっているからだと思います)BUSHIさんが勝ってれば「お?」と思って上に上げてたかもしれません。試合が普通に良かった、だけで。なんというかモヤモヤは晴れず、でした。まあでも、最大多数の最大幸福とかそう言う意味なんであろうなとも理解しています。人気は正義。試合順も。解説も。毒霧はバニラのかほり。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?