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スターウォーズ、全部観る
2020年6月のPS+の月毎無料ダウンロードに「スターウォーズバトルフロント2」が来たのが発端だった。
元々SWのファンではない自分は当初乗り気でなかったのだが、友だちに勧められプレイし始めた。
ハマった。
COOPのワラワラ感、TPSなのに銃より剣が(PSありきで)強い独特のノリ、コストを稼いで有名キャラに「成る」というかつてないキャラゲーシステム、世界観を優先した荒々しいバランス。
楽しい。
SWBFの話はまた別の機会にするとして、あまりにも毎日プレイしたために、原作をもっと知りたい思いが膨らんできた。
この時点で私が視聴済みだったのはep1、4、5、6、7という歯抜けにもほどがある状態で、アナキンがどうやってベイダーになるのかも、レイとフィンのその後も知らぬままほったらかしていた。
というわけで一念発起してCGアニメを除く全作品を見たので感想をまとめてみた。
見やすい順で並べてみたが、視聴順ではないので多少の矛盾はあるかもしれない。
スターウォーズep1見直した。アナキン登場前の記憶失ってた。
— くすのき (@kusunoki7100) July 11, 2020
全体的にラッキーマンみたいな展開が多い。
絵作りも含めて対象年齢が低い感じなのはなんでなんですかねえ。
普通に考えてep456時20代だった公開当時40代がターゲットだと思うんだが…。
ep2。全体的に画が野暮ったい。
— くすのき (@kusunoki7100) June 10, 2020
なぜそんなにカーチェイスしたいのか?
話が断片的で、主人公の闇堕ちに対して寄り添うのか、俯瞰するのか、どっちつかず感。
主人公サイドが全員ドジすぎる…。
オビワンがヒロインじゃんこれ。
この時点で既にディズニーぽさある
かしかし、アミダラ(ナタリー&真綾)の輝きがすべてを許させる。腹筋が素敵!
— くすのき (@kusunoki7100) June 10, 2020
バトルオーダーにアミダラなんでおらんねん!!いろよ!!
ジェダイ評議会、ソーシャルディスタンス守ってて好感持てる
— くすのき (@kusunoki7100) June 14, 2020
スターウォーズep3、アクション増えててテンポ良いし1、2よりはだいぶ面白い。
— くすのき (@kusunoki7100) June 14, 2020
アナキンの葛藤が無理やりというか、共感するところがないんよなあ。なんだよ予知夢って。
ドジな師匠と陰キャ弟子の師弟愛憎は良いがオビワンがトドメをさせないという描写ほしかった…。
善悪に見えたものは「政局」で結局は「戦争に善も悪もなかった」というそれ自体は良いけど、その題材はその後の話が台無しなんじゃないかと思ってしまうが、ここは逆説的にこんな事があったとて民主主義と善を信じる価値観に裏打ちされとるのかなあ?
— くすのき (@kusunoki7100) June 14, 2020
神話的な英雄譚の前日譚を作るために、話を卑近にしてる感じが全体的にするんよなあ。
— くすのき (@kusunoki7100) June 14, 2020
アナキンはかわいそうなメンヘラ、ヨーダ意味深なこと言って事態を全然改善させないポンコツ。
謎多き皇帝がこんなセコい政治屋なのも悲しい…。
寄り気味の絵作りはあんまり好きじゃなくて、
— くすのき (@kusunoki7100) June 14, 2020
特にアクションがなあ、2005年公開ですからねえ。
マッハが2004年でストレンヂア2007年であることを考えると流石に前時代的かなあと。
やたら四肢切断が多いのは、前作オマージュなのか、ルーカスの性癖なんですかねえ。
スターウォーズというとんでもないアイディアに溢れた作品の正当続編で「姫と子をなすが、闇落ちするも育った子に倒される最強の悪役」のゼロ話という最高のモチーフと考えると、少々勿体ないなというエピソード123でした。
— くすのき (@kusunoki7100) June 14, 2020
オネショタのショタが、グッドエンドの先におねーちゃん大好き故に闇堕ちする話かと思うと悲しい。
— くすのき (@kusunoki7100) July 11, 2020
あと大きな椅子に座って保守的になってるヨーダより、辺境の惑星で自給自足してたヨーダの方が生き生きしてたなって思うと悲しい。
スターウォーズep4観た。20年ぶりくらいかなあ?
— くすのき (@kusunoki7100) June 25, 2020
話が王道ファンタジーなのは散々語られてると思うけど、これまでの積み重ねがあるにせよこの1977年(!)にこのビジュアルと完成度で出てきたのは異能としか言いようがないなあ。
後年に与えた影響が莫大すぎて、客観的にはもはや見れないすね。
テンポ異常に速い!
— くすのき (@kusunoki7100) June 25, 2020
ルークの飲み込みも速い!
レイアのキャラ攻めてる!
急にルーク戦闘機乗りこなすのな!
(一応フォローしてるけど)
あと123で前日譚が描かれたことにより、オビワンがルークに嘘交えて父親を語るくだりとか、一言しか語られないベイダーとオビワンとの師弟関係とか、補完されてドラマがあるかのように感じる効果ずるい。ベイダーお面効果で葛藤してるようにも感じるの反則だよな。
— くすのき (@kusunoki7100) June 25, 2020
スターウォーズep5。
— くすのき (@kusunoki7100) June 27, 2020
ファルコンの狭いとこ擦り抜け空戦は後世に影響与えてるなあ。
雪原密林都市とシーンのバリエーションが上手い。
中だるみしがちなところを、恋愛要素、裏切り、ネタバラシなどで飽きさせない。
長尺殺陣はそれ自体は割と単調だけどシーンの明暗つけることでカバーされてる感
ハンソロの口説き、吊るされるルークと、逆立ちルーク、ヨーダの嘘と、カルリジアンの嘘、悪夢のベーダーと現実のベーダーと反復が多い作りですね。前作のイケイケドンドンとはまた違う印象。
— くすのき (@kusunoki7100) June 27, 2020
あとコマ撮りアニメのレベルが前作より格段に上がってる感
緻密なマット画もたくさん堪能できる。
456はキャラモノとしてめちゃくちゃ上手いなあ。
— くすのき (@kusunoki7100) June 27, 2020
ヨーダのキャラ付け凄い。
ルークが善悪をどうやって見分けるのか?と、問いかけるが、ベーダーをめっちゃdisるヨーダからあまり善性は感じないw
ルークに信じろと言いながら自分はすぐ諦めるヨーダ。
もはやカジュアルに死者と会話してるのが凄い。
スターウォーズep6
— くすのき (@kusunoki7100) June 28, 2020
公開時母と劇場で観た。オタクになるわそりゃ。
基本全編にわたって話を複数同時進行する事でかったるい部分をカットする手法で徹底してるなあ
結局、善=親子愛、悪=負の感情として幕を閉じる。名作によくある行き当たりばったりが全て上手く行くフォースの流れ感じる…。
ラストを飾るにふさわしい超絶技巧の数々!
— くすのき (@kusunoki7100) June 28, 2020
ジャバ編の謎のインパクト!
森スピーダー戦のスピード感今見ても凄い!
後々のエーコン、ギャラクシアン3と連なる偉大なるトンネル潜り!
ちょっとしか出てこない大盤振る舞いの超緻密マット画!
逆にCG無しでこれをどうやって作ってるか分からない!!
SW俳優達は、その後大ヒット作品にありがちな闇落ちしてなくて良いですね。
— くすのき (@kusunoki7100) June 28, 2020
マークハミルかなりアクションやってるよなあ
若ハリソンフォードは佇まいがシュッとしててカッコイイ。
ラストのアナキンの変更は無粋だな。ある種無残なダースベイダーの素顔が死して回復するのが救済感があったのに。
散々語られてるとは思うが、456のロケの良さと空間の広がりみたいなのが123に無くなったのは、ブルーバック等によって結果的に「失われたもの」を考えさせられるなあ。全体的によりがちになるのは単純に「背景込みでフレーム決めてない」ということが要因なのかなあ。
— くすのき (@kusunoki7100) June 28, 2020
ep7再見。ここでスターキラー?ブッパされて共和国が滅びてるのね。アクシズ落とされたあとみたいな。
— くすのき (@kusunoki7100) July 12, 2020
急にレイが伝説の勇者みたいになるのと、ルークが引きこもってる場所の地図を奪い合うというのがピンとこない。
スターキラーあっさり壊せすぎ。
砂漠の惑星の絵作りが全体的にかっこいい
「お約束」を拒否る、という展開のが反復される。
— くすのき (@kusunoki7100) July 12, 2020
メタ続編的な感じと若者描写なんかな。
ハンソロの描写は良いですね、再開した嫁の髪型褒めたりとか。
カイロレンはルークが反転したキャラなんかなあ。
レイとフィンがふんわりしてしまってるよね。
スターウォーズep8観た。
— くすのき (@kusunoki7100) June 18, 2020
続編史上最高ファンサ。SWってこういうノリだよねと。
特攻、決闘、血縁。
現代最高の技術で昔の特撮っぽく安さを出す最高の贅沢!
ヨーダがいかにも造型品ぽくクシャッとなる!
盛り盛りでベタな画作りは外連味あるし、やりたい放題だが、アクションは特筆するほどでは。
前作同様ディテール集合体。展開が早くて構成がテクくて観れるが、じゃあグッとくるかというと…。
— くすのき (@kusunoki7100) June 18, 2020
JJエイブラムスが君の名はを撮るのはなんかわかる気がする。
この人の映画、部分は好きなところもあるが全体として好きじゃない、となるな毎作品…。
って言ってるけど(このときは何も調べてない)JJエイブラムスは8はあんまりタッチしてない言説が多いですね。ただ大筋は最初に合って8否定派がライアン・ジョンソンに被せてる説もあってしてよくわからない。
スターウォーズep9さすがに話が陳腐化しすぎなんでは…?
— くすのき (@kusunoki7100) June 20, 2020
RPG原作みたいだなあw
カイロレンとの対称性からそうなるのはちょっと安易で「何者でもない」ものが継いでこそ遺伝という呪縛からの解放なんじゃ…。
123の卑近にしてるのと、789の神話化してるののギャップがすごい。
アナ雪と話し合流しちゃってるの興味深い。
— くすのき (@kusunoki7100) June 20, 2020
結局色々な社会的事情の中で、ディズニーは女性のルーツ探しくらいしか許されることなくなってるのではないかという邪推をしてしまった。
ちょっとレビューなどを読んでみた。
— くすのき (@kusunoki7100) June 20, 2020
なるほど8が無茶苦茶賛否両論で、ヒヨって9になったわけか。
断然8の方が面白かったけどなあ。
スターウォーズ9部作「善も悪も、遺伝の呪縛も関係ないんじゃい!」と言い放つ事は開始から40年経った現代社会でも受け入れられないので実現しないという、結局映画の題材は社会の鏡であり地続きだな、と感じさる作品だった。
— くすのき (@kusunoki7100) June 20, 2020
とか突き放して言えるのはシリーズに思い入れが大してないからだけど。
題材の変遷が興味深いですね。
— くすのき (@kusunoki7100) June 28, 2020
4はシンプルな勧善懲悪で、5から「闇堕ち」「血脈」「善悪」後に連なる三題噺が提示され、6でひとまず善なる家族愛、悪は負の感情、とされると。
123はジェダイの危うさ、民主主義と帝国主義、愛ゆえの闇堕ち、善悪なんてあるのか?とかなりセルフちゃぶ台返し感があって
そんで78は、それらに呼応して、フォースは遺伝なのか?そして家族とは?善悪とは?みたいな投げかけがあったが9で放り出すみたいなw
— くすのき (@kusunoki7100) June 28, 2020
SW一気見は、全然詳しくなく、かつ始祖にして膨大なオタクジャンルに触れる事が出来て非常に楽しかった…!
「ヒーローは遺伝か天才でなければならないのか問題」「2世モノなんかパッとしない問題」などわりと日本アニメマンガがぶつかって来た同じところで悩んでいて、ある限定条件においては日本コンテンツは知見の蓄積がある、と言って良いのではないかな
— くすのき (@kusunoki7100) July 12, 2020
まあジャンプ漫画もテンプレ化して久しいが…
アメコミヒーロー映画はすごく上手いし、むちゃくちゃ技巧が尽くされてるし、あのエコシステムを構築したのは凄いと思うけど、反面ゼロからの建てつけの部分は「リブート」という免罪符に守られてると思うんよね。
— くすのき (@kusunoki7100) July 12, 2020
血脈と政治と内紛で築き上げてきたディズニー帝国がスターウォーズ作ってるかと思うと激アツだなあ。
— くすのき (@kusunoki7100) July 12, 2020
ダースモール、グリーバス、アナキンに勝ってるオビワンケノービ、最強ジェダイ説
— くすのき (@kusunoki7100) July 11, 2020
ローグワン観た。
— くすのき (@kusunoki7100) July 4, 2020
旧作の設定のゆるさを「実は」とやるのはアリ。
絵作りがカッコイイ!見せ方を従来と変えようという涙ぐましいまでの努力を随所に感じる。
結果どうなるかわかってるのがスピンオフの難しさですな。
SWも1年戦争を作り続けないといけない悩みを抱えてると思うと、心が癒えた。
全体的にコミュニケーション不全のもどかしさに満ちいて、ラスト特攻展開を盛り上げる作りなのだが
— くすのき (@kusunoki7100) July 4, 2020
ヒロインを始めちょっとキャラに魅力がないのもったいない。
ドニー・イェンはどうかなー?ちょい浮いてるし、本来チャンバラモノだしなあ。
SWBF2にローグワンのキャラ出ないのは、あの人たちは一般兵士扱いであって4000コストではないよという事なのかな?
— くすのき (@kusunoki7100) July 4, 2020
ドニーイェン使いたかったが、まあさすがにセイバーキャラに勝ったらダメなのかな…。
スターウォーズはローグワンでドニーイェン使った訳だから、もうトニージャーがトンファー型セイバー装備しても、チョウユンファが二丁ブラスター撃っても、イコウワイスが膝蹴りしても、マルコサロールが回し蹴りしても、もう良いじゃん?
— くすのき (@kusunoki7100) July 7, 2020
ハンソロ観た。
— くすのき (@kusunoki7100) July 5, 2020
面白い。SFルパン三世。
まずヒロインが可愛い。しかもキャラに多面性がある。スターウォーズなのに!
このあとレイアと引っ付くという女性の好みの一貫性のなさは気になるが、まあ人間とはそういうモノだろう。
意図的なのか不明だがレイチェルっぽくするのはずるいと思った。
アクション物としてかなり良くできてて、序盤のカーチェイスと、モノレール戦がベタながらもSF的にひねってあって良かった。
— くすのき (@kusunoki7100) July 5, 2020
おそらくSWが普及させたであろう「縦になってくぐり抜ける」の反復なども良い。終盤の変態武器戦はもうちょっと観たかったな。アールデコ調のデザインもカッコよい。
あーハンソロ興行収益悪いんだ。
— くすのき (@kusunoki7100) July 5, 2020
まあオタ映画じゃないからかねえ。
SWシリーズを見終わってから、ネット検索して往年のファンの呪詛を、自分は傷つかないところから読むの、ほんと楽しい。
マンダロリアン2話まで見た。面白い。超地味。
— くすのき (@kusunoki7100) July 7, 2020
低予算なのもうまくこなしてるし、完全なる時代劇西部劇回帰。
全身スーツな事でアクションやり放題なのは日本の特撮と同じ理論だけど、もうちょい攻めて欲しいなあ。
マンダロリアン2話まで観たとか言いましたが、嘘です。
— くすのき (@kusunoki7100) July 7, 2020
もう4話まで見ました。2話完結構成。
SVODの次の話数再生始まる機能恐ろしい。
流石にあからさまに元ネタストレートだが…いいよ!
ATSTが超強い描写良い!!
コスチュームに意味を持たせる事で、コスプレ感を逆になくす手が良いですね。
スターウォーズ、マンダロリアン、シーズン1全部一気観。(結果的に)
— くすのき (@kusunoki7100) July 7, 2020
1話or2話で話の区切りがつくので非常に観やすい。
SW本編がSAMURAIなのに対してのNINJYAモノのという感じ。かなり直な古典時代劇ネタ満載。
話もベタながらもひねりが効いてて飽きさせないし、キャラも良いし凄い面白かった。
アクションもちゃんとやってるんだけど、もうちょい冒険したり、若手のアクション俳優使ってもいいかなー?という願望はあるが、まあこれからスピンオフたくさんやるんだろうし今後に期待。
— くすのき (@kusunoki7100) July 7, 2020
帝国が「パワハラ気質のアーヴ」みたいな存在で、支配による平和を是とする?みたいなベイダーが言ってた話もちょっと触れられて良かったが
— くすのき (@kusunoki7100) July 7, 2020
この後20年くらいでフォースの覚醒くんの…?マジ…?
というわけで、元祖オタクコンテンツであり、膨大な歴史のあるスターウォーズを一気にガッツリ触れたのはすごい楽しかったし、色々続編というものを考える良い機会だった。
ハリウッドもディズニーも悩んでるんだな〜という気付きがありましたね。
とりあえずマンダロリアン2期を正座待機しながら、BF2で戦いに明け暮れることとします。
スターウォーズファンにフォースの共にあらんことを!