「そうゆうものだ」とあきらめない世代
こんにちは!(^^)!ウエキです。
自分は毎朝のルーティーンで「モーニングクロス(TOKYO MX」を観ています。本日のゲストは【中嶋 真希さん 毎日新聞 ニュース配信動画「まいもく」MC】でした。
◆ タイの国際情勢
番組で取り上げたテーマのひとつに「現在のタイの情勢」がありました。
タイは時として「微笑みの国」と呼ばれたりします。怒ることをあまり良しとしないお国柄からきているのかもしれません。多くの日本人も、タイ人に対してそんな温厚なイメージを持っています。
タイは王政が長く続き、自分としては国民の信頼も厚いという印象でした。しかし昨今その概念は崩れつつあります。解説によると王政への不満は長らく潜在的にあったそうです。ただ表面化することはなく、現在まできていたようです。
しかしここにきて、一気に表面化しました。若者の行動に中年層や高齢層が追随するような形をとっているようです。
◆ ITの力
原因はひとつではありませんが、インターネット環境の普及が大きな要因であることは間違いありません。番組内でも「まるで香港を見ているようだ」と評されていました。
デモを起こすにしてもアプリで「何処どこに何時、集まれる人!」といった感じで集合をかけ、服装や持ち物も自由です。いざ集まってみると意外にスタイリッシュな仕上がりになっており、ひと昔前のデモとは様子が違うそうです。
全員がヘルメット着用で首にタオルを巻くスタイルとはならないのですね。
機動隊が出動する気配を察知したら、それこそサーッと散らばり、この感じだと毎日デモを実行することも可能です。
◆ 「そうゆうものだ」とあきらめない
番組内でのこんなやりとりの中で意見を求められた中嶋 真希さんはこうお話されました。“彼らは「そうゆうのもだ」とあきらめない世代にいます。"
上の世代は「そうゆうものだから仕方ない」とあきらめ続けた世代。
しかし彼らはITやSNSを武器に情報収集や発信をためらわず、
あきらめない。
そうゆう世代に入っている。
そしていま、王政への不満を表面化させ
行動を起こした彼らに上の世代がついていく形をなしている。”
これは中嶋さんの発信を受け止めた、自分の表現です。
◆人間の寿命
この中嶋さんのお話を聞いて思い出したことがあります。
以前「邱永漢」さんのエッセイを読んだ時のことです。「邱永漢」さんは「お金もうけの神様」とよばれた方で、たくさんの著書を出版されたり数々の偉業を残されましたが、2012年に他界されました。
邱永漢のエッセイは生きるヒントとなる言葉がふんだんに出てきて非常に面白いです。
そんな楽しいエッセイの中でこんなくだりがありました。
例えば女性の場合、
平均寿命が70才の時は18才で就職し、25才で結婚、子どもをもち、
たとえ嫁姑問題や夫婦の問題があったとしても
「子どもが成人するまで」などと我慢して、
友人と愚痴を言い合ったり旅行に出かけたりするうち、
まもなくお迎えが来るから様々な問題は解決する。
(こちらも記憶の中で自分が意訳しました)
この話は見事に真理を言い当てています。寿命が短ければ現在起きている様々な問題も自然に解決するのです。しかし現実は人生100年時代が当たり前になりつつあります。
すると「友人と愚痴を言い合ったり旅行に出かけたりするうち、まもなくお迎えが来る」までにだいぶ時間がかかることになります。「そうゆうものだ」とあきらめている場合では、なくなってきたということです。
これほど急速に寿命が伸びるとは、予想が難しいことです。
◆まとめ
予想が困難だったとしても、現実は差し迫っています。
これまでは目をつむっていたことも、「そうゆうものだ」と見過ごせなくなっています。
この時代に生きている以上、問題に正面から立ち向かうしか方法がないのかもしれません。
なぜならあきらめるには、あまりにも長い時間を過ごさねばならないからです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
サポートしていただいたものは、リノベーション計画の費用に充てたいと思います!(^^)!ペンキを買ったり我が家のフローリング材に生まれ変わります。