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それぞれの人生(30代)

さて、私がおよそ半年間の無職を体験している間に、友人Kさんは異動になり、その職場の人間関係にうまくいかず。
8月に再会した時に「転職を考えている・・」と突然の告白されて、今、絶賛就職活動中だそうです。
(詳しくはこちら→「30代が交わした仕事観」)

その当時は、派遣としての仕事に興味を持っていた彼女だけど、どういう形で、どういった目的やらビジョンを持って次なる仕事を探しているかは不明である。

ただまあ、その行動力は尊敬する。
これが駄目なら次へ、それも駄目ならまた次へ。

このバイタリティは彼女が学生時代、ずっと運動部に所属してきたことに由来するフットワークの軽さだろうか。

30代。
学校を出てから10年。
本当に多様化してしまったなと思えることに。
大学からの友人、私含めて3人は、三者三様の生き方をしている。

その友人Kさんは、2度の転職済みで今現在も求職中。
また別の友人Sちゃんは、大手に部類する企業に勤めて10年。
そして私、非正規ばかりを行き来し、今度ので3度目の職場(短いバイトは端折った!)。

求職中のKさんはともかく、Sちゃんは確かに10年も勤めているけども、自身の性格や能力に見合わないような仕事をやっているため、これを今後も続けていくのは無理だと諦めている。
それでも転職しないのは、就職活動が嫌なのと給料がいいこと。

私は、今の職場での仕事は合っていると思ってるし、大手に潜り込んだので派遣として大変働きやすい。
優秀な人が多いため、そこでの人間関係も良好だ。
(学生に向けて皆が一様に「大手を目指せ」というのが、ここにきてよく分かった)
なんだかんだ現状の仕事に満足できていて、毎日やる気をもって取り組んでいるのは私だけである。
しかし、いつ契約破棄されるか分からない。

Kさんが転職する理由は、いつだって人間関係だ。

日常生活では、趣味を持って日本全国を飛び回り、ブランド展開もしているアーティストのファンをやっているSちゃんは、毎月忙しそうで何よりである。
この活動にお金がかかるから、今の仕事を辞められないとも言っていた。

私は毎週、することがなくて近所を走り回っている。
子どもか老人のようである。

そんなプライベートでは充実しているSちゃんだけど、実家から一度も出たことがない。
母親からは一人暮らしを禁止されていて、なんだか母子依存の影が漂っている。

かくいう私も実家暮らしだし。
そんな中、既婚者なのがKさんだけだ。
現在、子どもはいないけど夫婦楽しくやってそうな雰囲気だ。
旦那の雰囲気もよかった。

どうなんでしょうね。

大手に勤めてて給料はいいしプライベートも趣味で充実感一杯だけど、
仕事が合ってないと自覚しており、自立もできていないSちゃん。
(会社で大泣きした経験あり)

仕事で毎回くじ運が悪く3年ごとに転職を繰り返してるけど、夫婦仲良くやっていて、マイホーム資金を貯めている最中のKさん。
(特大失恋の経験あり)

現在の仕事はやる気をもって楽しく働いているが、所詮不安定な非正規雇用の身で、同じく自立ができておらず結婚の予定もないワタクシ。
(引きこもり経験あり)

さあ、誰の人生を選んでみたいと思いますか?
これはなかなかに究極の選択かな。

ああ、おもしろい。
大学時代は、みんな同じようなことを学んで、同じようなゼミに入って地味に過ごしていた我々なのに。

本当に、「生きる」っておもしろすぎる。

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