ドラッグストアの調剤の薬剤師
ドラッグストアの調剤の薬剤師は、正直いって仕事量が多すぎるのだろうな。
調剤においても、安全性よりも効率性を優先しないと仕事を捌けない。
人間の疲労によるミスだけでなく、大量の仕事を終わらせるためには、どこかで手を抜かなければならない。(これを専門用語で「効率化」と呼ぶ笑)
一番手を抜きやすいのが監査だと思う。
監査というのは、その患者さんのための薬が正しく準備できているかを確認する行為、なのだが、特に一人薬剤師の場合、自分で自分の調剤の結果を監査することになるので、一人での監査の効果は疑問。
監査がしっかりできる時間なんて無いのだろうな。
ドラッグの社員薬剤師は処方箋だけでなくて、多くの報告業務や、シフト作成、在庫管理、トラブル対応など非常に多くの仕事を抱えている。
そのうえで、人事評価の指標は、経費、特に人件費指標が評価の主軸となるため、人件費を増やすことが出来ないし、1番怖いのは誰かが倒れて辞めてしまうと、人件費指標は改善してしまうのだよな。改善してしまうからそこに新たに人材を投入することは、人件費指標は悪化することになる。
だから、誰かが辞めても補充がされないというシステムが出来上がっているのだよな。
困ったもんだね。
地域医療における評価指標に、過度な人件費抑制についても盛り込むといいのだろうな。