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薬学生と薬剤師1年生のために(全無料)

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薬学生が勉強や生活で悩んだ時、薬剤師として悩んだ時や、正しい悩み方、物事の考え方、自分中心に考えるのではなく組織の中の自分として、その周りを客観的に捉えられる方法など、だれも教え…
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2024年12月の記事一覧

薬剤師が、身につけるべき教養(2)財務編

薬剤師が、身につけるべき教養(2)財務編

薬剤師の持つ医学薬学の知識を活かすためには、周辺知識、教養が必要であることは以前から何度も述べているし、下の記事でもその理由を書いた。

前回は心理学の考えかたの一部の紹介した。
このくらいの短い記事ではとても心理学の全貌を紹介することは出来ないので、興味へ
の入り口としての紹介に留めた。

今回は「お金」の話。

副業や投資について、いろいろな考え方があると思う。若い人たちを見ていると「投資や副

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薬剤師が、身につけるべき教養(1)

薬剤師が、身につけるべき教養(1)

私は常々、薬学という特殊な知識を身に纏った薬剤師に、心理学、経済学、経営学、統計学などの知識を持たせれば、それこそ、薬剤師という職業は最強のエリート職になるのではないかと考えています。

コロナ禍、少子高齢化など、多くの要因があると思いますが、薬剤師の将来にとっては不確実性が非常に高まり、卒業して国試に受かり薬剤師となり働き始めても、その先が全く見えない状況になってきています。

先が見えないから

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「ありがとう」というフィードバック

「ありがとう」というフィードバック

これは自慢ではない。
うちの店に入る事務社員は成長がはやい。
なぜだろうか。
指導者である私に才能があるからなのだろうか。
いや、違う。

教え方が少し他と違うのであろう。

みなさん、誰かが何かをしてくれた時に、なんと言いますか?

「ありがとう」ですよね。

そう言いますよね?

私はたぶん、「ありがとう」というのが他の人より多いのだと思います。

あと、ありがとうと言うタイミング。

この「

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「薬剤師と研究マインド 現代の薬学教育における課題と展望」

「薬剤師と研究マインド 現代の薬学教育における課題と展望」

毎年たくさん入社してくる薬剤師たち、お利口で賢いのだけども、探究心というか、研究心、研究力が足りないとずっと思っていた。この記事も大袈裟なタイトルだが、色々調べるとやはり、薬剤師の研究マインドのようなものが今の教育では育たないらしい。
いくつかの根拠をもとに考察してみようと思う。

まずは、薬学教育、新コアカリキュラムについて述べられた、以下の引用を読んでほしい。

6年制薬学部の創設当時から関与

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