第3話 見たまえ【恒常性】を!
理科メンとは?
失恋した和塚さちには、なぜか[科学現象]が見えるようになった。自由落下、摩擦、恒常性、消化……。彼らは皆イケメンだが、単なる現象だから、事態を説明するだけ。24時間さまざまな[科学現象]にまとわりつかれ、さちは幸せになれるのか…!? 前代未聞の[科学現象]擬人化マンガ。
【理科メン第3話アフタートーク】
さち(杏仁豆腐を食べながら):「はーーー、それにしても杏仁豆腐おいしい、おいしすぎる・・・」
恒常性:「はっはっはっ! キミは本当においしそうに食べるな! もう3つ目だぞ!」
さち:「あの・・・」
恒常性:「ん?なんだ?」
さち:「この杏仁豆腐、もっとおかわりできる・・・?」
恒常性:「なんと!もう全部食べてしまったのか! しかし不甲斐ないことに、これ以上は杏仁豆腐の持ち合わせがない!」
さち:「そ、そんな・・・! 『甘いもの食べたい欲』に完全に火がついてしまった私はどうすれば・・・!?」
恒常性:「ほう。では、代わりにこのケーキを食べたまえ!」
さち(目を輝かせながら):「えー! 素敵! 理科メン、素敵すぎる!!」
恒常性(嬉しそうに):「はっはっはっ、いいぞ!さらに元気になってきたな!」
さち(幸せそうにケーキを食べながら):「あーーー、このケーキもほんとおいしい・・・! ところでこれ、私がさっき買ってきた来客用のケーキにそっくりだけど、同じ店のものかしら?」
恒常性:「むむっ。店はわからないが、そこの冷蔵庫から持ってきたケーキだ!」
さち(青ざめながら):「わぁぁぁぁぁ!!それ、完全に私が買ってきたやつじゃん・・・!!」
恒常性(嬉しそうに):「お、また血圧上昇!心拍数増大だ! いいぞ、いい恒常性だ!!」
STAFF
原 作/空想科学研究所+コルクラボ
科学監修/柳田理科雄
漫 画/しいたけ元帥