第7話【屈折】がめんどくさい
理科メンとは?
失恋した和塚さちには、なぜか[科学現象]が見えるようになった。自由落下、摩擦、恒常性、消化……。彼らは皆イケメンだが、単なる現象だから、事態を説明するだけ。24時間さまざまな[科学現象]にまとわりつかれ、さちは幸せになれるのか…!? 前代未聞の[科学現象]擬人化マンガ。
【理科メン第7話アフタートーク】
さち:「あああ、やってしまった、マジでやってしまった・・・」
屈折:「くすくす。やってしまった以上、後悔するだけムダなのに。やっぱりアタマ悪いなぁ」
さち:「むっ、キミはね、あの指輪の値段を知らないからそんなこと言えるのよ」
屈折:「ははっ、お姉さんみたいな貧乏そうな人が買える指輪の値段なんて・・・」
さち(スマホを見せながら):「貰い物だから、あれ」
屈折:「え? えええええ!? こ、こんなに高いのあれ!?」
さち:「そうよ、こんな値段のものを、私は一時のノリで投げ捨ててしまった女なのよ・・・」
屈折:「ぼぼぼぼ、ぼく知らないよ!? ぼくのせいじゃないよ!?」
さち:「何言ってんの、キミも立派な共犯よ? ついてきなさい、一緒に探すわよ!!」
屈折:「え、え、無理だよ、あんなに小さいもの、見つからないよ!」
さち:「うるさい! 屈折といえば虫眼鏡だから、なんか大きく見えるでしょ! 見つけるまで帰さないからね!!」
屈折:「なんて雑な科学知識! お金が絡んで、人格まで屈折しちゃってる!?」
さち:「大人はノリだけじゃ済まされない時もあるのよ! さ、行くわよ!!」
STAFF
原 作/空想科学研究所+コルクラボ
科学監修/柳田理科雄
漫 画/しいたけ元帥