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病室のちゅうりっぷ

さいたー
さいたーちゅうりっぷーのはーなーがー
小さい頃から馴染みのあるちゅうりっぷ
今回はちゅうりっぷのnoteです。

もう20数年前、3月、母は
地域で1番大きな病院に入院することになりました。
当時は食べたいものもお花も許可なくokだったので
季節の花と母の好きな横綱あられや梅の香巻を持っていったりしていました。
あ、どっちも、あられだな…せんべいもすきだったもんな…
さて、季節の花、3月はちゅうりっぷ。
病院へ持参し、次の日に行ってみると
一定の室温に保たれた病院でちゅうりっぷは
びっくりするくらいパッカンと花を開き
それはまるで怪獣のようで
母がちゅうりっぷを指差すと

おばけちゅうりっぷになったね

って優しく笑いました。
私もこんなにがっつりひらいたちゅうりっぷを見るのがはじめましてだったので
本当だねって笑い合いました。
それからずっと、大きく花びらが開きまくった
ちゅうりっぷを見ると、病院での出来事を思い出します。
横綱あられと、梅の香巻でも病室を思い出すんですけどね。

お母さん、今年もうちにちゅうりっぷ咲いたよ
こちらはお日様が眩しい地域だから
すぐ、おばけちゅうりっぷになるよ。

私が毎年ちゅうりっぷを植えるのは
もしかしたら
おばけちゅうりっぷを楽しみにしているからかもしれません。

今年は首が短くて花が咲いちゃったけど
母なら何て言ってわらうかな?なんて想像してみたり
してしまいます。






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