最近のこと
最近またTwitterで余計なことをつぶやくことが多くなった。
おそらく、何かの意見表明をしたいのだけど、基本的に自分の思うことであったり、ポエム的な雑感だったりをツイートをするので、客観的に見たら結構恥ずかしいしキモイ。その証左に、つぶやく毎にフォロワーが減る。
また、朝になればつぶやきを消してしまう。
朝の赤面ツイ消しムーブは、今年で30歳になる者がやることではない。大学2年生ムーブ。
こっぱずかしいツイートをしたとしても、ドンと構えなさいよって言い聞かせるが、朝起床してツイートを見返すとゲンナリする。憂鬱の開始。
とにかく、このえも言われぬ所感なり雑感なりの意見表明をしたいのであれば、漫画で表現しろよ、と。君も漫画家の超端くれであれば16p漫画に落とし込んで表現しろよ、と。漫画はメンドくさすぎる。
なので、このnote記事を書くことで発散したいと思う。
漫画のこと
昨年の夏ごろに連載が決まった。
その時は、モテキの森山未來がbaby cruising loveに合わせてダンスする時みたいに、道いく人と握手しながらキレのあるダンスをして駆け抜けてしまいそうな、そんな喜びと嬉しさに満ちていた。
しかし、いまだにネームがうまくいかず、リテイクは10回を超え、俺はもう連載開始する前から砕け散りそう。
特に俺を悩ませるものは「キャラの弱さ」
「キャラが弱い」という言葉は本当に嫌い。
俺は、キャラを考える上でそのキャラの二面性を重視する。
例えば、普段は冷静で寡黙だけど、好きな人の前では陽気で饒舌みたいな。そんな表と裏みたいな。就活のときの長所と短所みたいな。
そこの二面性にパラメータを全振りするといい感じのキャラが出来上がる。
ただ、そのキャラに対して他の性質を加えることはしない。
なぜなら、キャラがぶれるから。
何、キャラがぶれるって。
俺だって、皆だって、そんな二面性だけで説明できるような薄っぺらい人間じゃないじゃないですか。
いろんな矛盾する性質が何層にもなって、俺を形成するものですやん。
例えば、作品と作者の思想は別物と考えていた俺が、the 1975のボーカルの差別発言によって1975の曲を嫌悪するようになった。
自分の中に矛盾を孕んでしまって、どうやって腹落ちさせるか悩むところに面白さがあるわけじゃない?
その矛盾こそが、人間らしさというか、その人らしさじゃないのか?
一つのイデオロギーで全てを語れるような、そんな簡単なものじゃないんです。
それを「キャラがぶれる」って・・・なんぼのもんじゃい!
ホント、俺をバカにするなよ・・・?
なああああああ!
とぶつくさ言いながらネームの描き直しをする毎日。
いつ完成するか分かりませんし、連載時期も決めていませんが、連載が始まったときはよろしくお願いします。
※基本的には俺のキャラ構築スキルがカスレベルで、面白い漫画とかは上記のような人間らしさをうまく表現していますのでご留意ください。
創作て孤独やな
前述したように漫画を描いている時に、頭の中でキャラと俺が会話をする。
俺「なんで、こんな曲を聴いているの?」
キャラ「いや、誰も聴かないからさ~」
キャラ「それを聴いているだけで特別感でるじゃん」
このキャラ、俺過ぎてキモみたいになるんだけど、頭の中でキャラを作って会話する行為てヤバすぎる、とふと思う。
以前、とある漫画家が「漫画を描いているときにキャラが勝手に喋る」とか話していた。
それって漫画が自分の精神世界に入り込んでいますよね。
当時は、漫画の世界が自分の精神世界を浸食する状況て何?とか思ってたけど、キャラとの対話を続けていたら、あながち間違いでもないかもしれないと思った。いつか狂う。
いつぞやの宮崎駿のドキュメンタリーで、
みたいな趣旨の話をしていた。
俺みたいな漫画家の超端くれでも、「agree」ってなった。
いや、俺はまだ狂っていないけど、狂わないといけないみたいな気持ちはある。創作するなら狂ってなんぼ。狂わないといい物はできない。狂い信仰。
その狂いの一助となるのが、キャラとの対話かなと思う。
頭ん中でイマジナリーフレンドとの対話。
これを続けていたらいつか狂えて、キャラが勝手に喋り出すぅぅ!とか言い始めるんですよ。おそらく。
とか考えながら漫画の作業をしていると孤独やなぁと思い、寂しくなる。
仕事やめたい
現在、コンサル的な仕事をやっているのだけど、向いていないから辞めたい。じゃあ、何なら向いているんだとなるわけだけど、そんなの知らん。
大学卒業してからやりたい事とかないし、夢とかも当の昔に忘れてしまった。
漫画をやりたい
と言っても、それって仕事を辞める口実でしょ?
本当に漫画をやりたいのか?
切実にやりたいことがある人や、何かをやってやりがいを感じる人とか、本当に尊敬する。俺の場合はない。
現実問題、仕事を辞めて漫画で食っていくとなったところで、収入は減るし、不安定だし、自分の作品が売れるとは思えない。
俺は、いつだってリスクを取った行動ができない。これが20代前半だったら、清水の舞台から飛び降りることができたかもしれないけど、30歳にもなれば階段も一段ずつ降りるようになる。
あぁどうしたらいいのか。
今、作ってる連載とは別に、もう一つ連載が決まったら仕事辞めようかなぁ。
p.s 1975のことを1984と記載しておりました。1984はアンディモリの曲です。修正しました