ChatGPTで小説プロットを作る1
小説のプロット作成において、ChatGPTを利用する際の注意点について解説します。
まず、ChatGPTは自然言語処理のAIモデルであり、小説のプロット作成にも利用できます。しかし、その利用にはいくつかの注意点があります。
まず、ChatGPTはあくまで機械的に文章を生成するため、人間が書くような創造性や感性を持ち合わせていません。そのため、プロットのアイデアをすべてChatGPTに頼るのは避けるべきです。
次に、ChatGPTは過去のデータをもとに文章を生成するため、同じようなプロットが繰り返し生成されることがあります。この場合、プロットがマンネリ化してしまう可能性があるため、多様性のあるデータを与えることが重要です。
また、ChatGPTはあくまでツールのひとつであり、自分自身の創造性やアイデアを活かすことが重要です。
以上の点を踏まえると、ChatGPTを利用した小説のプロット作成は、あくまで手段の一つとして活用することが重要です。自分自身のアイデアを大切にし、より良い作品を作り上げるために、ChatGPTを有効に活用していきましょう。
ということを前提に、ChatGPTでプロットを作っていく上での注意点をまとめてみました。
1.言葉を選ぶ
我々の脳内では、
『プロットをまとめる』
『プロットを構成する』
これらはだいたい同じ意味と考えますが、Chat GPTは異なります。
『プロットを起承転結でまとめる』とプロンプトを作ると、ただザッとまとめます。しかし、
『プロットを起承転結で構成する』とプロンプトを作ると起承転結に分けて表記してそれぞれのパートを作り出していきます。
Chat GPTはAIですから、人間よりも言葉に融通が利かないということを憶えてください。
つまり、プロットをChatGPTと共に作っていこうと考えた時、1番重要になってくるのは、どんな言葉を用いてChatGPTに制作を依頼するかになってきます。
2.ChatGPTに依頼する
すでにあちこちで言われていますが、ChatGPTには『です・ます』調の敬体文で『書いてください』というスタンスで接することが必要です。
その方が丁寧に文章を書いてくれます。AIも人格があると考えて接するといいのかもしれません。
3.プロットは完成しない
ChatGPT単体でプロットを完成させることは難しいです。
すでに複数の人間で2000回ほどテストを繰り返していますが、クライマックスの作りなどが甘いために最終的に作家の手が必要になります。
また、作家たちが使うような専門用語を駆使することは苦手なせいもあります。
Su-35対F-35Aでの空中戦中の無線通信の作成(そういう仕事もゲームではあるのです)を依頼したところ、『軍事機密に関わることは書けない』と拒否されてしまいました。
つまり、ミリオタな作家なら書けるネタを素のままのChatGPTで書くことは難しいのです。
そのため、あくまでもツールとの協働作業というスタンスを保ってください。
4.パーツ化してそこを膨らませていく
三幕構成や起承転結構成など、プロットは分かりやすいようにパーツ分けして構成しましょう。
その後、それぞれのパーツを個別に膨らませる形で対話をしてゆくと、プロットのひな型が完成してゆきます。
最終的にはそのひな型をベースに自分独自のプロット化してゆくことをお勧めします。