雑記:小説のネタとしての人体切断の研究

あくまでも、小説のネタと前置きしておくし、言ってる事は、冷静にみるとグロいかもしれないので、そういうものが苦手な人は読まないでいてつかーさい。

どこをどうやったら効率良く人体を切断出来るのかを考えている。
当然、関節の部分でねじ切るか、斧や鉈などのそれなりに重量と厚みのある刃が一番効率がいい訳だけど、今回は事情によりそれが出来ない。

よって、どこにどう刃を刺し入れたらいいのか、自分の腕の筋肉の流れを見ながら確認している。
意外と憶えているもので、大昔に読んだ解剖学の知識がそれなりに残っている。まぁ、そこはフィクション。実際にはそこを斬ってもあまり血が出ない場所でも出るようにしないといけないとか、リアルではないリアルさが求められてくるのが難しい。

今回は、特定部位を確保するためにどう切断すべきか? という考えがあるので、例えば手首から先とかを確保するとなった場合、関節部分を断ち切る訳にはいかない。若干、手首よりも腕側を落とす必要がある。これを行う犯罪者が時間を気にしていると考えると、当然、武器は鉈よりも斧ということになる。武器の重量は重要ということか……。

追記1

ちなみに家庭用の包丁でも、肉の目(筋)を読めば、比較的簡単に解体ができるという。実際、知り合いの方からいただいたご意見の中に、元東京都監察医務院長の上野正彦氏が『人体を切断する際は家庭用の包丁があれば充分』と仰っていることを教えてくれた。

ボウイーナイフは殺すための道具なので切断には向かない。レイダースボウイーなんてただの馬鹿デカイナイフですから同じ。マシェットは刃がデカいために力任せの切断はできますが、日本国内では持ち歩くのに不向きだからダメ。それなら日本製の鉈の方がまだマシという話を、自称たくさん人殺しをしている人間(語弊がありますね。元米兵で現役傭兵さん)が色々と教えてくれたが、理想的な日本国内での人体解体用道具は中々見つからなかった。

追記2

元刑事さんのSNSでの友だちが、監察医は電動ノコギリとメスで検体していたというお話をしてくれた。ノコギリは解体には向かないという説は、手動のノコギリだからであって、電動ノコギリの前には人体は無意味ということだ。電動ノコギリとチェインソーは無敵ということか。ちなみに冷凍してしまえば当然手動のノコギリででも人体の解体は容易に出来るようになる。

しかし、小説として使用する時、電動ノコギリを持ち歩いているのは、少し違和感があるので今回の作品での使用は回避したい方向に置きたい。当然、どこかに監禁した相手を解体するのであれば問題はない。できるだけ現場で時間をかけずに対象を解体するにはどうしたらいいのか?

悩んでいたところ、ツテのツテのツテで連絡がついた熊撃ちの猟師さんが回答を出してくれた。

結論から言うと、ハンティングナイフ(剣鉈)、スキナーナイフ、ケイバーナイフ(ガットナイフ)、コディソーがあれば人一人は解体できるという。
結論を出してくれたのは、ツテのツテのツテで連絡がついた熊猟師のおっちゃんでした。(人間、三回曲がれば目的の人に出会えるって本当だなと思った)

人間を部分解体するなら、解体(この解体は動物解体ね)に手慣れた人なら10分もいらんだろということと、完全に肉を削れば普通のノコギリでも粗目でいけんべということだった。肉から斬ろうとすっから歯に肉がつまるんだっぺよ。と、剣鉈で骨に傷いれてそこをノコでこすりゃ、人間の腕なら簡単だっぺという。人間は皮が薄いからスキナーナイフはあんまりいらんのだけど、肉の細かい切り分けに必要な様子だった。

基本はスキナーでグルリと斬って、ケイバーや剣鉈で筋や腱をブツギリにして骨まで削り出し、ノコの目に肉を食わせないように注意しながらゴリゴリやるっぽい。猟期だったらやってみせたんだけんどな……ということで、猟期になったら後学のために狩猟対象動物の解体(たぶんイノシシ)を見せてもらうことにしよう。

鉈や斧でドガンとやっちゃダメっすか? と聞いたら、骨が割れてもいいならそれでもいいべよということだった。割れちゃ困るんでその辺は、また苦労だなぁ。

お薦めにしたがって、投げ銭設定にしてみました。

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