期日前投票のおすすめの話
先週の土曜日に統一地方選挙の期日前投票に行ってきました。せっかくなので投票の方法とか必要なものについてまとめました。
前置き
串田が選挙権を得てからの十数年経ちましたが、その間で2回くらいしか投票日に選挙に行ったことがありません。だいたい期日前投票で済ませています。
ゆるい条件で投票日以外に投票できて、メリットもあるので、皆様にも積極的に期日前投票を活用してもらいたいなと思いこの記事を書きます。
期日前投票のメリット
まず、メリットを提示します。「投票日に用事があっても投票ができる」ことが第一のメリットです。さらにそれ以外にもメリットがあります。
投票所が混雑しておらずスムーズに投票できる
投票日当日までに死んで選挙権を失っても1票になる
などです。
期日前投票可能な条件
期日前投票をするには条件があります(が、結構柔軟になっています)
以下は公職選挙法第四十八条の二からの引用です
実際の投票はがきではその区分を無視してだいたい4~5つくらいの項目になっており、「二 用務(前号の総務省令で定めるものを除く。)」つまり用事には、観光やレジャーが含まれていることが明記されていると思います。
大事なのは
>見込まれていて
という部分です。
つまり、「投票日に投票に行けない事態」が実際に発生したかどうかにかかわらず、「発生する可能性がある」なら期日前投票ができるということですね。
なので、「日曜日に買い物やレジャーをしようと思っているので、投票には行けないかもしれないため、期日前投票をする。」とかでも問題ありません。
でもよく考えたら、日本は災害大国ですので、「六 天災又は悪天候により投票所に到達することが困難であること。」の見込みしかないですし、「六」を選べば特に個人的な理由がなくても期日前投票できるのでは……?
期日前投票に必要なもの
本当に「最低限」必要なもの
選挙権(選挙人名簿に登録されていないと投票することができない)
肉体(本人が投票所に行かないと投票できないため)
衣服(全裸で外出すると投票所に行くまでに捕まるので)
住所氏名の暗記(本人確認のため。ハガキがあれば要らない)
この四つがあれば投票できます。ふざけていません。投票所入場券のハガキがなくても、選挙権を持つ選挙人(投票者)が丸腰で期日前投票所を訪れ、宣誓書に住所氏名を記入すれば投票ができるのです。しかも身分証明書も要らないみたいです。
(本人が投票した後に、なりすまし者が「投票券を紛失した」と言って来たらどうするのかは不明)
常識的な範囲で期日前投票に必要なもの
投票所入場券のハガキ
↑をなくした場合は、身分証明書
常識的な範囲でいうと、投票所入場券のハガキか身分証明書が必要です。ハガキには期日前投票宣誓書が付属していますので、事前に名前を書いておくと良いです。会場で筆記用具(ボールペン)を貸してくれるので、期日前投票する日に会場で書いても良いです。
ハガキがない場合は会場で期日前投票宣誓書をもらって記入します。
投票所に持ち込めるもの
自前の筆記用具(ただし鉛筆以外は消える可能性ありなので鉛筆が良いでしょう)
だれに投票するか書いたメモ(スマホでも大丈夫です)
上記は持ち込めますが必須ではありません。
投票用紙を記入する台には、鉛筆が据え付けられており、立候補者の名前の一覧も貼ってあります。なので、筆記用具は持っていかなくても良いし、誰に投票したらいいか分からなかったらその場で決めたって良いのです。
投票の方法
投票日当日の投票と全く同じです。投票所の入り口で名簿と照らし合わせて「本人確認」のあと、「投票用紙を受け取る」「記入する」「投票箱にinする」を選挙の数だけ繰り返します。串田の住む札幌市だと政令指定都市なので4回です。
最後の投票用紙を受け取る際に投票所入場券を回収されてしまうと思うので、投票証明書が必要な場合は、最後の投票箱の近くにいるスタッフに声をかけると貰うことができるかと思います。
串田が思う期日前投票のここが好きポイント
個人差があると思うのでメリットの項目では挙げませんでしたが
①出不精でも大丈夫
そもそも日曜日に外出するまでのハードルが高いが、土曜なら明日1日あるのでなんとか外出できる。→期日前投票が楽
②投票所入場券をなくす※前に投票できる
財布を落としたりしていることからわかるように、串田は注意欠陥多動パワーが強すぎて、すぐ大事なものをなくします。
「はがきを大事にとっておかなかればならない期間」は短ければ短いほどいいのです。
※先ほど述べたように、選挙はがきをなくしてもちゃんと投票ができますが、本人確認がめんどうくさそうなので。
③ちょっと遠くに出かけられる
顔を洗って人前に出られる服に着替えて外に出るのに、近所のコンビニまでの旅程に毛が生えたくらいの徒歩圏で終わったら、準備がもったいないという気持ちがあります。怠惰すぎる。
①~③は結果的に期日前投票で得られたメリットであって、「期日前投票を行うことができる直接の理由にはならない」ということを留意してください。
しかし、期日前投票可能な条件の項目を読んでおや、と思った方もいたかと思うのですが、けっこう柔軟なんですよね。
今回の統一地方選挙だと、串田は「投票日当日に映画を観に行くので投票所に行けないため、期日前投票をした」のですが、その帰りに「やっぱり今日映画を観てしまおう」と思って観てしまいました。投票日に出かけるかどうかはわかりませんが、別に出かけなくても「出かける可能性があった」ので投票できるんです。
ちなみに、期日前投票所はだいたい区役所とか市役所に開設されているので、もし役場に食堂があれば、平日に行くと格安で昼ごはんなどを食べられます。
おわりに
身分と投票の意思さえしっかりしていればけっこう気軽に期日前投票はできます。みなさんも期日前投票をしてみましょう。
といっても記事を書くのに時間をとりすぎて期日前投票が可能な日がもうあと3日しかないですが……
おまけ
ちなみに当日の持ち物はこんな感じでした。「タイトル画像にしようかな」と思って撮影したけど意味なかったやつです。