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新型Kindle無印ことKindle(2022年発売・第11世代)を2ヶ月くらい使ったのでレビューする話

概要

10月末にKindle(2022年発売・第11世代)が我が家にやってきました。2ヶ月ほど使ったので、Kindle(2019年発売・第10世代)との違いを中心に、レビューしていきます。

2019年発売の第10世代についてはこちらの記事を参照ください。

ちなみに、記事を書いてから実機の写真を撮影したんですが、カメラ越しだと違いが分かりにくく、そのあたりを加筆した結果、ぐだぐだしてる部分がございます。

外観

サイズと重さ

縦157.8mm、横108.6mm、厚さ8mm
画面サイズはそのままに本体サイズが小さくなりました。

左がKindle(2022年発売・第11世代)、右がKindle(2019年発売・第10世代)です。
電源オフ時なので表紙や広告が表示されてますね(後述)

公称158gでKindle(2019年発売・第10世代)より16g軽いです。
なおキッチンスケールで計ってみたら156gでした。公称スペックより実測値が計量なのは変わってないみたいです。

Kindle(2022年発売・第11世代)は、軽く、小さくなったことで、Kindle(2019年発売・第10世代)より片手で持ちやすくなりました
特に、親指と人差し指だけでホールドした時に感じる重さが非常に軽減されています。

素材・外観

素材はKindle(2019年発売・第10世代)とほぼ同じ、さらさらしたプラスチックです。

ベゼル部の構造が異なり、Kindle(2022年発売・第11世代)ではベゼル部のパーツが平面になっています。

Kindle(2022年発売・第11世代)上が11、下がKindle(2019年発売・第10世代)。
わかりにくいですが10の上面(ベゼル)パーツがちょっと曲面になっています
デフォルメするとこんな感じになっており、継ぎ目が正面にあります。


余談ですが、裏面の、凹になっている笑顔マークのふちや、ベゼルのパーツと背面パーツの継ぎ目が若干つんつんした手触りです。

画面部分の感触についてはほぼ同じです。前回の記事で文庫本みたいなつや消しの紙と言いましたが、文庫本にもいろいろありますね。
家にある本と比べてみると、岩波文庫の紙が近い感じがします。マットだけど、なめらかです。

端子

充電端子がUSB type-Cなので、Androidスマホなどと共有可能です。

裏表気にしなくてよくなりました。


iPhoneの人も、今Apple純正急速充電アダプタが「アダプタ側の端子がtype-Cになっってる」と聞きますので、CtoCのコードがあれば充電できるかもしれない……?(手元にあるのがアダプタ側type-Aの急速充電器なので検証できません)

容量

Kindle(2022年発売・第11世代)のストレージ容量は16GBです。私が持っているKindle(2019年発売・第10世代)と比べ、容量が4倍になりました。

(前回の記事で8GBと書きましたが、私が持っているモデルを確認したら4GBでした。マイナーチェンジして8GBのものがあとから出てきて、公式サイトに記載されているスペックが更新されていたため、気付きませんでした)

画面表示

画面解像度

画面解像度は300ppiで、ほぼ倍になりました。iPad miniと比較してもこんな感じです。

iPad版は背景白なのだがカメラに映るとセピアになる謎。


高解像度になったため、イラストも綺麗に表示されます。(が、カメラで見る分には差異はほとんどないですね)

これがKindle(2022年発売・第11世代)
これがKindle(2019年発売・第10世代)

なるほどわからん。
画面の精細さに対してiPhoneSE第3世代のカメラの処理能力が全然追いついてない。ですね。本物はグラデとか綺麗なんですけど……。

文字サイズ

最小、最大でこんな感じ。

最小
最大

解像度が高くなったため、小さい文字でも見やすいと感じます、が、やっぱりカメラに映らない。気を悪くなさらないでいただきたい。

ねんのため同じ文字サイズでKindle(2022年発売・第11世代)とKindle(2019年発売・第10世代)を比較してみました。

左がKindle(2022年発売・第11世代)、右がKindle(2019年発売・第10世代)

カメラだとほんとうに違いがわかりませんね、原稿の大枠を先に書いてから画像を撮影したので冷や汗をかいています。

Kindle(2022年発売・第11世代)アップ
Kindle(2019年発売・第10世代)アップ

うーん、ぜんぜんわからん。

文字送り

前回に続きTwitterに動画をあげました。

Kindle(2019年発売・第10世代)↓と比べて、画面切り替え時のラグが軽減されています。公表されていない、内部の各種性能も高くなっているのかも。

また、画面送り時の残像・ノイズもほとんどありません。リフレッシュしなくても綺麗です。

Kindle(2022年発売・第11世代)。数回めくっても、画面がきれいです。
Kindle(2019年発売・第10世代)。何回かページめくりすると画面にノイズが出る。

新旧比較以外の特徴

表紙表示機能

これはKindle(2022年発売・第11世代)の機能ではなくグレードの違いによるものです。

串田が持っていたKindle(2019年発売・第10世代)は広告付きだったので、電源オフ時は真っ暗な画面に白地で書籍名が表示されていましたが、Kindle(2022年発売・第11世代)は広告なしのモデルにしたので、電源オフ時に読んでいる本の表紙が表示されます

電源をオフにした状態です。

非表示にもできます。その場合は、複数の画像からランダムで表示されるようです。

このほかばら撒かれたペン先とか並べられた万年筆とかの画像がございます。

アップデート前の広告ありのKindle(2019年発売・第10世代)がこんな感じ(リンク先に画像あり)でしたね。その後アップデートがあって、広告ありの場合は書籍名が書かれた黒い画面が表示されるようになりました。
あまり人に見られたくない本でも安心ですね。

この機能、対応しているもののみとのことですが、対応していないものに今のところ出会ったことがありません。自炊書籍をKindleに送る方法があったはずなので、そういうのだと出てこないかもしれません。

防水ではありません

Kindle(2022年発売・第11世代)も、これまでのKindle無印と同様に防水機能がついていません。なので入浴時に読む際はジップロックで防水してます。よいユーザーはちゃんと防水ケースを買うか、防水対応のKindle Paperwhiteを買って下さい。

文字は書けません

同時期に発売されたKindle Scribeとは異なり文字は書けません。

まとめ

以上がKindle(2022年発売・第11世代)のレビューでした。

Kindle(2019年発売・第10世代)より小さく軽く高性能になり、ますます利便性が高くなりました。
スペック差がある程度埋まったため、Kindle Paperwhiteとの差も、「防水の有無と重さ」で決めて良いようになったかと思います。

おまけ・ケースについて

携帯性が高くなったことから、個人的にはスリムなケースで持ち運びたくなりました。また、せっかく表紙の表示機能があるグレードにしたので、表紙も見せたくなりました。
これまで使っていたのは、無印良品のポリエステルメッシュクッションケースです。Kindleのサイズ感に比べ、一回り大きい感じです。

そこで、もっとスリムなケースをと考え、ハイタイドのジェネラルパーパスケースに替えました。A6サイズのものにぴったり入ります。

ジャストフィットです。素材は硬くもなく柔らかくもないビニール。

ジェネラルパーパスケースの内側は、スナップがむき出しになっているので、画面などが傷つかないようクッション性のある布シールでカバーしています。

裏に貼っているので透けます。
ダイソーで買ったかわいいスズランのシール。
裏から見てもあまり汚くなく、ラメ糸が使われていないものを探すのに苦労した、

ちなみにフランスでのスズランの花言葉には「さりげないお洒落」というのがあるそうです。

シール貼るの面倒だわと言う人はキングジムのFLATTYに入れるほうが良いかもしれません。私は磁気にあまり良い思い出がないのでやめました。

出典:記事中で表示していた書籍について

Amazonのリンクがアフィリエイトではないことを説明するのが面倒なので公式(?)のほうに貼ります。

蜂の物語

文字のサイズの比較やページめくり、画像関連などで使用しました。
ミツバチの巣を、女王を崇拝する宗教国家的ディストピア社会として描く。信仰、粛正、愛といった人間ドラマ(蜂ドラマ?)を、ミツバチの生態を通じて緻密に描く物語。
侍女の物語をオマージュしたタイトルが名訳。

ワールドトリガー

電源オフ時の広告で表示。
異世界からの侵略に対抗する組織「ボーダー」に所属する少年少女らの物語。戦力を育てるための訓練過程や、戦闘時の戦術、平時・非常時にかかわらないロジカルな駆け引きの描写に重きが置かれているのが特徴。
くじ引きしてるだけで面白い漫画。

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