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春季支部大会とインターハイ観戦
少し前の話になりますが・・・新型コロナ第7波到来につき、7月17日に予定していた西条高校さんとの練習試合は、愛媛県からの通達により4日前に中止となりました。
延期になっていた伊予地区春季大会は7月15日に無事開催され、4月17日の全国予選以来の試合です。
ナイターでの一試合のみですが、全国大会までの貴重な実戦です。
とはいえ人手不足のため、八幡浜市で実習中の千優を無理やり連れてきて即席キャッチをしていただきました。
昨年いっぱいで退部していたものの、今年は本当に人数不足でやり繰りが大変なため、勝手に私が追加登録していました。
その節はありがとうね。元気いっぱいのキャッチでチームを盛り上げてくれました。
八幡浜まで迎えに行った詩音が思いっきり迷子になるから、試合に間に合うかハラハラドキドキさせてくれましたけど。
さて、試合はスワローが先攻で20時にプレイボール。
1回表、ワンアウトから2番詩音と3番ななみちゃんがヒットで出塁。その後2.3塁としてから4番歩美ちゃんが期待に応える2点タイムリーツーベースヒットで、幸先よく先制してくれました。
1回裏、この日の先発マウンドに立つのは竹ちゃん。
全国予選とは別人のようにリラックスした投球で、打たせて取る省エネピッチング。
こちらも幸先よく三者凡退でスタートです。
2回表、ツーアウトから8番竹ちゃんが左中間へのスリーベースヒット。
突然打つから予測が難しい竹ちゃん、打った瞬間ランニングホームランや!と思った私は浅はかでした。
ベーラン特訓が必要ですな。もう全国まで1か月ないけども・・・
この回無得点で2対0
2回裏、相手4番打者の抜けたら長打の当たりを、ショートもえちゃんがナイスキャッチ!
後続も内野ゴロで打ち取り、竹ちゃんナイスピッチングです。
3回表、1番紗央里が出塁すると、2番詩音がしっかり送ってワンアウト2塁。
ワイルドピッチでランナー3塁としてから、3番ななみちゃんのセンターへの犠牲フライで3点目。こういう場面で外野フライを打てる選手が少なかったから、これは手ごたえを感じました。この回1点で3対0
3回裏、ここからマウンドは歩美ちゃん。
最初の2回、これまで練習したこともないファーストさせてごめんなさい。
途中から投げるのにしっかり準備の時間取れなくてごめんなさい。
あとは思う存分投げてください。
そしてしっかり無失点で抑えてくれました。
4回表、三者凡退。
なかなか追加点のきっかけが掴めません。
4回裏、トップバッターを内野安打で出塁を許すも、セカンドななみちゃんの華麗なダブルプレーもありこの回も無失点。
5回表、相手のミスだけで1点いただき4対0
5回裏、尻上がりに調子を上げる永易投手は、ショートゴロ、サードゴロ、ショートゴロで三者凡退に抑えます。
6回表、エラーで出塁したあとは、皆さんようやく打ち始めて一挙6得点。
10対0で裏を抑えればコールドです。
6回裏、ショートゴロ、ショートフライ、ショートゴロで、永易-大森2人舞台で三者凡退のコールド勝ち。
試合勘を取り戻すのにしばらく時間はかかりましたが、貴重な貴重な実戦、無事開催されてよかったです。
そして、先日は待ちに待った全国大会の組み合わせが発表されました。
3年ぶりの開催は出場チームの顔ぶれが大きく変わり、全国上位常連チームが軒並み出場していません。
予選で敗退したわけではなく、予選に出場さえしていないのです。
とても寂しい思いですが、うちも危うく出場できないところでした。
ゆみちゃん、ななみちゃんの新戦力のおかげで、無事メンバーが揃って試合ができています。
2人とも、スワローに来てくれて本当にありがとう!
コロナに振り回されて何の準備もできない今シーズンで、とても上位を目指せる状態ではありませんが、組み合わせを見てこれまでのライバルの不在に思いを馳せたり、遠征の段取りをしているうちに、ちょっと欲が出てきました。
何としても2勝はしたいなと。
そしてもう少し欲を言えば最終日まで残りたいなと。
自分でも自分のチームが未知数過ぎて、試合を進めるうちにどう化けるか楽しみでもあります。もちろん空回りもありますけどね。
個々のポテンシャルは高いと自負しておりますので、あとは緊張に押しつぶされずに自分の力をいかに発揮できるか。
そしてこの大会中にいかにチームとして成長できるか。ですね。
話は変わりますが、先日お隣の高知県の春野球場にてインターハイが開催されていたので、最終日のみ観戦してきました。
春野球場はスワローにとっても思い出の地。
ソフトジャパンが合宿にも使用するグランドで、グランドに近づくに連れワクワクする自分がいました。
それはそれは酷暑の中、真っ黒に日焼けして一生懸命ソフトボールをする姿はそれだけで感動です。
今年の3月の選抜大会も広島県の御調グランドと割と近くなので見に行っていたこともあり、高校生の半年の成長を見せてもらった気持ちになりました。
自分自身の試合勘を取り戻したい気持ちもあって、各校の監督さんの気持ちになって試合を見ていましたが、準決勝以降にもなれば監督の采配の差で勝敗がついたように見えました。
そう感じると、自分自身の責任をずっしりと感じるわけで、特に今年は若いチームなので如何に自分が冷静に采配且つ選手を鼓舞していけるか。
とても身に染みて感じた日となりました。
優勝した名門厚木商業高校の皆さん、他県は私学の多い中、県立高校で少数精鋭がかっこいいですね。
そして大きな打球を打つ選手を育てる傾向にあるこの時代に、上位打者でもセフティバントがうまかったり、大きな当たりよりもミートすることに重きを置いている感じが伝わって、非常に好きなタイプのソフトボールをするチームでした。
守備がとっても堅いんです。
個人のセンスによるうまさだけでなく、基礎からしっかり鍛えられていることが、イニング間のゴロ練習でわかるくらいでした。
堅い守備からリズムを作り、ナイスプレーはいくつもありました。
初回の3得点で最後までリードを守り切った気力、集中力は素晴らしかったです。
そして何よりピッチャーがすごい!
選抜で見た時も一番強烈に覚えていたピッチャーでしたが、また一回り凄くて、チェンジアップは無条件にボールとコールされているのかと思うほど、度重なる厳しい判定にもめげることなく、最後まで平均時速100キロ以上の球を投げていました。
それでもって4番打者。ほんと凄いです。
決勝戦の相手は山梨学院さんでしたが、こちらも美技あり、ホームランありで選抜に続いて準優勝はこれまた凄いことです。
準決勝で厚木商業と無得点のまま延長までもつれて敗れた千葉経済さんも、本当によく打つしピッチャーもいいし、試合の流れは千葉にあったように見えました。
敗れた直後の選手はずいぶん泣いていて、見ていていたたまれなかったのですが、その直後に決勝をスタンドから見ていて、厚木商業の優勝を大いに祝福して盛り上がる姿に、勝手にひと安心した次第です。
ソフトボールっていいなと、改めて思わせてくれた一日でもありました。
高校生ソフトボーラーの皆さん、ありがとうございました。
例年なら自分たちも全国前に夏の遠征に行っているころ。
たまたま今年は活動できず、たまたま近くで開催されたことで観戦できました。
この日は日米対抗で新制ソフトジャパンも躍動していましたね。
試合は録画したまままだ見られていませんが、ハイライトだけ見ても面白い試合でした。先月のワールドゲームスに続いての国際試合、坂本選手、石川選手いいですね~。
甲子園も始まりスポーツの夏です。
暑い暑い夏の終わりの来月に、新制スワローも最高の想い出を作れるといいな。
2015年の伊那での全国大会は苦い想い出です。
あの時幼かった大学生4人も今や若手を引っ張る立場です。
自分たちの経験を伝えながら、初めてのレディース大会に臨む5人をしっかり引っ張ってくださいね。
そして良い想い出に塗り替えましょう!