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今できる仕事をやっていこう

仕事を辞めてから


だいぶ時間が空いてしまったけど、また書いていきたいと思う。
色々ネガティブな考えで動けなくなってしまうことがある。
それでも、ひとつひとつ書いていこう。


仕事を辞めて実家に帰った私は
次に何の仕事をしていくのか決まらないまま
年明けには就職活動を始めようとしていた。
失業保険が切れようとしていた。


具体的に何の仕事をしていけばいいのかわからない。
次の職場でも上手くやれるのか不安。
悶々としながら何も決められずにいた。
その頃のこと、書いていこうと思います。


まずは、仕事についての気づきについて。
無気力な日が続いていた12月、あるマンガを読んだ。
槇村さとるの「おいしい関係」だった。
昔、テレビドラマ化され、タイトルだけは知っていた。
無料分があり、気晴らしの気持ちで読み始めたけど、
読んだ後、私は仕事をしたい気持ちになっていた。

周囲に好かれることばかりを考えて仕事していた私


ストーリーはざっくり、主人公の女性が恋愛もしながら料理人として成長していく話で。

私がたどり着いたことは、

「私は仕事ができなかった」

ということだった。

※実際には得意なこと、苦手なことがあるだけの話だったり
単に経験不足からくる実力不足だった所も少なくなかったのかもしれません。


できていたこともあったけど
自分の不十分さに目を背けて、人間関係のことばかりを気にしていた。
担当する仕事について、一人前の仕事をするという覚悟はなくて。
仕事を舐めていたと思います。


特に対外的な対応は苦手で。
最後はいつも上司に何とかしてもらおうという気持ちがどこかにありました。


私は対人恐怖症で視線恐怖症だった。
だから、たくさんの人の中で一日働くことは業務以前に大変で。
家に帰る頃にはぐったりしていた。
それでも自分なりに必死にやってきた。


でも、その目的は、周りにいかに受け入れられるか?ということに帰結していた。
仕事自体で認められるとか、考えてもみなかった。
上手くやっていきたい、はあるけど
仕事のビジョンとか、仕事自体へ向ける目線はなかった。


私にはこれくらいの仕事しかできないし


うっすら感じている、自分の能力不足。
不安と恐怖とストレスの中にいました。
失敗や間違いが怖くて、その不安からあらゆる業務について人に聞きまくっていた。
私は元々やっていた事務の仕事、本当は得意じゃなかったのだ(笑)。
(少し頑張って勉強すればできた部分もたくさんあると、書いている今は思う。)


色んな面で向いていないと思うけど、生きてきた中で、私の仕事はこれだろうと思ってきた。

他にできそうな仕事もない。
やりたいことも思いつかない。

上手くいかないことは自分のコミュニケーション力のなさが原因だから
もっとコミュ力を身に着けようと、過度に相手に合わせようとした。


できないことは
苦手とか
興味がないからと
ちゃんと勉強もしていなかった。


少しずつ勉強していけば自分にも何とかできるとは思えなかった。
自分はダメだという考えに押しつぶされていた。


いつかやりたいライフワークがあるということを免罪符にして
私は目の前の仕事に真摯に向き合うことをしていませんでした。 


そうじゃなくて
ちゃんと一人前の社会人として
自分の仕事なんだという意識で働きたい。


  
だから
やりたいことではないけど
とにかく今の自分にできる仕事をする。


今まで働きたいと思ったこともあったけど、
それは、社会的に自立しているという体裁を保つためだったと思います。
ちゃんと仕事ができるようになりたい、とは思っていなくて。


対人恐怖もあるし、苦手な作業も多い。
だから次の仕事で一人前にやれるかはわからない。
やろうとしたけど、やっぱりこういう仕事はできない、という結論になるかもしれない。


でも、一人前になりたい。


だから、一からやってみる。


そして年明け、私は本格的に就活を始めることになる。



-心に残った言葉-

勝てる訳ないのに

経験だけは追いつけないもの

勝ちたかったんだ

勝つ訳ないのに

そーだ

経験を簡単に手に入れることなんかできない

精一杯をやるしか

私には何もない

(槇村さとる「おいしい関係」)


にらの花


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