しごとをするにあたって最近常に大事にしてること〜項羽と劉邦〜
オリジナリティを出せば出すほどに、しごとが人に任せられなくなり、しごとが増えていく。。
僕がすごく意識していることです。
昔はオリジナリティを出せば出すほど、自分という存在が輝き、自分という存在がこの世に価値を見出していくものだと思っていました。
それが全てだと。
しかし!!これは未来を見た時にとっても良くない。
今しごとをするに当たって、一番意識してることは、
項羽と劉邦の物語からの教訓です。
今話題のキングダムの時代
紀元前220年ごろに中国全土を始めて本格的に統一して、
初の皇帝となった始皇帝が立てた「秦」の国が倒れたあと、
「楚」という国の貴族の出である項羽と、
無頼上がりで身分も地位もない劉邦とが天下を争い、
庶民の出である劉邦が勝利を収めて「漢」という国を創ったお話です。
※この物語は、四字熟語「四面楚歌」の成り立ちにもなっています。
武将や政治家としての力量、家柄、知識や教養、勇猛さ、軍事力のどれ一つをとっても劉邦は項羽より劣っていたそうです。
もうほぼ勝ち目なしですよね!普通(笑)
実際にこの二人は何度も戦っていて劉邦は連戦連敗だったそうで、
最後の戦いに勝ってやっと天下を取ったそうです。
この勝因の一つが、
項羽は全てにおいて己の力量に自信があったせいもあって、作戦、戦闘、施政、行賞などの全てのことに関して、
一切他人に任せるということができなかったそうです。
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優秀が上の苦悩ですね!!
これに対して劉邦は、己の無能さ無力さをよく知っていたため、軍事、軍略、施政の全てにおいて家臣を信頼してそれぞれの能力のあるものを登用して任せていました。
↑
これですこれ!!
でもこれって頭でわかっていてもかなり難しいのです!
・・・俺がやっちゃった方が早いよな・・・・!?
とか
・・・俺が話しちゃった方が伝わりやすいんじゃないか・・・?!
とかが、頭によぎるんです。
これは優秀な人ほど陥りやすいしごとのトラップですね。
優秀であるからこその「こんなに自分よりできるわけがない」と思ってしまう。。
で、こういう人は決まってこう言うんです。
「あぁ〜優秀な人材が欲しい。。」
「私の周りって私がいないとダメなんですよ。。」
こうなってくると恋愛とか、子育てとかでも一緒なんですね。
そういう話はまた今度書くとして、、
自分は自分でいろんな経験をして失敗も重ねてきたからこその今があるくせに、
その経験を他の人に自分がいることでその貴重な経験を奪ってしまうことになっちゃってかもしれない。。と常に思っています。
うまくいかなかった経験って本当に貴重な体験になるので。
あなたの周りに優秀な人がいないんじゃない。
あなたがいるからいつまで経っても周りの人が優秀になれないのだよ。
あなたの彼氏がダメンズなんじゃない。
あなたの関わりでダメンズになってるんじゃないの?
あなたの子供が親離れできないんじゃない。
あなたが子離れできてないんじゃないの?
あなたがなんでもやってあげちゃうから。
あなたがその人が成長するべきところで手を伸ばしてしまうから。
のび太の成長ポイントで、ドラえもんは秘密の道具で助けちゃうからいつまで経ってものび太は成長しない。笑
こんなことを考えながらしごとをしています。
自分とそばにいる時だけ頑張るビジネスパートナーや従業員よりも、
自分がいなくてもその人自身のやる理由で頑張る人が増えたらとっても素敵なことだなって思ってます。
みんな
三国志の人たちはよく知ってるのに、この項羽と劉邦のことはあんまり知りません。
教科書にも出てきてるはずです!教科は忘れましたが。。
劉邦を意識しながら明日もしごとします!!
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