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広重浮世絵の世界① 日本橋
当館SNSでもう1年ほどぼちぼち続いている、館長による歌川広重の浮世絵紹介シリーズ。
せっかくなのでこちらにもリバイバル掲載いたします。
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ちなみに最新号は第21回、鞠子宿まで進んでいます!
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突然ですが今回から、歌川広重が描いた浮世絵を順次紹介してまいります。広重の東海道でもよく目にされる「保永堂版」ではなく、草津市が揃い物で所蔵している佐野喜(さのき)版「狂歌入東海道」を江戸から京都まで1点ずつ紹介していきます。デフォルメの少ない自然な描写が特色です。
今回は、東海道の起点「江戸日本橋」です。大名行列の先頭を行く鋏(はさみ)箱・槍持ちが橋の中ほどまで進んでおり、対岸からは棒手振りの魚屋が渡って来ます。橋の向こう側の河岸には蔵が軒を連ね、水面には船が並ぶ様子がみられます。背後には富士山と江戸城がみえ、魚市が賑わう前の早朝の様子でしょうか。
次回は、東海道最初の宿場、品川宿です。