『色』のもつ力
トップ写真は姪にプレゼントされたド派手なぐらいカラフルな羽織ものです。癌の治療を始める前に「おばちゃんがこの色ぐらい元気になれますように」とデパートで高いものを選んでくれたのです。
ここ2ヶ月は衣装どころではありませんでしたが、先日、姪とのランチに着て行きました!
娘たちからも高評価で「カラフルで、見ているだけで楽しくなる」と。
色の持つ力は大きい~。
病院のほぼモノトーンの世界で天井ばかり見ていた日々を経験し、『色』の持つ『癒しの力』をしみじみと感じました。
平安貴族たちが拘った『色』。
どういう組み合わせの『襲』にするかは、おしゃれの自己実現でもあり、『色の力』を借りて病魔から身を護るためだという説を実感しました。
高位の万葉人達は
非日常の『晴れ』の場、
あるいは『旅立ち』の日には
カラフル満載の衣装を身につけたといいます。
病魔や事故から身を護るためではないかと言われています。
庶民は『染めた糸、布』を身に着けることは許されなかった……。
『色』を身に着けられるのは権力者だけだったのです。
そんな時代を経て、
今、私たちは、化学染料や化繊の発達により、
また、身分制度のないお陰で、好きな色を身にまとうことができる~
古代人も『呪い』という名目で『カラーセラピー』を実践していたのだなあ、と思うと、これからも思う存分カラフルな色を身にまとい、生きる力にしようと思いました。
西瓜の瑞々しい赤い色には、ほんとうに、魔法の力があるように思えます。
今日も、様々な『色彩』に包まれ、
癒し効果を実感!
終わり