私の失敗。後悔先に立たず……
75歳まで現役で働いて生きてきたのだから、「失敗」と地団太踏むことはないのかも知れない。
でも若い方、中高年の方への参考までに。
1.私の母は明治生まれ。健康診断などない時代を生き、戦争を生き抜き、戦後の食糧難を生き抜き、100歳で亡くなった。その間、健康診断を受けたことはない。
介護保険の世話になるようになってから、血圧測定ぐらいだろうか。定期的に検診していたのは。それで100歳まで認知症になることもなく、亡くなる3日前まで自力でトイレにも行っていた。
父は教師だったので定期検診は受けていたが、今ほど綿密な検査ではなかったようだ。バリウムを呑んだりレントゲンぐらいだろうか。
94歳で理由は忘れたが入院、院内感染で亡くなった。苦しい煩わしい検査など受けず、癌も患わなかった。
そんな両親を見ていたから「健康診断なんてあまり意味がない」と私は思い込んでいた。
2・去年の十二月、眩暈を感じたときすぐに大病院に検査に行くべきだった。踏み台から足を踏み外して頭を打ったときは、脳検査にすぐ行ったのに。
3・かかりつけの医師、案外これも盲点だったと思う。
喘息と血圧のコントロールだけに心が向き、眩暈を訴えた私に、貧血、重大な病気が隠れているかも、という発想の転換ができていなかった。
以上、まとめると、
私自身、健康を過信し、血族に癌がいないから、自分がなるはずがないという思い込みが強く、発想の転換が出来なかった。
この診断は?と不信感をもった時に、すぐに他の医者の診断を受けなかった。
すべて、「後の祭り」「後悔、先に立たず」。
皆さん、週刊誌などで「健康診断なんて意味がない」とか「検査したら命が
縮む」とか書かれていますが、それも危ない情報です。
一つの情報を思い込むのでなく、自分は体力がある、など過信せずに、まずはまめに検診したほうがいいです。
それでも見つからない病気もあるでしょうが。
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