小さな幸せ
先日、朝日新聞「声」欄に私の投稿が掲載された。
どうでもいいような内容と言えばそうだが、採用されたのは嬉しかった。
係の女性記者の追加取材に応えるのは楽しい経験だった。
わずか数行の記事を係が心をこめてまとめる作業に加わったから。
家族にも友達にも言わなかった。
短歌とか小説だったら大騒ぎして知らせるけど。
どうってことない内容なのに、
お礼に図書券が送られてきた。
短歌のときは葉書10枚だった。
どれも特別な物で、使うのがもったいない。
この図書券で何の本を買おうか。
あれこれ考える。
人には言えない。
小説で入賞したわけじゃなし。
でもこの図書券は私の小さな幸せ。
誰にも言えないぐらいささやかな結果。
だって活字になったのよ!
誰にも言えないから、こっそりnoteに投稿。
明日は友達と映画を見に行く。彼女にだけは言おう。
小さな幸せを分かってくれる人だから。