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[茶道のキモチ]相性とご縁と
こんにちは。茶道教授&抹茶カフェ店主のそうみです。
私はどちらかといえば人見知りで、若い頃は気分の浮き沈みもはげしく、人づきあいも苦手でした。少しずつ自分のそういう性格に気づき、人との距離の取り方や自分の機嫌の取り方、バランスの良い生き方をなんとか身につけました。でも、まだまだ。生まれつき誰とでも仲良くできるタイプの方、とてもうらやましく思います。
長年、お稽古ごとは結局先生との相性よね、と思っていました。先生も人なら生徒も人。好き嫌いやうまの合う合わないもあるでしょうから。私が長く続けていられるのは、先生方とたまたま相性が合っていたからだと、そんなふうに思っていました。
ですが近頃、ご縁をいただくことと、いただいたご縁を繋いでいくことについて、考えるようになりました。
長くひとつのことをつづけていると、たくさんの出会いがあります。すぐ打ち解けられる人、長年かかって親しくなれる人、どうしても仲良しになれない人もいれば、諸事情でやめてしまい、二度と会うことのない人もいます。
そこには、相性というひとことでは片づけられない深いものがあるように思えてきたのです。すぐ仲良くなれてそのまま関係を継続できれば良し。なんともとっつききくく、どう接したらいいか気後れするうちに、悩ましいような間柄になってしまう方も、いないとは言えません。
いまも相変わらず好悪の感情に惑わされたり引っ込み思案の本性が表れてしまいますし、それでもそんな自分を否定せずに、えいっ!と一歩踏み出して、縁を繋ぐために行動しようと思います。気がつくと、苦手だった彼女が強い味方になっていたり。。。と期待して(笑)。