見出し画像

あれから、どうなってるの?福知山市 新文化ホール計画(塩見さとる議員)

20224年12月26日(木) 両丹日日新聞 の折込広告


あれから、どうなってるの? 福知山市 新文化ホール計画

広告:表面

<時系列>


<市長執行部>
◆令和5年9月6日:
新文化ホール基本計画策定
場所: 厚生会館跡地 規模 600 席 駐車場 : 30~40台など


<市議会>
◆9月22日:
新文化ホール策定事業及び債務負担行為予算 ○可決 【18対5】
(議第36号 令和5年度福知山市一般会計補正予算(第5号))


令和5年9月定例会議決結果について - 福知山市

https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/uploaded/attachment/38696.pdf

https://www.kensakusystem.jp/fukuchiyama-vod/video/R05/R050922-00-1.html

<録画映像のタイムスケジュール>
02:36→委員長報告
34:45→討論
1:12:55→採決


<市民>
◆令和6年2月8日:住民投票を求める署名開始
(事業見直しの賛否を問う住民投票条例制定を求める署名)


<産業建設委員会>
3月7日:請願審査
請願番号4:『採択』見直しを求める請願 【賛成4・反対3】
  ⇒3月27日の本会議【不採択】
--
請願番号5:『不採択』そのまま進める請願【賛成3・反対4】
  ⇒3月27日の本会議【採択】


令和6年第1回(3月)福知山市議会定例会 議決結果 (会期:2月26日~3月27日 31日間)

<市民>
◆3月12日:住民投票を求める署名提出
(合計:8286人)


<市長執行部>
◆3月26日:大橋市長 再検討を表明


<市民><市議会>
3月27日:市議会本会議、請願結果
請願第4号 見直しを求める請願
 ⇒『不採択』【賛成11・反対11(退席1)】
--
請願第5号 そのまま進める請願
 ⇒『採択』【賛成11・反対11(退席1)】
--
市会発議第2号 市長選と同時の住民投票を求める条例
 ⇒『否決』【賛成11・反対12】

https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/uploaded/attachment/40699.pdf

令和6年3月定例会議決結果について

令和 6年 第 1回定例会(第6号 3月27日) の日程

<この採決時に関してのギネン>
日程第5&第6において
産業建設委員長として『委員長報告』を行っているにも関わらず、
『裁決時のみ退席』し、
【議長採決に持ち込んだ】ということに理不尽を感じます。
(日程第7からは採決に参加している)
---
令和 6年 第 1回定例会(第6号 3月27日)の議会録画
https://www.kensakusystem.jp/fukuchiyama-vod/cgi-bin4/GetHTML.exe?2ys1lb9ml8hctru2qi/R060327_00TEIREI.html/0/10/1/0/0#hit1

しりゅうの感想

<市議会本会議>
◆5月10日:
議第2号 新文化ホール整備事業に関する住民投票条例の制定について
 ⇒『否決』【賛成8・反対14】
<録画映像>
0:03:06→産業建設委員長の報告
0:18:00→討論
1:50:23→議第2号 採決部分

https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/uploaded/attachment/41432.pdf

令和6年5月臨時会議決結果について

<福知山市長選挙>◆6月9日(日):投開票


<市長執行部>
◆9月26日 第1回再検討委員会
◆11月12日 第2回再検討委員会
◆12月26日 第三回市民懇談会


<表面左下の文章>

昨年9月に 「新文化ホール基本計画」 が策定された。
建築場所は現在の厚生会館跡地、
座席数を現在の1000席から 600席程度に減らす、
固定席で市展などは開催できない、
駐車場は30 ~ 40台とする案で
建設費は45~50億という 内容でした。

無所属維新議員団はこの案に対して
「北近畿最小レベルのホールであり、 アンケート結果でも明らかな
市民の声や想いを反映していない」 として
見直しを求める質問や質疑、 討論などを行った。

その後、「事業見直しの賛否を問う住民投票条例制定を求める」
署名運動が始まり8286筆もの署名が集まった。

時 を同じくして 「見直しを求める請願」 と
「そのまま進める請願」が議会に提出され、
産業建設委員会では見直しを求める請願が採択となったものの、
大橋市長が採決前日に 「再検討」 を発表したこともあり、
本会議では逆に可否同数で 不採択となった。

現在は再検討委員会での市民懇談会やアンケートで
広く市民の声を聴きながら進め、
議会も広聴会を開催し広く市民の意見や想いを吸い上げている状況。

最後に、署名活動や請願といった市民の声の力で、
新文化ホール基本計画は流動的です。
あらためて有権者である 市民の声の力と大切さを実感するとともに、
もっと声が必要です。

12月26日 (木) の第3回市民懇談会は傍聴も可能です。
興味のある方はぜひ!


新文化ホール関連 先進地視察

2月12日 (水) 行政視察報告会にて 詳細を説明します。

<税金 0円で新庁舎を建設>

としまエコミューゼタウン (豊島区役所)

区役所の上はマンション

高さは189m、 地下3階、 地上49階 建てで、
区役所とマンションが同居する 日本初のマンション一体型本庁舎で
名称 は としまエコミューゼタウン

敷地面積は 約8, 324m2で、
建物用途は庁舎、 店舗、 事務所、 共同住宅、 駐車場で
庁舎は3~ 9階と1階の一部となっている。

容積対象面積約66,600m2に対して
新庁舎専有部分の面積は25, 500m2となっている。

定期借地権で 191億円

興行主が設計と運営を行う新庁舎整備を進めるにあたり、
区所有の旧小学校と児童館の土地・建物85億 円分を権利返還するとともに、
旧庁舎地区に76年の定期借地権を設定し、
191 億円を地代(開発事業者の一括前払いが公募条件) に充当。

これにより、 新庁舎に必要な約2万5千m2の
「権利床」 と 「保留床」を取得。

こうした資産活用により、 3階から9階までを
区役所 (区議会ゾー ン含む)として 「区分所有」している。


<年間運営管理費 0円の文化ホール>

箕面市立文化芸能劇場

福知山市と同じ経緯

1966年に開設された988席のグリーンホール (箕面 市立市民会館) が
老朽化し、 建て替えの議論を行ったものの、
同じ場所に建設すると現在の規制では500席 規模のホールとなる事から、
新駅開通に合わせ新しいホールを建設したほうが喜ばれるのではないかと
新たな 劇場を建てることになり、
北大阪急行電鉄 箕面船場 駅前 (2023年開業) に合わせ、
文化ホール (大ホー ル約1401席、 小ホール約300席)、
生涯学習センター、 図書館、 駐車場、 デッキ、 駐輪場等の
各種公共施設を 整備する事業の一環で令和3年に建設された。

興行主が設計と運営を行う

文化ホールの運営管理事業者には、
ホール運営や各種公演・イベントのプロモーション、
アーティストのマネジメント事業
(EXILE TRIBE / 三代目J SOUL BROTHERS / GENERATIONS/THE RAMPAGE / 居酒屋 EXILE/B'z / 優里/ sumika / 緑黄色社会 / milet / 葉加瀬太郎など)で
豊富な実績を有するキョードーファクトリーが
独立採算での文化ホールの運営を提案され、 先行し て選定。

その後に施設全体の整備と維持管理を担う整備等予定事業者を募集。
さらにその後、両者が同事業を一体的に実施するSPC (特定目的会社)を
設立する という事業計画。

PFI手法によるVFMの効果で、
大ホール (1401席) と小ホー ル (300席)を有する文化芸能劇場建設の
施設整備費は58.55億円で、 年間の維持管理・運営費は0円となっている。

新文化ホール計画との『差異』

結び

豊島区の新庁舎整備計画は財政難から始まったが、
区有財産を活用し区財政の負担を抑えて整備する方針のもと、
市街地再開発事業と PFIの活用により
マンションと一体型の庁舎にすることで、
一般財源 から支出ゼロで庁舎を建設した。

箕面市は1000席程度の文化ホールが老朽化し、
建て替えると500~600席程度まで座席数が減ってしまうという
福知山市とほぼ同じ課題に直面し選んだのは、
民間目線で 選ばれるホールを作り、賑わいを創出するとともに、
維持運営・管理費が0円のサービスプロバイダー方式を選択。

なお、福知山市「新文化ホール計画」での維持管理費は
1億円近くかかるのではと危惧している。

たとえ建築費や維持費が0円にならなくても、
もっと工夫や民間との連携を考えれば、
より便利でより安く市民が望む施設や文化を実現できる可能性がある。

次世代の負担とならないよう今を生きる私たち市民が、
改革し無駄を省く必要があるのではないでしょうか。

--以上--

いいなと思ったら応援しよう!