天牌個人的名シーンまとめ(Vol21~30)

2022年に来賀さんが亡くなり、連載も終わりました。
追悼の意味も含み、天牌各巻毎に個人的に好きなシーンを1つあげていきたいと思います。

Vol21.

21巻からは、市居さんのわざ少牌なんて可愛く思える、究極のアヤつけ恐怖を植え付けるを挙げたいと思います。モノホンの人ですら恥ずかしくて?やらないことをこの男は簡単にやります。さすが新種の蠅。それを見て笑う北岡もなかなかですが、現実世界でも小指のない方が卓にいるのに、危ない発言して場を凍らせたプロがいるので、そういう人には通用しないでしょうが。

Vol22.

天牌の好きなところにカッコよい言葉だけど、よくよく考えると無茶苦茶だぞ、というのを背景とストーリーで強引に通す所があるのですが、22巻のミラクルワールドもその最たるものの一つです。大好き。積み棒一本でここまで絵になるのも最高です。

Vol23.

別に煽りシーンが好きな訳でもないのですが、23巻からは悪魔サイドに落ちたよっちんが市居さんを湯沸かし器にする場面を挙げました。なんだ見開きページをなるべく除くと天牌は煽りシーンが多くなってしまうのか。しかしさっきの北岡もそうですが、若いキャラは煽ったと思ったら急に負けてどよーんとしたりなかなかの躁鬱病を患っているのではないかと思わされます。それに比べて年取ったキャラはあまりブレませんね。

Vol24.

24巻からは、遼の当たり牌2筒を持ってきて感慨に耽ってしまう奥寺さんのシーンを取り挙げたいと思います。このシーンから麻雀は守るものができたりすると、いつかの中釜さんのように大事な時に自分の牌が来ないことを示してくれているようです。偏見ですが多分、奥寺や中釜さんが好きな人は麻雀強くない気がする。優し過ぎるのですよね。

Vol25.

25巻からは、実質市居さん対決の決着を決めた6000オールの場面を挙げたいと思います。煽っているうちに北とか白を自摸ってきたり、6筒を自摸らなかったらどうするんだると思いますが、そこはさすがに自摸ります。小四喜崩れ和了りを見事にストーリーにしているのが好きですね。天牌には他にも~崩れの恰好良い和了りがあります。

Vol26.

26巻からは、前巻であんな倍満を跳満に落としドヤ和了りしながら、自分がそんな振り込みをして驚くシーンからピックアップ。ですが、これはさすがにショックすぎます。価格の落とし方も24000→2400だし、しかしこの点数の落とし方からの和了りは麻雀の点数を上手く使った表現は、そのショックも相俟ってとても良いです。

Vol27.

牌の織り成しと同じように、天牌はこの対決があるかと思わせて成り立たなかったという不成立の美学がありますが、その一つ瞬vs遼を表す未来を見据えた闘牌シーンを27巻からは挙げたいと思います。同じように瞬とよっちんが未来の対決を夢見て天井を見上げるシーンも良いですが。あと、この後、京都で瞬vs遼は行われるのですが最終決戦ではないと思っているのでソーリー。

Vol28.

28巻からは、麻雀大会やフリーで誰かが突き抜けた時に使えるようなコピーを使っているこのシーンを挙げたいと思います。津神の和了形から、よっちんの煙草の折るシーンも相俟って、どれだけ場が追い詰めらているのがよくわかる好きなシーンです。

Vol29.

29巻からは、フリーでこんな和了りされたら、こちらは心が狭いので「ふざけんなよ」と思う和了形でも、実はとても意味があるものなんだと教えてくれるシーンを取り挙げます。意味あるわけないだろ!足立さんでなくても予測できない和了りと言いますよ。とはいえこんな中膨れ頭待ちを格好よくした漫画はあまりない気が…いやあったかな。

Vol30.

30巻では、ツキに見放されて、成金おじさん達からもボコボコにされるよっちんが、その理由(思い込み)を見事に表したシーンを取り挙げたいと思います。北岡から瞬へとキャラが変わっていくのもいいです。あとこうやって麻雀ではなく人と戦ってしまっているとどうなるかが、今後も含めて良く表現されていると思います。


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