目に見える成果は自信とやる気に変わる。
刑務所介護がスタートして求められていることは、認知症予防・日常生活を一人で送ることが出来る事(いわゆる自立できる事)
これまで自分のやってきたことや想い、長年ずっと温めてきたことを思うままにできる環境。
そんな環境の中で、ついに嬉しい反応があった。
1人の受刑者が私に対して感謝の意を込めて歌を送りたいと言い始めた。
この方のことは刑務官からは、こだわりが強く他者の意見は全く聞かず他者に何かをしてもらっても感謝もできない方。認知症予防へ参加しても文句しか言わないから参加させられない、と聞かされていた。
私には???がたくさん飛んで、えっ?だからこそ参加してもらうんじゃない?予防するんでしょ?
その受刑者が参加して2か月くらいが経とうとしているけど、初めのうちは他者との関係性を心配したこともあり、どうしようかな?なんて思うことも正直あったけど、本人の望むところに答えていく事で他者との関係性も良くなってきたと見える。私は、認知症ケアのプロとして彼らと関わり、関わる中で学ばせてもらっている。
だからかな、どうにかしてあげたい。と思うのは・・・これはエゴだな( ;∀;)
今は対象者が9名いてケア担当と私の2名でケアをしているけど、無期懲役の方もいれば出所が決まっている方もいる。それらの方に同じアプローチはちょっと違うと思うし、そもそも全員に同じアプローチが違うと思いながらどうにかして個別でのアプローチはできないか・・・なんて考えて今できることは全体での運動はケア担当の方に、その間に個別アプローチをかけているく。まずはその方が何を求めているのか?その求めにどうやって答えていくのか・・意外とすんなりプランはできたけどどうしても無知なところもありプロに聞いてみた!!イメージができればこっちのもん!!さっそく試してみた。
つづく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?