ジャンプのボクシング漫画第七話🥊
もうすぐ連載から二ヶ月経とうとする。
しかしページは後ろの方に来てしまった。
これは仕方ないとは思う。
少子化で部数も落ちたとは言えまだまだ人気作品は沢山ある。
この漫画は相撲でいう所の新入幕でまだ二桁をキープしているようなものだ。
このバイオハザードのバンダースナッチみたいなやつ、自滅してしまったが丸でリングにかけろ!に出て来たハードトレーニングのやり過ぎで負けてしまったやつを髣髴とさせる。
デビュー戦で負けちゃったら話が終わる。
どっちでも取れる安全パイだが、取り敢えず10週打ち切りはなくなったと見てもいい。
となれば、単行本は2巻くらいは出して貰えそうである。
単行本2巻は20話くらいなので半年間は続く。
この間に読者が展開に飽きなければ1年は続くものになるのだろう。
それではすぐ打ち切りになるのかと言えば、順位が明らかに最後尾でも長く連載が続いた漫画は幾らでもあった。
これは単行本が漫ろに売れてた結果でもあったのだが、ジャンプはこうした10年程続いた長期連載陣をすっぱりと切ることに決めたのである。
しかしこんな話ばっかりだな。
物語の構成を分解してみると、鬼滅の刃とハンター×ハンターのようである。
父親が行衛不明(ハンター)、病弱の妹の為(鬼滅)に戦い続ける。
同年代のライバル(強敵と書いて友)がいて、最強の兄貴(血は繋がらない立場の師匠)もいる。
これはジャンプのセオリーでもあるが、恋愛ものにいかないのはヒロインを血縁者とすることでそっちに振り向かないような配慮もなされてるのではと感じる。
ジャンプのセオリーならライバルを倒し続けて「仲間」を見つけて団体戦をやり始めることだろう。
鬼滅の刃もサムライうさぎもこれをやり始めて人気を維持し続けた。
そもそもリングにかけろ!もライバルを倒して仲間を獲得して団体戦をやり続けたのである。
どんなに「よい」作品作りを目指そうとしても、読者が共感しなければすぐ終わる。
主人公に全く共感しなければそれはそれで終わる。
主人公の仲間がいて、主人公との関係性が構築されて初めてその世界が成立する。
ある程度の我慢も必要なのだろう。