いつか真相を知る日まで
※画像は階級上げて世界戦へ向けての前哨戦だった時のもの
WBA世界ライトフライ級スーパーチャンピオンの京口紘人(以下京口弟)の試合が本人から新型コロナウイルスの陽性反応が出たと言うことで全試合が中止となってしまった。
そのカードだけを中止にすればいいものを何故全試合中止にせねばならないのかと疑問が湧く。
他の格闘技のみならず他のスポーツとて選手に陽性反応が出ただけで全試合中止にすることはないのに。
曝露しても感染しても基本的に“誰も悪くない”というところまで来ているのに、何故か全試合中止にさせるJBC(日本ボクシングコミッション)。
※中止にしたのはあくまでも大会運営だがJBCの規定に遵っている。
全試合中止ということは、その選手に責任をおっ被せると言うこと他ならないのにそのことには無自覚なのである。
JBCの愚かさに関してはもはや論じるまでもなくなってしまったのだが、世間を気にし過ぎてボクシングが品行方正であらねばならないという呪縛にでも掛かっているのではと思う。
最早誰も注目すらしてないのに、独り相撲宜しくスタンドプレーをしている。
試合中継もない中で、京口弟がどれだけ世間に向けてアピールをしてきたのだろうと思う。
この試合もYouTubeの中継で行われる予定だった。
YouTuberとしても活躍する京口弟はこれをきっかけにして若い人や多くの人にもボクシングを観て貰おうとして努力してきた。
ヒントは共演したジョーブログからであろうが、流石に若いこともあってYouTubeが若い人たちへの訴求力があることを見抜いていた。
努力の甲斐もあって京口弟のフォロワー数やチャンネル登録者数も増え、試合中継も出来る運びとなった、筈だった。
だがそうはならなかった。
臆病者達が、若い人達の未来の芽を摘んでしまっているのだ。
以前、京口弟のことについて批判記事を書いたがそのことと今回のことについてはきっちりと分けるべきだと思うし、これで京口弟への報いだとも思わない。
京口弟は今回の件で人生は山あり谷ありのように感じていたという。
自分は、このことに対しては京口弟を責めるつもりなど全くない。
努力に対して報われるべきだと思うし、ここまで漕ぎ着ける苦労は見て取れると思う。
K-1でも武尊が地上波放送が叶った時に「まずはここから」と呟いていたようだったが、結局コロナを非常に恐れた群衆の圧力によって地上波放送が見送られることとなってしまった。
今のK-1にも言いたいことはあるが、それとは別で努力に対して報われるべきであり基本的な対策を取っているにも拘らずそれすらも妨げようとする勢力には断乎として抗うべきである。
12月にも試合再開へと漕ぎ着けていたようだったがそれすらも叶うことはなかった。
そして対戦相手のタノンサックは帰国することに。
感染拡大を恐れてと言うことらしい。
試合に漕ぎ付けるまで5000万円、試合中止になった時の損失が3000万円、そんなにお金バンバン出せる訳でもないのにどれだけその“感染拡大”を恐れて未来ある人々の可能性を摘むのだろうか。
過剰な自粛派は自分の独り善がりの正義を他人に押し付ける。
全体主義となってしまっているのだが、こうやって権力者がほぼ何もしないまでも群衆が勝手にやってくれるのだからこれ程までに御しやすいものはないだろう。
しかし今の政権はかなり柔和で、法律に則る以前に“要請”しか出来ないのに群衆が過剰になってしまい寧ろ暴走に歯止めが掛からなくなってしまっているようだ。
日本国憲法の仕組みが、人は性善説に則っているという前提に立っているので国民を法的手続きなしに束縛することは出来ないことになっている。
憲法改正草案の中で四項目に絞られた一つである「緊急事態条項」を組み込むかどうかという議論がなされる筈だったが、これも最早必要がなくなってしまった。
集団心理によって暴走した群衆が勝手に全体主義に埋没してしまい、政府がこれを何とかして経済を殺さぬよう緩和しようと努力するのだが、マスコミが視聴率欲しさに煽り、各自治体の長が瞞しのリーダーシップを見せようとし、自分達の利益しか頭にない医療関係のトップが憲法や法律を蔑ろにしたパターナリズムを振り翳し、まともな判断を下せぬ群衆が恐慌して強張った空気を作り上げてしまうのであった。
恐らく戦前もこんな感じだったのだろう。
そう遠くない未来にワクチンが日本に届いて今までのことがなかったことにされるかも知れないが、今まで起きたことをしっかりと記憶しておきたいと思う。
どれだけの人が犠牲になったか。
結論は、今の段階で出すのは難しい。
本人がどう思うかである。
なんと、カネロと同じプロモーターとの契約が成立したようである。
転禍為福。
同日アンダーカードだった筈の前田稔輝の試合も行われたようで、取り戻せるものは取り戻せたようである。
但し時間は取り戻せないがやり残したことは取り返せるのである。
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