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ジャンプのボクシング漫画3話目🥊
ここ3週連続の特別編成もここまで。
新連載は巻頭カラー、2話目はセンターカラー、3話目はモノクロだがページ増とサービスが続いたが今後は自力で人気を勝ち取るフェーズに入っていくのだろう。
ここ3話である程度の人気というか、固定ファンを掴むことが出来なければ10週打ち切りが待っているのみ。
たった10週かと思いきや、月換算すれば2ヶ月半である。
まあ10週打ち切りになる頃には読者が飽きて見放すので、予め漫画の構成も10週ペースでの一区切りを目指しているのだろうと感じることがある。
天涯孤独の少年がやくざの門を叩いて入るところは宮下あきらがジャンプで最後に描いた「ばくだん」そのものである。
ただ、ばくだんは暴力事件を起こして少年院に入ってやくざに迎え入れられたところから始まるのでスタートは違う。
極道エリートがやくざにスカウトされるのと、入門試験みたいのを受けてやくざに入るのとではやっぱり入り口が違うと感じる。
以前にも書いたようにばくだんは2巻で終了している。
プロライセンスを取ったらやくざから足を洗って破竹の勢いで日本王者に挑んで勝ったところ、突然世界王者がばくだんを指名して試合しようとするところで話が終わってしまった。
もうちょっと続いて欲しかったなと思ったが、考えてみればジャンプはプロスポーツに突入する前で話が終わったりする。
ろくでなしブルースも一応はボクシング漫画だったのだが、高校を卒業して数年後にプロに進むところで物語は終わった。
BLEACHもボクシング漫画?ではないがメンバーの中にはやっぱり高校卒業したらボクシングに進んでいつの間にかWBC世界王座戦にまで辿り着いていたところで話が終わったのである。
キャプ翼の作者が描いたボクシング漫画「チビ」もプロスポーツではなかったが虐められっ子がボクシングを通して強くなってく話なのだが、究極の虐めっ子にボクシングルールで勝ったら物語がそこで終わってしまった感があった。
究極の虐めっ子はその後喧嘩が滅法強い少年にボコボコにされてしまってすっかりと雑魚キャラに降格してしまったのが正直悲しかった。
ジャンプセオリーで次から次へと強い奴が果てしなくやって来ると言うものは避けられないかと思ったが突如として恋愛モードに入ってしまいそのまんま終わってしまった。
ジャンプって、次から次へと強い奴がやって来るジャンプ黄金パターンを描かせていたのだけど、ある程度の目標を超えると萎んでしまうという運命も避けられないのだと感じる。
さて、本題のドリトライに戻るがこの主人公の生きる動機は鬼滅の刃の炭治郎そのもの。
炭治郎は鬼になってしまった禰豆子を救うために鬼殺隊に入る。
ドリトライの主人公青空(あおぞら)は栄養失調で病に臥せる妹星(あかり)を食わせるために修羅の道へと進む。
何れも貧しい時代の青少年がどうやって生き抜くかと言うものである。
戦前生まれの子供達の名前ってそんな平成フタケタ生まれのK-1ファイターみたいなキラキラネームだったりするのかねと思ってしまう。
昭和ヒトケタ(昭和十年代)なら石原慎太郎とかその世代の名前が一般的じゃなかろうかと思う。
(ちびまる子ちゃんのヒロシは昭和ヒトケタ生まれ)
戦中は10歳にも満たないなら宮崎駿や養老孟司やちばてつやとか下の名前平仮名三文字が一般的になっていくのだろうけれど。
戦後は漢字一文字平仮名三文字の名前がほぼ浸透していく。
星と書いてあかりと読ますのは丸で月と書いてライトと読ますみたいな錯覚を起こす。
ここは「ホシ」でいいんじゃないか?
とは思ったが片仮名二文字の女子の名前は大正を経て段々と一般的なものでなくなっていくので、この時代だったら「あかり」じゃなくて「あきこ」なんじゃないかと思う。
貧しい時代を生き抜くという設定は、今の豊かな時代豊かな社会豊かな国に生まれた子供たちには到底想像も出来ないものだからその時代に置き換えないと頑張って努力すると言うことが伝わらないというのも難しさを感じる。