中高年にこそ見て欲しいアニメ①「魔法少女まどか☆マギカ」
普段アニメは見ない、という方……特に自分と同世代の中高年の方にオススメしたアニメを紹介していくシリーズ第1弾です(*´▽`*)
記念すべき一回目は有名なものがいいかな、ということで「魔法少女まどか☆マギカ」を選びました(*´▽`*) え、聞いたことない、という方もいらっしゃるかもしれないんですが、アニメではかなり有名な名作です。
ひとつの目安になればということで、個人的な評価で星をつけてみました。
ストーリー ★★★★★
キャラクター ★★★★☆
衝撃度 ★★★★★
絵柄・演出 ★★☆☆☆
声・音楽など ★★★★★
(絵柄だけ低いのはすみません(>_<) 本当に個人的な好みの問題です……)
魔法少女という、いかにも「オタク」が好きそうな登場キャラ、ほんわかした可愛らしい絵柄、始まってすぐに感じるキャピキャピ感……「おいおいこんなものをオッサンに観ろというんか~~い!Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン」とすぐに視聴をやめたくなるでしょう。
わかります。ボクも最初はそうでした。「これ、本当に名作なん?」と疑いまくっていました。
せいぜいOP曲が切なくていいメロディだな、と思うくらいで特別面白そうとは感じられなかったものです。どう見ても「どこにでもよくある魔法少女もの」としか思えなかったんですが……。
とりあえず3話までは観てください。
3話が終わると「どこにでもよくある」なんて予定調和は完全に崩れて、不穏な空気と不吉な予感がバンバン漂いまくります。この話、なんだかヤベエ! と感じるはずですので。
それくらい衝撃の展開が3話に訪れるんですが、ハッキリいってその3話の衝撃はまだまだ序の口です。
3話で起こる衝撃展開なんてものは、他の作品でも有り得るといいますか……まあ、そこまで飛び抜けて凄いわけじゃないんです。他のクリエイターでも考えつくよね、というか。
3話の衝撃はあくまで導入部に過ぎず、その後どんどんと衝撃の展開が起きていきます。衝撃というだけでなく、心をグサグサと引き裂くような出来事や難題が巻き起こっていくんですよね。
話の内容自体は「魔法少女」が人々に害を与える「魔女」と闘う……というありきたりなものなんですが、そこに隠された様々な秘密がエグイ(;´Д`)
こんな可哀想なことを中学生にさせないで~!(´;ω;`)ウゥゥ と痛みを覚えずにはいられない作品となっています。
秘密が気になるというミステリ要素や衝撃展開というサプライズがあるだけでなく、魔法少女になった女の子たちに幸せになって欲しい……と願わずにはいられなくなるので、ついついその後も見たくなってしまうのです。
その脚本の完成度の高さたるや!ヾ(*´∀`*)ノ
全部で12話、さらにその後劇場版もありますが、基本的には12話でちゃんとひとつの物語としてまとまっています。
構成を見てみると、大体3話ずつくらいで大まかなまとまりがあるんですが、4~6話と7~9話で魔法少女になった女の子たちの哀しみをそれぞれ描き、10話以降で物語の一番大きな謎が明らかになる……という感じですね。
この4~9話も実に女の子たちの苦しさや哀しみを表現していて見応えがありますが、終盤にかけて畳みかけていくスケールがめちゃめちゃ壮大なんですよ!(≧▽≦)
このスケールの大きさ、そして物語全体に隠された大きな仕掛けについては、度肝を抜かれました……(;´Д`)
ハリウッド映画だとこれくらいの大きな話をやりますけど、日本映画じゃあまずないですよね……(^^ゞ この仕掛けを知ったときには「映画よりアニメの方が上じゃん……!!」とマジで思いました。(スケールが大きい、というだけでなく、それをまとめ切っている手腕に、です)
と同時にですね、もうどう考えても無理ゲーじゃん! とも思うわけですよ(;^ω^) 主人公たち、おしまいやん、と。
終盤ですべての秘密が明らかになると、どう考えても主人公ヒロイン・まどかの不幸な最期しか考えられないんですよね。バッドエンド確定じゃんと。
そんな絶望的な状況のなかで、どんなラストを迎えるのか……。これまた見応えのあるラストになっていますので、是非この哀しみの物語がどんな結末を迎えるのか見届けて欲しいなと思います(*´▽`*)
また音楽が……特にOP曲がめちゃめちゃいいんですよね~(*´▽`*)
物語の全貌がわかってくると、「ちょっといいな」と思っていたくらいの歌詞や曲が世界観にめちゃめちゃ合っているんですよ(≧▽≦) 心に突き刺さるのなんの(∩´∀`)∩
キャラひとりひとりの悩みや葛藤は、きっと人生の悲哀を知った中高年の方がグッと胸に迫ると思います。
加えてちょっとややこしい話になっているので、オトナの方が楽しめると思うんですよね。
見た目のキャピキャピぶりから騙されそうになりますが、アニメのレベルの高さを示した代表的な名作だと思います。
是非一度はご覧になっていただきたいですね(∩´∀`)∩