「祈り」というプレゼント
皆さまこんにちは、草もちです。
2025年1月18日(土)に開催された、
棗いつき Birthday LIVE 2025『Winter Gift』の浸り(ライブレポ)記事となります。良かったですねぇ。
タイトルは後ほど回収するので少々お待ちを。
本編はライブMCの内容も触れるのでネタバレNGの方はブラウザバックいただくようお願いします。
また各曲ごとのライブレポは記憶力よわよわの自分には難しいことなので、
以前書いた記事の振り返りと強く印象に残った「祈り」という観点から綴っていこうと思います。
250127 追記:
ネタバレタグはライブMCの内容に関するものであり、解釈部分のものではありません。
解釈はそのような印象(感想)を持った理由を自分なりに作品に向き合い、整理し、言語化することで生じます。
特定の作品に対する解釈は、人それぞれ何を重視しているか価値観であったり、それこそ歩んできた人生で異なる解釈が生まれると思っています。
そういった前提のもとで、読み進めていただければと思います。
それではよろしくお願いします。
1.セトリ予想について(以前書いた記事の振り返り)
以前こんな記事も書いていました。
なんと、現時点自分が書いた記事で閲覧数が一番多い記事となりました。
ありがたいことですね。見ていただいた方感謝です!
配信見逃した方へのグッズ紹介が良かったのかなと思っているので、
余裕のある限りは続けていきたいです。
振り返ってみてもキービジュアルやグッズは想いが詰め込まれているなと感じますねー。
なお予想としていますが、今後も実際にライブでどれだけ演奏されたかはあまり重視していないのでその点ご理解いただければ。
(参考になればとか書いちゃっててすみません)
コンセプトに込められた推しからのメッセージを理解しよう、読み取ろうとする、その行為が大切なんだなと思っています。
2.「祈り」というプレゼント
では本題です。
この「祈り」というのは「オラシオン」という曲を指しています。
私は今回のライブを通して、棗いつきさんはオタク達(棗いつきさんのファン)にこの曲をプレゼントしてくれたと解釈しました。
まだ聴いたことのない方はまずは一度聴いてみてください。
今回新たにアレンジされた「オラシオン Band ver.」があまりにも
真っすぐで、温かくて、励ましてくれて、優しさを感じるそんな一曲です。
ではここから、なぜこの曲にテーマのようなものを感じたのかについて
関係するお話を書いていきます。
2.1 「オラシオン」の歌詞とコンセプトの関連
そもそもこの曲はあまり聴きこめていなかったのが正直なところです。
ちょいちょいこの曲についてタイムライン上に流れているから、
まあ頭の片隅に入れて聴いておくかくらいでした。
ではどこから「あまりにも今回のテーマに当てはまりすぎる」と感じるようになったかというと、今回のテーマソング「光になれたら」に記載された
棗いつきさんのコメントでした。
※MV公開時点では、概要欄にある「いつか、あの星をつかまえに行こう!」という文章から、PRIMARY STARがメインではと思っていました。
このコメント中の「誰もが誰かにとっての光」というのが、
オラシオンの歌詞にある「誰もが誰かの特別であるように」とリンクしており、そこから改めて「オラシオン」という曲を深堀しました。
光や星というモチーフもさることながら、何よりこの曲の締めにある
「こんな曲を君に届けたい」という締めの歌詞がプレゼントのイメージに当てはまると思い、この曲が「Winter Gift」というタイトル回収のために披露されるのではと思うようになりました。
余談ですが、タオルを使ってオタク達をろうそくに見立てようとしていたのも、君たちも光なんだよというメッセージを暗に意識していたのかなと思います。
2.2 昼公演のMC
昼公演のMCにてこの曲の曲振りが衝撃的だったんですよね。
え、棗いつきさんバラード苦手意識を持っていたの?と。
というのも、私は棗いつきさんを「天気雨の旅」で認知したので、
語りかけるような、静かな曲も得意なものだと勘違いしていました。
※以下リンク先から「天気雨の旅」を聴いていただければわかるように、
Aメロの入りからして得意だと思いません?
むしろそういった曲は歌えるけれど激しい曲のほうが好みという本人の嗜好の問題から、バラード系の曲は少なめなのかと思っていたのですが、
実はそうじゃなかったんですね。
そして、苦手意識を持っているけれど歌えると自分が思えるようになったら歌う、いわば将来の自分に向けて書いたというようなことを語ったうえで、
この曲「オラシオン」が披露されるわけですよ。
いや、これは心動かされないわけがないと。
MCで語る曲は語りたいだけの理由があるから語るわけで、
そこからも思い入れの強さを感じます。
(繊細で優しい音が似合うからこれからもバラード系統の曲を出してくれと祈ってる)
2.3 祈りという意味
そもそも祈るという言葉自体にどんなイメージを持ちますでしょうか。
自分のために祈るというよりは、誰かの無事であったり幸せを祈るということの方がイメージしやすいのではないでしょうか。
(自分に対しては願いのほうが適しているのではと)
何もできないとしても、せめて祈ることならできる。
今は届かないかもしれないけど、いつかこの言葉が届くかもしれない。
誰もが誰かの光であってほしいという、
「きれいごと」のようにも思えるそんな想いを歌にのせて君に届ける。
歌にして想いをプレゼントする。
本当に美しいテーマだと感じました…
「オラシオン」奥が深い…
以上のことから、今回のライブを通して「オラシオン Band ver.」という音楽を、私たちにプレゼントしてくれたのかなと思っているわけです。
色々なことを経験してきた今なら歌えると思い、当日まで準備して、
誕生日ライブに見事に歌い上げたその光景を思い出すと、
やはり熱いものがこみ上げてきます。
3.後書き
今回のライブも密度が濃すぎて、どの切り口でも火力高い内容となりそうです。
ほんと良いライブだったなあ…
後日振り返り配信があってコンセプトなども語られるかと思いますが、
私の中では「祈り」であり「オラシオン」という曲がプレゼントで心動かされたということで記事を書いています。
(見当違いのこと書いているかもですが、同志もいるはず。
その時は一つの解釈として楽しみいただければと)
「光になれたら」「Son joyeux」「愛のテロメア」など個人的に好きな曲がいっぱいで、ライブ当日はまともに感想をまとめられないくらいキャパオーバーでした。
初参戦で、こんな贅沢な経験をさせてくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。
盛り上がる系の曲も昼夜しっかりぶち上げてもらって、
あの体力はどこにあるのかこっちが知りたいくらいアツかった。
一つ反省点を挙げるなら、感傷に浸るかぶち上ることに意識が行き過ぎて、
ステージ上の演出があまり見れていなかったかもなというのがあります。(例えば、光になれたらでロケットが発射した音なども入っていたという話も?)
きっと演出にもこだわっているはずなのでディレイ配信で要チェックですね。
日常に戻るのはそれはもう困難でしかないですが、
次の夏のライブや(その前に京都でのイベント)があるので、
それを支えにして頑張ってます。
次のイベントには名札は作成したいと思いますので、
もしお話しする機会があれば是非!
真っ直ぐな曲良いよねという同志と固い握手しましょ。
4.おまけ
「オラシオン Band ver.」の美しさ、優しさ、温かさから触発された曲を
ジャンル自由に紹介してみます。
本筋から逸れますが書きたくなっちゃったんで、興味のある方だけどうぞ。
4.1【MV】GHOST / La prière
語りのたむ曲でほんとに好きな曲。語りが強すぎる。
4.2 Mili - Utopiosphere
曲の美しさから、この曲が想起されました。
一時期狂ったように聴いていた。
ほんと、入りのピアノのメロディからすべてが美しい曲です。
4.3 ヨルシカ - パレード (Music Video)
温かさ、美しさ、繊細さならヨルシカさんが想起されたのでこの曲を紹介。
泣けるんよ。
4.4 「天泣」 (演奏:時瀬高等学校箏曲部) | この音とまれ!
あえて歌詞なしの音楽も紹介。
琴の音色とメロディが美しいです。
7分からが本番ですので、アニメパートが不要な方はそのあたりから。
(それか別動画で演奏のみのものもありますのでそちらを)
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。