【推し活】気づいたら「棗いつき」さんの沼にいた話
こんにちは、草もちと申します。
今年ももうすぐ終わるということで、今年の最後の記事として気づいたら「棗いつき」さんの沼にいた話について記していきたいと思います。
沼るといっても私にとってはポジティブなもので、ファンとの交流が広がる、感情が幾分か豊かになる、新曲発表や配信・イベントなどが人生の楽しみの一つとなる、創作意欲が沸くなど、社会人として感情を抑制した日々に彩りを与えてくれるようなものです。
そんな「棗いつき」さんの沼(魅力)にハマっていく過程を振り返りたいなと思い記事を記します。
「棗いつき」さんを知らない方はこんな魅力があるのかと少しでも知ってもらえれば幸いですし、すでに知っている方はライブ参加前の自己紹介として読んでもらえればと。
読みづらい点あるかもしれませんが、どうぞご了承ください。
1.認知 -存在を知るきっかけ
「棗いつき」さんを知ったのは、とある方の布教記事経由だったので、
まずはそちらの内容を語らせてください。
元々私は「轟はじめ」さんや「AZKi」さんを中心にホロライブのメンバーを推しているのですが、幸運にもAZKiさんの現地ライブに参加できることが決定したため、ライブの予習(※)のため現地参戦前に関係した情報をリサーチしていました。
※
ライブの予習は、「コール・アンド・レスポンス」などの楽曲がないか、現地参戦時に注意したほうが良いかといったことです。
全員が履修を強制するようなものではないものの、
演者にとって最高の舞台になるよう、我々も舞台装置としてやれることをやりたいという想いと、そっちの方が楽しいからできる範囲でやっています。
そして、そんな中で出会ったのが「kumaberry」さんの記事でした。
当時「Twitter (X)」の利用としては情報収集や単純に自分の感情を言葉にしていこうと作成したアカウントでした。
ファン同士で交流するということに憧れを持ちつつも、こんな良くわからんアカウントと交流したい人なんかいるのかという葛藤を抱いており、
そういった交流というものを避けておりました。
一方で、反応のない虚無に向かって自身の感情を投稿し続けるという行為は、ある種の虚しさを感じさせるものでした。
(また、ホロライブの5thフェスにも現地参加させていただいたのですが、
ソロでの参戦でした。
そこでは同じ好きなものを語っている様子があちちらで散見され、交流を避けながらも交流を”羨ましいな” という思いが募っていました。)
周囲に推し活をしているような人はいなかったため (実際には行っているのかもしれませんが、否定される可能性を恐れ自分からは確認しない)、
やはりSNSで何とかするしかないのかと決意を新たにした矢先、「kumaberry」さんの記事がおすすめに流れてきました。
記事の内容、その熱量に心が動かされました。
各界隈について調べていけばいろいろな方が「布教」という形で記事を作成していますが、当時の自分は知る由もなく、
一ファンが時間をかけて記事をまとめているというその行為自体が新鮮で感動を覚えました。
そして、この方は他にどんな記事を書いているのかということに興味を持ち、そんな中に出会ったのが次の記事です。
混沌とした感情が内に秘め、今後の推し方について思い悩んでいた時期にこの内容を知ることができ、
こんな記事を書いている方であれば交流することができるかもしれないという想いで、勇気をもって感謝の気持ちを伝えるとともにフォローさせていただきました。
この記事や「kumaberry」さんとの出会いは私にとっての推し活を方向付けるものであり、「AZKi」さんのLiVEに関する予習にとどまらず、
ファンとの交流の第一歩となりました。
(そしてこの辺りから、他のファンの方もフォローしだすようになります。)
「棗いつき」さん以外に関する内容が長くなってしまいましたが、
当時のやり取りは自分にとっては大切な出来事であり、
感謝したく記させていただきました。
他の記事も気になるのが性(さが)というもの。
「AZKi」さんと同じ(あるいはそれ以上の)熱量で記事を書かれているのが
「棗いつき」さんであり、ここで初めてその存在を認知しました。
※他にもたくさんの記事を書かれています
ここまでの内容としては、布教記事を知り、ファン同士の交流を果たし、そのつながりから「棗いつき」さんを認知しました。
2.魅力を知り沼へ -『TRAVEL2U』と『天気雨の旅』
そんな経緯もあって、「棗いつき」さんの歌う曲で初めて出会った曲は『Mela!』でした。
『Mela! / 緑黄色社会 covered by 棗いつき』
お恥ずかしい話なのですが、正直なことを申し上げると、
この時点ではまだエネルギッシュで特徴的な声質で歌を歌う方なんだなといった程度の気持ちであり、数多の歌い手さんの中の一人でした。
後にその真価に気づきハマっていくのですが、当時はエネルギッシュな曲をメインに行っているような歌い手さんは趣向の範囲外で、
特徴的な歌声ではあるものこの時点ではそこまでハマりそうという感覚はありませんでした。
※注意
なぜ、当時のハマっていないということをわざわざ書いているのかというと、どの曲がどのタイミングでその人に刺さるかわからないからです。
ある人の楽曲のうち一曲を聴いてみてちょっと違うかもと思っても、何回か聴いてみたら印象が異なること、また他の曲では異なる印象をもつかもしれないという可能性があり、まさに自分がそうだったので、
敢えて書いています。
そうして、そのあとの記事内容はあまり深く読まず、(『Garbage Flower』など今思えば絶対に好みな曲が紹介されているにもかかわらず)しばらく日々を過ごしました。
魅力に気づく転機となったのは 1st LIVE TOUR『TRAVEL2U』と『天気雨の旅』という曲でした。
この曲を知ったきっかけもやはり布教記事経由です。
こちらの内容について興味を持った方は後で読んで欲しいのですが、
文章の熱量に背中を押され最後まで読み進めると後半に次のような一文がありました。
ここまで言わせしめる「棗いつき」さんのライブとは一体どんなものだったのか、これはディレイ配信(ライブのオンライン配信)を見てみるしかないなと興味を持ち、ライブを見る前に表題曲である『天気雨の旅』を聴いてみようと思いました。
【MV】天気雨の旅 / 堀江晶太 feat.棗いつき
あ、これは好きな曲だというのと、語りかけてくるような歌詞にシナジーがある声質というか、何度も聴きたくなるような不思議な魅力があるなという印象を受けました。
そして、こういう曲の歌い方は好みのタイプかもしれないなと思いなおし、
ディレイ配信を心待ちにしていました。
その後、公開された配信を視聴。
ライブも安定して上手いというのが率直な感想でした。
(あとはこの声そのままライブでも聴けるんだという驚き)
楽曲について一番印象に残った (当時の好みに合致した) 楽曲は、カバー曲の『青のすみか』でした。
Aメロの語りかける歌い方がやはり好みな歌い方なんですよね。
青のすみか / キタニタツヤ(covered by 棗いつき)
そしてライブの終盤、記事で触れられたシーンが訪れました。
棗いつきさん自身が等身大の心情を語る姿、そしてその内容が心に刺さりました。
その詳細は到底表現しきれないという想いから省きます。
今後オタク(棗いつきさんのファン)になった方は、円盤を購入してこのライブだけでも体験してほしい。
この体験を経て私は音楽だけでなくその根底にある想いや言葉、表現を大事にして挑戦し続けている歌い手なのだと認識し、
「棗いつき」さんが創る音楽の力強さ、励まし、繊細さ、優しさやこめられた想いひっくるめて魅力なのだと実感しました。
ここから沼に落ちはじめます。
そういった人柄を理解したうえで改めて「棗いつき」さんの曲を聴いていくと、沸々とこみ上げてくる感情があり、この辺りから他の楽曲も本格的に聴きこむようになりました。
なお『天気雨の旅』は最終的に2024年に最も聴いた曲です。
この曲は私にとって「棗いつき」さんが表現したい世界を強く意識させた初めて出会った楽曲であり、
次のライブは参加するぞと決意した、個人的に思い入れ深い一曲です。
ここまでの内容をまとめると、布教記事から『TRAVEL2U』というライブや表題曲の『天気雨の旅』を知る。
そして「棗いつき」さんの魅力を知り沼に落ちていくこととなりました。
3.さらなる沼の深みへ -10thアルバム『ENIGMA』
突然ですが、皆さんはM3というイベントを知っていますか。
そんなイベントがあることは知らずにこれまでの人生を過ごしていましたが、M3は音系・メディアミックス同人即売会であり春と秋に行われています。
コミックマーケットの音楽版ととらえていただければ良いかもしれません。
このイベントに「棗いつき」さんが新しいアルバム『ENIGMA』を販売するという情報を得ました。
また、そのアルバムに含まれる『愛のテロメア』のMVも公開されました。
【MV】愛のテロメア / 棗いつき
MVを見て、もう、ぶん殴られたような衝撃を受けましたね。
こういったテーマや感情も音楽で表現してくるのかと。
特にラスサビの感情ののせ方が心をえぐってきます。
しばらくはこの音楽で表現された世界が頭にこびりついて離れませんでした。
そしてこのアルバムには関連する特典小説も電子でついてくるということ。
これは気にならないわけがない、、
イベント当日は某試験の日程が被っていること、M3自体がニッチむけなイベントで初心者にはハードルの高いと考えていたので参加するのを迷っておりましたが、
いち早くその世界を知りたい、できれば旧譜も欲しい、ご本人に次のライブを楽しみにしていること伝えたいという気持ちの方が勝ったので、少し遅めの時間となりましたがブースを訪れ購入いたしました。
(今思うとこの時点でもう沼どっぷりですね)
アルバムも買えたし初めての小説、どんなものか読んでみるか~
、
、
(沼の深みに沈む音)
全然おまけではなく、感想や考察、二次創作をしたくなるような読み応えのある作品でした。
かねてより噂には聞いてみましたが、実際に関連する物語に触れてから、音楽を聴くと得られる印象がガラッと変わったり、
深みを増したりと楽曲から受けるイメージが多彩になりました。
これは単純に得られる情報量の違いが大きいと思います。
この物語と音楽がつながる感覚は是非皆様にも実感してほしいです。
「棗いつき」さんは歌い手であり、最後まで読みたいと思わさせる物語を生み出す作者でもあるのだと思い知らされました。
ちなみに、2024年12月28日にこのアルバムの1曲目のMVも公開されましたのでまだ聴いていないという方は是非!
物語が始まるぞという感じで、曲のなかにこの物語に関する色々な表情が顔をのぞかせます。
虚構性プロローグ / Feryquitous feat.棗いつき
※余談
その後小説「ENIGMA」A5冊子【ENIGMA制作記念グッズ】も作成されました。一ファンとして物理でも欲しかったので嬉しい限りです。
完全受注生産で再販はないとのことで、現在受付終了していますが、
個人的な感謝やお祝いもかねて余分に購入しています。
そのため、もしあなたに沼の深いところで会えたなら少しであればその魂を救済することが可能です。ご相談ください。
(偶然、私はこのタイミングで「棗いつき」さんを知ることができたというただ幸運な事実があるだけであり、後からこの事実を知ったら、
いてもたってもいられない気持ちになるだろうという思うからです)
ここまでの内容を簡単にまとめると、人柄や音楽だけでなく物語も魅力的なんですよという内容です。
4.沼の行方 -思いや感情を表現する布教活動
以上「棗いつき」さんを認知したきっかけ、
そして沼に沈んでいく様子を赤裸々に記させていただきました。
文章表現の出来はさておき、書きたいことは書いたので、その魅力や熱量が少しでも伝わり、配信や歌を見に行ってみるかという方が一人でもいれば執筆冥利に尽きるのではと思います。
また、ここまで読まれた方は布教記事として初めて作成したものも見ていただけると嬉しいです。
追記1
この後は感情を書き散らしているので、よくわからない文章となっているかもしれません。
読まれる文章というより感情を吐き出したものに近く、感情を適切に表現することは課題であると思う次第です。
もし読まれるようであれば、一応振り返りの説明も試みますが、
ニュアンスを感じとっていただければと思います。
おそらく『TRAVEL2U』のライブを改めて見返し、そこで紡ぎ出されていた言葉に色々な感情がぐちゃぐちゃになっておりました。
当時よくわからないままでも衝撃を受けたのに、現在活動を知ったうえで改めてその言葉を受け取るメッセージが大きすぎました。
そんな情緒が乱されている中、自分のこと(感情)を書こうとしていたので、光景が重なり、よく分からないことになったのだろうと思います。
一晩おいてみてあまりに変なことを書いていないか確認してから投稿してますが、そこに等身大の感情を表そうともがいていた自分がおり、それをそのまま無かったことにするのも何か当時の自分に失礼なような気がしたので、青臭いことを述べていますが、最小限の修正にとどめます。
私が布教記事を書き残すのは、こういった心揺さぶる作品に出合えたきっかけが布教記事であったことが理由の一つにあります。
そしてそこから新たなつながりも広がりました。
布教記事がなければ存在しなかった世界であり、
個人の熱量が他者の人生に良い影響を与える(こともある)のです。
0→1を生み出す才能はなくとも、その熱量で当人にとって大事な世界や作品を守るといった一助を担えるのです。
そして記事を書くことは私の感情に向き合い、理解するという自分にとって大切な表現活動の一つに思えます。
私の感情は私しか把握できませんし、それは他の人も同様です。
自分を知るには自分が言葉に残すしかないのです。
ではなぜ、これまでやってこなかったのかというと、
面倒くさいやつと思われ社会から切り離されることを恐れていたのだと思います。そのリスクを冒してまで自分の感情を表に出す価値はあるのかという、ある種の合理主義的な理由を盾に感情を切り離してきました。
今になって再び向き合おうと思ったのは、「棗いつき」さんの生み出す音楽・物語、ライブMCでの言葉、諸オタクたちの熱量の高い記事それぞれの積み重ねが勇気を少しずつ与えてくれたことに他なりません。
こんなことを書きながらなぜか涙が止まりません。
意味が分かりません。
4章は一文書き、心を落ち着かせてまた一文書き綴っている状況です。
何が言いたいか自分でもよくわからなくなっていますが、この感情の理由を知るには「棗いつき」さんを一オタクとして推していくことが、
自分にとって大切なことなのだと思っています。
長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。
追記2
上の文章は情緒が乱れた状態で書き綴ったため、
何が言いたいのかよくわからないかもしれないので補足します。
自分にとって布教記事を書いたり、感情を表に出すことは避けてきたことですが、「棗いつき」さんに出会って向き合っていこうという決意であり、またその機会を与えてくれて感謝を文章で表したかったのだと思います。
もちろん推し活をする人が全員布教記事を書く必要はないと考えており、
当人の信条に沿った推し活をすることが大事なことだと思います。
(もちろん身の丈に合わない活動は良くないです)
それは動画を見ることであったり、グッズを買うこと、
良いと思った動画対して高評価を押す、ちょっとした感想を書いてみるといったことが挙げられます。
些細なことかもしれませんが、その行動はちゃんと推しにも届いています。少なくとも「棗いつき」さんはそういった行動を感じ取ってくれている方と思っていますし、そのような人柄が分かるコメントを引用して締めさせていただきたいと思います。
良いお年を、
そしてこれからもあなたの推しや推し活が幸せなものでありますように。