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心から「がんばったね」って言えるように。

突然で矛盾しているようだが、私は頑張ることが嫌いだ。
頑張ることが嫌いで、努力が嫌い。

だから自分自身に対して「がんばった!」というのも好きではない。
自分を鼓舞するために、たまにそう言うこともあるが、
心からの言葉ではない。

ただし、人から受ける「がんばったね」は素直に受け止めるし
人には心から言う。矛盾してるようだけれど、それは本当。

他人が「自分頑張った!」と言っているのも素直に受け止める。
人によって頑張れるラインは違うと知っているから。
知っている、なんて言うのも何様やねんという気もするが。

進捗は言う。

「〇〇文字書けた」「できた」「完成した」

一区切りつけるためのお疲れ様だ。



20代、フリーランスだった頃、毎日締め切りの案件があった。
夜8時頃に原稿が来て、翌朝8時までに提出しなければならない。
それを平日、毎日毎日、遅い時は夜中の3時までかかることもあった。
寝不足とストレスで肌はニキビだらけ。

定期に訪れる仕事はそれだけで、あとは不定期に広報冊子やチラシ、ポスターなどのデザインをやっていた。失敗もかなりした。

今だから言えるけど、
本当にあの頃の自分には「頑張った! お疲れ様!」と胸を張って言える。
微々たるものだけど、すでに成果が出てるから。


だから私は「今の私」に心から「頑張った!」と言えるように
書き続けているのかもしれない。


#なぜ私は書くことができているのか


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草加奈呼
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