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【備忘録】〜婚姻届のあれこれについて〜【まとめ】

御機嫌麗しゅう。医学生の草門逸平です。

突然だが、私の記事を楽しみにしてくれているオタクの諸君に詫びなければならない。というのも、本noteは君たちの人生にとって縁もゆかりもない文字の羅列になってしまうかもしれないのだ。本当にごめん。

すなわち、今回は婚姻届のあれこれについて面白おかしく述べていく!

まぁまぁ、一旦涙を拭きたまえ。テカテカの皮脂と涙で、顔面に汚い花火が咲いているではないか。ほら、安心して欲しい。今では未来の細君とイチャつく私であるが、昔は諸君と同じく、布団でクネクネする日々を送るしかない一匹のオタクであった。そんな私だが、いや、そんな私だからこそオタク諸君に対して有益な助言を送ることができるだろう。

恋人が欲しいか?(諸君:欲しい〜!!)そうか、それでは仕方があるまい。近いうちに、恋人に限らず、対人コミュニケーションにおいてうまく立ち回るための手解きを伝授してあげようではないか。世に蔓延る悪質な情報商材屋なんぞに諸君らの大切な金を払う必要はない。

ということで、近々、対人コミュニケーションの極意についてもnoteを書こうと思っておりますゆえ、ごゆるりとお待ちくださればと思う所存です。

それでは、婚姻届のあれこれについてです。
どうぞご覧あれ。


【とある男の回想】〜2024/11/07〜


度々言っていることだが、私には最愛の彼女がいる。

私たちは訳あって遠距離恋愛をしており、学生である私には、月に数日だけ彼女と一緒に過ごすことが許されていた。彼女にベタ惚れしている私は、齢20のいち学生でありながら、贈り物を薬指につけて日々を営んでいた。たとえ遠くにいようとも彼女を近くに感じられるため、この指輪はなかなか気に入っている。

気に入っているだけでなく、これには彼女を安心させるためという意味合いもある。言わずもがな、私は彼女をこの世の何よりも愛している。とはいえ一匹の男である私は、彼女から見ればいつどこに飛んでいくか得体の知れない、血に飢えたる狼同然であろう。私にしても、彼女に余計な不安を与えるような不義理はしたくない。ということで、指輪をつけることにより「心を決めた相手がいる」と言外にアピールしているわけだ。障壁は事前に排除しておくに越したことはない。

婚約指輪をつける20歳。生意気だろうか?今日も今日とて留年しないために、私は大学という名を被った監獄に赴いた。いつも通り大人しく、そしてしぶしぶ服役に勤しんでいた。実習がある日だったので、班員とのコミュニケーションを余念なく行う。医学部生活においては、他者と関わらざるを得ないタイミングが往々にしてある。こういう人付き合いでは、なるべく好印象を与えることが重要なのは言うまでもない。今までに培ってきた話術を駆使して、相手を気持ち良くさせた方が勝ちである。

「その指輪、結婚してんの?」

実習を通して仲良くなった男友達から指摘された。気になるのも無理はない。長髪、ダンス部、端正な顔つきというモテ属性を兼ね備えた男が驚いた顔つきで尋ねてきた。幾度となく聞いてきたその質問に対して、詳らかに答えてやるのは少々面倒であった。

「まぁそのうちにね」

素っ気ない返事をしてしまっただろうか。まぁ良い、彼はiPadでYouTubeを見ているだけで、実験には寄与していない。対して私は、実験結果をもとにパソコンをいじくり回し、目的の数値を導くのに頭脳を駆使していたのだから。致し方なかったことにしよう。

「それってお前、婚約指輪!?」

昼休みになってからも、さらに親しい友人に尋ねられた。年度初期の方から着け続けているというのに、今更になって指摘してくるのはおかしな話である。たまたま今日尋ねようと思ったのか、はたまた人間の指は想像以上に視界に入らないのか。

「うん。普通に婚約してるよ。羨ましいか」

友人は「イイナー」という音声を機械的に繰り返すだけのガラクタ人形になってしまった。授業開始前までしきりにダル絡みされ続け、ひたすらに鬱陶しかった。それにしても、今日はやけに指輪について訪ねられる日だ。帰宅したら、彼女と今日の出来事を話すことにしよう。

監獄から解放されて帰宅した私は、麗しの彼女に今日の出来事を面白おかしく語った。薬指に着けた宝物についての話もした。尋ねてきておきながら、勝手にダメージを喰らい、心底羨ましがってきた親しい友達の話もした。

そして、婚約についての話をしていたところ、彼女も彼女で、友人と結婚についての話をしていたということがわかった。誠に奇遇であるが、私たちにはこのようなことが度々起こる。彼女と出会った当初から、何か運命めいた大いなる力の流れを感じるのだ。

私たちの将来についての楽しい話をしていたところ、不意に、彼女から思いもせぬ鏑矢が放たれた。

「私、草門くんに、いつか捨てられるんじゃないかって、怖くなっちゃうことがあるんだよね」

放たれた鏑矢は私の内に吹いていた穏やかな風を切り裂き、耳元に届く鋭い音は得も言えぬ不安を感じさせた。これは、十分な安心を与えられていない私の不徳の至るところだ。彼女の不安を取り除いてあげたい。私はずっと一緒にいたいと思っている。

私たちは遠距離恋愛をしている。島国の中心に聳える蓬莱は、うら若き乙女の恋路を危うき断崖へと駆り立てる。私は彼女を安心させてあげたい。何よりも愛しているから。

婚姻届を彼女に贈ろう。婚姻届は法的効力がある。事実上の婚姻を強く望んでいることを伝えられる。一学生にしか過ぎず、何かしてやれるほどの自由もない無力な私だが、せめて行動はしたい。行動によって彼女を癒してやれるかもしれない。

婚姻届について知らなければ。


婚姻届の入手方法


まず、婚姻届とは下の写真のようなものである。

SNSでは婚姻届とともに指輪を写真に収め、丁寧に”ご報告”してくる輩がまぁまぁいる。みなさまのようなクネクネオタクの中には、見たことがある方もいるだろう。

これはゼクシィの婚姻届
勿論、私も近いうちに”ご報告”したいと思っている

まず知りたいのは、この書類はどこで入手できるのか。美しい彫刻を彫り出すには大理石を用意しなければなるまい。公的にも誓い合うことで、想い合う二人の未来は確かなものになっていく。調べてみると、思ったよりも色んな場所で入手できることがわかった。以下に、婚姻届の入手方法を示そう。

  1. 役所での入手

  2. インターネットからのダウンロード

  3. 雑誌や書籍からの入手

  4. 自作する

ふむふむ、方法は色々あるようだ。婚姻届を入手できるのであれば問題はないのだが、自作できるとは思いもよらなかった。法的な書類って厳格な形式が定められているんじゃないの?結構気になってきた。オリジナル婚姻届って思い出に残りそうで良いかも、なんて思ってしまう。

それでは、各方法について少し詳しく見ていこう。

1.役所での入手


これが最も確実、入手成功率100%の方法だろう。餅は餅屋、公的書類は役所である。我々の公的書類といえば、役所で大体入手できる気がする……知らんけど。

各市区町村、全国どこであろうと役所に赴けば無料で配布されている。ちなみに、どの自治体で受け取ろうと全国共通で婚姻届を使用できる。これで職場や旅行先などで不意に起こってしまう、アツい突発的ラブロマンスにも対応できる。便利やね。

また、役所の本所だけでなく支所や窓口サービスセンターでも入手できるそうだ。受け取りに行く際は近くのお役所を調べて、婚姻届を配布しているか確認してから出発しよう。スマートな下調べをしてこその紳士淑女である。

さらに、婚姻届を貰うだけなら身分証明書等は不要であるらしい。友人や家族にとりに行ってもらうこともできる。独り身の友人にお願いし、「友達が結婚するんですけど……」というセリフを発しているところを想像するとなんだか可哀想になってくる……

つまるところ、婚姻届は役所でリア充アピールをすればもらえるということだ。覚えておこう。

2.インターネットからのダウンロード


役所に行ってる時間はない!今すぐ婚姻したい!というせっかちな方もおられるだろう。

余裕を演出した方が懸想人からの印象は良さそうだが、そんなあなたのためにも、自宅などからその場で印刷できる方法をご紹介しよう。

令和とは、かくも便利な時代であったか。婚姻届はインターネットからもダウンロードできるのだ。

多くの自治体が公式サイトで婚姻届のフォーマットを公開しており、無料でダウンロードできるそうだ。これも全国共通の書式であり、どこの自治体でも使えるらしい。

また、お堅い婚姻届のみならず、オリジナルの婚姻届を公開しているサイトもあるという。婚姻届専門サイトなるものも存在するらしく、そこでは提出用・予備用・保存用などのセットで販売されていることが多い(オタクかよ)。一般的な婚姻届だと提出してお終いであるから、これは嬉しい!という人もいるだろう。

可愛らしいデザインの婚姻届
テンションあがるね〜

こんな感じで、婚姻届にも様々なデザインが存在しているようだ。インターネットからダウンロードができるサイトをいくつか見つけたので、以下にご紹介しておく。興味があれば、ちらと覗いてみてください。


3.雑誌や書籍からの入手


結婚式は和装と洋装どちらもやりたいと企んでいる

雑誌や書籍からでも婚姻届は入手できる。
有名どころでいえばゼクシィだろうか。

こういった結婚関連誌からは限定デザインやコラボデザインが多く、特別感のある婚姻届を入手できるらしい。

限定デザイン……時間を経て見返した時に”黒歴史”となりかねないような、攻めたデザインが存在したりするのだろうか。ちょっと気になる。まぁそんなことはないだろうが。

(婚姻届を出す時は頭がハッピーで埋め尽くされているだろうから、シンプルなデザインにすればよかった……なんて後悔をさせないデザインだといいよね。ちなみに私は、そういう若気の至りも共に楽しみ、懐古できるような心の暖かい方と添い遂げるのが理想だと思っている。なんの話だ。)

結婚関連誌はコンビニや書店に置いてある。
深夜のコンビニデートや書店デートでさりげなく買って恋人を赤面させる……良いシチュエーションじゃないだろうか?

4.自作する


こちらはPukutomoさんが自作した婚姻届だそう。
可愛らしいオリジナルのデザインでいいですね。

なんと、婚姻届は自作できるらしい!
公的書類なのに許されるんだね。すごいね。

どうやら、婚姻届の基本的な要件を満たしてさえいれば、オリジナルのデザインを作成することが可能なようだ。とはいえ完全に自由なわけではなく、形状の変更や装飾は許可されておらず、スタンプやメッセージを追加することなどが許可されているらしい。

自作する際の注意点は以下の通り。

・コピー用紙(普通紙)または上質紙を用いる
・婚姻届はA3長方形にすること
・規定の項目は必ず入れること
・切り込みをいれるなどの形状変更、シールなどの装飾はNG

以上に沿って、オシャレなオリジナル婚姻届を創作するのは楽しいだろう。記念写真に映え、一緒にあれこれ考えた時間は想い出にもなる。

時間が許すのであれば、オリジナルの婚姻届を創りたい気がしてきた。彼女とイチャイチャしながら婚姻届を創る……非常に良いね。

婚姻届に記入する内容


婚姻届は、結婚を法的に成立させるための重要な書類である。そんな重要な書類に記入する内容がこちら。

・届出日 / 届出先
・氏名 / 生年月日
・住所
・本籍
・父母の氏名 / 続柄
・婚姻後の夫婦の氏 / 新しい本籍
・同居開始時期 / 初婚、再婚の別
・証人
・連絡先

注目すべきところは、届出日だろうか。二人にとって覚えやすく、特別な意味を持つ日にするカップルが多いようだ。大切な記念日になるのだから当然だろう。

初婚、再婚の別という項目では、初婚か再婚かを選択し、再婚であればさらに死別か離別かを選択する必要があるそうだ。

証人については成人済みであれば、親・兄弟姉妹・親戚・友人・仲人など誰でも構わないらしい。信頼できる2名に証人をお願いしよう。

それ以外については一般的な公的書類と大差ないだろう。書類を埋めていく作業は苦痛を伴うことが多いが、婚姻届に限っては、惹かれ合う男女が徐々に結ばれていく道ほどという風にも見えて、なんだかロマンチックにすら感じられる。

ありがちなミス


婚姻届は重要な書類であるがゆえ、ミスにも特段気をつけるべきだろう。ミスという厄介な敵は、事例を知っておくことで十分に警戒できる。

婚姻届において起こりやすいミスは、ズバリ次の3つである。

・提出物(婚姻届)
・提出場所
・提出タイミング

提出物については、記入漏れや間違いが挙げられる。不備の無いように何度も確認することが重要だが、提出直前になって気づくこともあるだろう。訂正箇所には訂正印が必要になるので、万が一に備えて印鑑を持っていくべきである。

提出場所については、届出人の本籍地ないし所在地の役所である。婚姻届を受け取るのとは異なり、どこでも提出可能ではないから注意が必要だ。しかし、役所によっては結婚式を挙げた場所や旅行席で提出できる場合もあるそう。特別なケースにはなるが、何かしらのこだわりがある場合は提出希望の役所に問い合わせること。

提出タイミングについては、一部出張所を除いて、24時間365日、役所に提出可能である。土日や休日、夜間は役所が閉まっているが、時間外窓口に提出可能である。基本的には婚姻届の提出日が受理日になるが、不備があった場合は後日訂正に行かなければならないで注意が必要である。

そのほか、必要書類の準備には時間がかかることが多いため、届出予定日の1~2週間前から書類作成を進めるのが理想だ。届出予定日を逃したために、婚姻をもう一年待とうなんてことになったら笑えない。こんな重要な内容を、しかも未然に防げるような内容であるのに事故を起こしたとなれば、愛想を尽かされても不思議ではない。そうなった場合でも許してもらえたとしたら、あなたの恋人は無類の慈悲と寛容を持ち合わせている素敵な人である。絶対に幸せにすると誓いましょう。


終わりに


ふぅ、婚姻届について基本的な内容をざっと知れて満足した。とりあえずは基礎知識を頭の片隅にでも入れておいて、近いうちに彼女とキャッキャうふふしようかしらね。

今回はこの辺にしておきましょう。
このnoteに訪れた皆様に幸在らんことを。
素敵な出会いと希望に満ちた未来の訪れに、
先んじて祝福しておきます。

それではまたお会いしましょう。
草草不一。


令和6年11月8日午後5時33分
草門逸平より、あなたへ。


読んでくれてありがとうございました!
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