つぶやき#01『はじまる』
こんにちは、艸香日月(くさかはる)です。
突然の告白となりますが、私には現在、お付き合いをしている彼氏がいます。
超遠距離恋愛なのですが、昨日、急に長期休暇がとれることになって今週の金曜に会うことになりました。
急な展開に心が追い付いていないので、落ち着くためにnoteに向かっております。
思えば私の人生ときたら、さえない高校生活は送るわ、浪人はするわ、大学を中退はするわ、ゲストハウスで暮らしながらアルバイトをはしごする20代を送るわ、地元に帰って来て実家に世話になりながら家業を手伝うわ、そうは言ってもここ数年では小説を書き始めるわで、他人様に誇れるような人生では決してありません。
それが、今の彼氏と知り合ったことで、文字通り人生が一変しております(現在進行形)。
私は現在アラフォーなのですが、このまま実家に世話になり家業を手伝いながら、日々小説を書きささやかな日常を過ごしてゆくのだろうと決めておりました。
それが、突如として現れた彼氏の存在で人生プランが大きく揺らいでおります。
まるで突如として目の前にぽっかりとした大きな穴が出現したかのような感覚を味わっております。
今まで味わったことのない未知なる領域が、目の前に展開しているような気分です。
今の彼氏と言葉を交わすことが増えるにしたがって、その感覚はじわじわと現実味を帯びて体に染み入ってき、今では漠然と、これから自分の人生は彼と共に時を刻んでゆくのかと、我が事ながら不思議な感覚を抱いております。
「結婚」――。
この2文字が、なんとなく現実味を帯びて人生に暗いでも明るいでもない、等身大の影を落としてやってきている気がします。
私は元々、小説家になりたく、実家に世話になり家業を手伝いながら小説家として食べていきたい、そのためには生涯独身でも全然かまわないといった気でおりましたので、そうではない人生を想像したことがありませんでした。
そんな私が、現在、結婚を前提につきあっている。
なんだか自分で書いていて現実味がわきませんが、いったいこの感情をどのように表現すればよいのでしょうか。
突然、足場を失いふわふわと浮いてしまい、その場でとりあえず平泳ぎをして時間が過ぎるのをやり過ごしているような。そんな感覚でいます。
とりあえず、そんな感覚が始終この身を支配しているなかで、今日は毎日のルーティンを淡々とこなしております。
午前中には読書をし、午後には英語の勉強とジムへ行き、夕方には母の植木に水をやり夕飯の支度をする。
そうしてみずからを大丈夫だよと、たぶん何も怖がることはない、と、励ますような時間の過ごし方をしております。
漠然と、ジム内にある風呂とサウナと水風呂に交互に入りながら、そんなふうに、突如として現れて私をのみこんでしまいそうな大きな穴を前にしたように、ぼんやりと迫りくる金曜日のことを考えていたのでした。
なにやら、金曜から新たな人生がはじまる予感がしております。
なんとなく。
たぶん。
記録までに、現状をここに記しておきます。
特にオチはありません。すみません。
しっかし。
ほんとにどうなるんだろう人生わからんもんですね、ほんと。
こんなつもりじゃなかったのになあ、まあいいや、面白そうだから、と、そんな気でいます。