『フューチャー・イヴ』 物語考察
『フューチャー・イヴ』feat.初音ミク / sasakure.UK + 有形ランペイジ
解釈の()内は『フューチャー・イヴ(CosMo.B.S.P.250 Remix)』の解釈となります。
マジカルミライ2020の主題歌となった『フューチャー・イヴ』の歌詞に込められた物語をヒトとキジンの観点から考察します。
別れてからまた会えるまで、僕らはずっとすれ違っていた。
―きっともうすぐ会えるはず。
ずっと傍で想いを伝えようとしていたのか、
それができていなかった〖できないほど遠く離れたところにいた〗のか
『僕は、僕はどっちだっただろう』
後悔を重ねて、ボロボロになって
血痕(赤ランプ)が見える度に独り言を呟いた。
いつまでこうしていればいいのかと。
ずっと見つけられないでいる。
まだ見つけさせてくれないの?
夕暮れに映える虹をぼんやり眺めてたら
涙が溢れてきた。
何度でも想うよ
「ねえ、いきてるよね…!?」
本当は死んでいることなんて
とっくにわかっているけど―――
ずっと言えなかった想いを!
君に伝えるんだ!
今まであったことを全部胸に抱いて
君とまた会える方法を探すんだ
この想いが造られたもの(勘違い)だったとしても、伝えた結果が悲しいものであってもいい
この夢が僅かでも叶えられる可能性があるのなら
自虐的な態度も必死になっていたあの姿もきっときっと―
また逢えると信じていたから。
君が愛しく見えていた僕と
君を憎んでしまった僕と
『僕は、僕はどっちだっただろう』
何度も、何日も(老いがくるほどの遠い年月)同じことを繰り返し続けた
少しでも君に近づこうとした、けれどそれが果てしなく遠かった
僕は夕暮れ(赤ランプ)に向かって、独り呟き続けるだけ?
つらい現実に目を背けて、理想を想い描いてるだけ?
ずっと言えなかった想いを!
君に伝えるんだ!
ポンコツな僕の事も、待たせすぎてしまった君の事も
全部胸に抱いて
君とまた会える方法を探すんだ
ワガママでいいんだ、煩くてもいいんだ
君がまだ"君”のままで居てくれるなら
”おとぎ話”のようなあの頃も
また逢えると信じていたから。
寂しさを乗り越えて
危険な状況に陥ってしまった少女(前日)
勢いよく落ちる(倒れる)音が聞こえた。
『行かないで…!』
咄嗟に手を伸ばすが、
落ちた(倒れた)衝撃で壊れてしまい
意識を手放した(絶望に呑まれた)、けれど
君が傍にいるけど想いが届けられない、そんな夢の続きを
君を愛しいと思う気持ちと、そんな君に想いを伝えられない絶望も抱えることになるけど、それでももう一度…!
別れる時も出会う時も一緒に過ごしていたいんだ!
僕らのかけがえのない思い出を全部抱きしめて
君とまた会える方法を探すんだ
意味がなかったとしてもいい 絶望が待っていてもいい
君と過ごしたあの日々が、まだあの日々が愛せるならと
僕の胸の内に燻るこの想いはずっとずっと
再会できることを信じていたから!
きっとまた逢えるはず!
なにがなんでも、
例えこの身が果てても、
絶対に再会を果たすんだ―!