韓国ワーホリ生活 12
その日から、朝起きてハスクでご飯を食べてからJ-STATIONに一番乗りで行って、鍵を開けて掃除をした。それから、GS25でバナナ牛乳を買って飲んだ。バナナ牛乳はコンビニの定番商品だった。
先生から、J-STATIONのSNSのサイトに日記を付けるのを任された。
生徒の女の子がその頃流行っていた、SNSのcyworld(サイワールド)に僕のアカウントを作ってくれた。サイワールドは面白かった。
テレビでは毎日トムとジェリーがやっていて楽しみにしていた。
音楽は、少女時代のテルミー(tell me)とか、BIGBANGのコジンマル(韓国語で嘘という意味)が流行っていた。
MCモンも人気があった。韓国のヒップホップはアメリカっぽいなと思った。
ハクサン先生の助手みたいな感じで、こまごましたものを手伝ったり、お使いに行ったり、打合せに同行したりした。
チャ先生の授業に助手で参加した。花子の授業にも時々参加した。
上級者の日本語会話の授業をやったりした。初級の人は韓国語を話せないと難しいが、上級者は日本語が上手なので、日本語で話していれば良いので僕にもやり易かった。
教室に来る人達は親切で、これ食べた事ある?ってお菓子とかいろんな物をプレゼントしてくれた。ご飯に誘われたりした。
そうしてしばらくはJ-STATIONの周り、シンチョンやイデ辺りで過ごす日々が続いた。
ある日、今日はちょっと出かけてみようと思って、オリンピック公園へ地下鉄で行った。教室にあった地球の歩き方に掲載されていたからだ。シンチョンに住んでから始めて一人で出かけた。
あいにくの雨だったが、傘をさして公園をぶらぶら歩いた。
知らない場所を一人で歩くのは楽しかった。
テナントがまばらに入っている古い建物があって、そこの中をうろうろした。そこの中の商店で、日本の商品を買った。親指くらいの蟹を揚げてあるやつで、甘い味のする昔っぽいお菓子だ。
帰ってから食べた。昔のお菓子の味がした。少し懐かしい感じだった。
どうしてあそこに売っていたんだろう。
教室を閉めて、先生達と飲みに行く日が多かった。
サンナクチを食べれる店にも良く行った。生きたタコを食べるやつ。そこではサンナクチを2回位食べた。竹の筒に入った酒をよく飲んだ。テトンジュって呼んでた気がする。サンナクチ以外のものは何を食べたか覚えていない。
ハスクから降りた所にあるチムジルバンのある通り沿いにあった。
割と早く家に帰って時間がある時は、花子が呼びに来て一緒に散歩した。ハスクから坂を上がって行くと登り切った所に公園があって、遊具や筋トレする設備(遊具というか何と呼ぶのか)が設置されていた。そこでの円盤の上に乗って腰をひねるやつをやりながらおしゃべりをした。そこからシンチョンを一望できた。木が茂っているので丸見えという訳にはいかなかったが。気持ちの良い場所だった。昼寝をしにいったり、ぼーっとしたり、お世話になった場所だ。
ヨンセ大学寄りの所にポシンタンの店があった。犬の肉の鍋で、一度は行ってみたいと思っていた。
ある時に商店街の肉屋で犬の肉らしきものがあって、その肉が凄く赤かったのを見て、ポシンタンは食べなくてもいいなってなった。
つづく。。。