韓国ワーホリ生活 18
韓国語で、会った時に最初に言う言葉でパンモゴッソ?という言葉がある。ご飯食べた?という意味だ。
名前は忘れてしまったが、これから教室に通う事になるというお姉さんが話を聞きに来ていた。先生との話が終わった後、先生がご飯食べに行こうというのでそのお姉さんの奢りでご飯を食べに行った。
教室から坂を下りた所にあるサムギョプサルの店。おばちゃんは僕の顔を見るとやたら笑う。
そこで、姉さんと話していたら一人子供がいるとの事だった。小さな子供だ。確かにお母さんって感じのやさしい人だった。
食べていると、姉さんは肉をずっと焼いていて僕に食べなさい食べなさいと言う。姉さんは少しも食べていなかった。ねえさんは食べないのですか?と聞いたら、私はいつでも食べられるから、あなたが食べなさいと言った。お腹が空いたらいつでも言いなさいと言われた。お母さんみたいだなぁと思った。
韓国で生活している間に、日本人だからという事で嫌な思いをした事は無かった。
教室からちょっと歩いた所のコンビニに花子と行って、オーナーのおじいさんに会計が済んだ後ありがとうございますって言ったら、日本人を悪く言う人もいるけどあんた達いい子だねと言われた事があった。
韓国には個人商店的なごちゃごちゃした雑貨屋も何件かあった。教室の横の階段を下りた所にも雑貨屋があって、毛抜きやサンダルを買った。韓国で定番のサンダルというのがあって、僕は冗談で国民サンダルと呼んでいたのだが、アディダス風に三本横ラインが入っているビニールサンダルだ。気に入っていた。
そこの並びにはノースフェイスの専門店もあった。
J-STATIONの近くの大きいビルの地下に、語学勉強する人の利用の多いmeepleというカフェがあって、そこの社長とも懇意にしていた。貸し部屋もあるので、そこも利用して授業をしていた。同じ階に事務所用の部屋も借りていた。明るい雰囲気で、社長も、働いている若い人達も感じが良かった。
コーヒーも美味しかった。飲み物に、LOTUSのビスケットが付いてきた。今でもカルディとかで見ると思い出す。コンビニでも最近見かける。
ミープルの上の階にCD屋が出来て、良く行った。何も買わなかったが、RADIOHEADのポスターが無料で貰えた。今も店はあるのだろうか。
僕がシンチョンに来たばかりの頃は、駅からヨンセ大学へ延びる大通り沿いに大きいCD屋があったけれど、じきに無くなった。
そこの通り沿いには、花子の彼氏が働いているカフェがあって、良く行った。先生や、生徒達とも行った。
カリッと焼いたワッフルにハーゲンダッツが目いっぱい乗ったデザートが好きだった。
花子のクラスで、ジヨンさん、ウニョンさん、ジヘちゃんというメンバーのクラスがあって、そこの3人と花子は良く遊んでいたので、僕も参加した。3人共、ジャニーズの嵐が好きだった。あとは、ニンテンドーDSをやっていたり、日本ドラマも共通したのを見ていた。のだめカンタービレとか。
そこのクラスに一時期いた人でジェヨンさんという元気な人がいて、僕が帰国後に東京で会ったりした。留学後に彼女はインチョン空港で働いていたので、そこでお土産を買うといろいろサービスでつけてくれた。
スンヨルという、おばかな男も一時期いて、年が一緒だったからいろいろ喋ったり、日本語の出来る女の子を紹介してくれた。後に僕はその女の子と付き合った。
スンヨルが日本に留学する前に、寿司を食べようと誘ってくれたので花子と僕と長距離電車のシンチョン駅の近くの回転ずし屋でお腹いっぱい食べさせてもらった。
スンヨルに東京着いたらどうするのって聞いたら、日本語で「とりあえず、友達の上で1時間」と言ったのが印象的だった。友達の家で1週間の間違いだった。
会計が終わった後、店の前でタバコを吸い終えた彼が、火を消したタバコをリュックのポケットにそのまま入れたのも印象的だった。
彼は、日本の後、カナダにも留学していた。
つづく。。。