韓国ワーホリ生活 2
行くぞと決めてから一年位しての韓国だった。
当日の午前中位に飛行機に乗って2時間後位には着いた。
初めての韓国だったし、1年前からの期待と不安もあったので、すぐについてしまって何だか不思議な気持ちになった。すぐだったけど、そこは明らかに日本では無かった。
とりあえずゲートを出て、空港内で缶ビールを飲んだ。
それで、どうしたらよいものかと思った。
下調べしていなかったので、到着したインチョン空港がソウルの外れの島だという事も知らなかった。
案内所のお姉さんが日本語を話せたので、バスを教えてもらった。
カンファムン(光化門)を目指した。何だかんだでメモしてきたゲストハウスの住所で目的地の見当をつけた。カンファムンで降りて、ゲストハウスを探しつつ街をぶらぶらした。
夕方前位になったら、その時いる辺りでゲストハウスを探せばいいと思った。
60Lのミレーのバックパックをしょっていたので少し重かったけど、わくわくしていたのであまり気にならなかった。
カンファムンの向こうに大きく山が見えるのが清々しかった。日本では見たこと無い景色だ。
チョンノをうろうろ歩いた。露店がたくさんあってがやがやしているのが面白かった。
一軒の小さい定食屋に入った。そうして、どうしようかときょろきょろしていたら、隣に座っていたおじいさんが日本語で話しかけて来た。
それで、これがどういう定食でっていうのを説明してくれて、魚の定食を食べた。
おじいさんとしばらく話して。出る時に、店主に話しとくからまたここに来たらいいと言ってくれた。
早速韓国で親切にしてもらって心がほぐれた。その後、結局その店には行かなかったが、おじいさんの事は今も覚えている。
その後もどこへ行くでもなくうろうろした。うろうろしながら、あっここはメモのゲストハウスが近くだぞなんて探したりしたが一つとして見つけられなかった。
インサドンも初日に歩いた、観光地って感じで面白かった。絵画のギャラリーが多いなと思った。
アングクを歩いた。最初に歩いた場所ってのは記憶に残りやすいのだろう。どれも刺激的で。
兎に角歩き続けた。
そうして結局、カンファムンに戻ってきた。その頃は門の立て直し?始める前くらいだったように思う。
日も傾いてきて、そろそろ宿決めないとなと思ってカンファムンの前の植込みの所で座っていたらエホバの証人のおばあちゃんに話しかけられた。日本人だと言ったら、日本語バージョンの会報誌をくれた。
それから、勘でメモの宿を探したが見つけられなかった。
薄暗くなってきて、いろいろな人に聞いてぐるぐる回ってやっとたどりついたのが、大元旅館だった。
若いカップルに道を聴いた時に、僕は漢字で書いた住所のメモをみせたのだが読む事すらできない様子で、そういうもんなんだとそこで知った。
今はあるのかどうかわからないけど。新大元旅館になっただとか聞いたのも随分前だし。
とてもいい所だった。
大元旅館の詳細も含めて、また次回。