韓国ワーホリ生活 6
J-STATIONの前の道を東に真っすぐ歩いた。その時のメンバーは、花子、キョンホ、イルチン、恭平と僕だった気がする。キョンホとイルチンは在日だ。っていってもに日本生まれ日本育ちだから日本人と特に違わない。
在日韓国人の人と接するのはその時が初めてだった。
高校時代に仲良かった友達の母が台湾人だった。それを彼から聞いた時は、台湾も気軽に行けていいなと思った。
しばらく歩くと、イデの商店街に着いた。
シンチョンの隣の駅がイデ。イファヨジャデハッキョを略してイデ。イファ女子大学。イファのイ。デハッキョ(大学)のデ。ちなみにシンチョン駅から近いのがヨンセ大学。ペヨンジュンが通っていた大学。敷地が広いから、ヨンセとイデは隣同士くっついている。
イデの商店街というか市場というか、3階建てくらいの建物が立ち並んでいて、その一階はどこもあっぱっぱーにドアが開かれて、道路まで商品が進出していた。ファッション物が多かった。靴、服、バッグ、サングラスとか。どこもめいっぱい商品がおかれていて、安かった。雰囲気が楽しかった。やっぱり日本と違う。
若い女性が多かった。露店なんかもいくつかあった。雑貨、キーホルダー。ストッキング。焼き菓子。軽食。
みんなでわいわいしながら、店のサングラスをかけたり、キョンホがリストバンドを買ったりしていた。修学旅行みたいで楽しかった。僕はビーチサンダルが欲しかったけど、ちょうどいいのが無かった。店のおばさんに強引にこれにしろこれにしろって来られたけど、断った。特に何を買うでもなくぶらぶらした。シンチョンに戻る途中、大通り沿いのバッティングセンターに寄った。
皆でバッティングをやった。キョンホがデッドボールをくらったのには驚いた。胸の真ん中が赤くなっていた。
そこからまた歩いて、J-STATIONに戻った。夕方になっていた。
先生に挨拶して、ゲストハウスへ戻った。
宿のお母さんに明日出る旨伝えた。
少し散歩した。この街ともお別れか~なんて思った。距離にしたら4キロ位なんだけど。
荷物をある程度纏めて早めに寝た。翌日、宿の夫婦にお礼を言って、シンチョンへ向かった。
J-STATIONへ行くと先生から家が決まったからと、連れて行ってくれた。
J-STATIONの正面の細い路地を真っ直ぐ100m位歩くとその建物(ハスク)はあった。
先生が宿の夫婦に紹介してくれた。
そして、共同のシャワー、トイレ、洗濯機、朝と晩の何時に1階のキッチンにご飯とおかずがおいてあるから好きなだけ食べて片付ける事の説明を聞いた。
先生は塾に戻った。
部屋には、勉強机と布団とテレビとスタンド式の物干し竿があった。4畳位の部屋だった。1階の中でも1番安い部屋だ。月300000ウォン。3万円位。
1階と行っても半地下になっているので、部屋の窓の高さは外にいる人の膝くらいだった。
必要な物が揃っていて無駄が無い。この部屋を気に入った。
荷物を降ろして一息ついて、J-STATIONに歩いて行った。
つづく。。。
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韓国の部屋の借り方はいろいろある。普通にマンション買うのでも日本とは違う。
僕のような一人暮らしでは、下宿であるハスク。とかコシウォン。普通に借りる等あるので追々書いて行こうと思う。
今回は下宿について。
普通の一軒家に家族が住んでいる所の1部屋に住んでお母さんがご飯を作ってくれる下宿もある。
僕の所の下宿だが、日本で言うとご飯の出る寮みたいなもの。
部屋の広さやトイレ、シャワーの共同で使う部屋数が上に行くほど条件が良くなる構造だった。
外に階段がある。
1階は扉を開けると廊下の真ん中に出る。靴を脱いで上がる。10部屋位と建物で唯一のキッチンがある。大屋さんはキッチン前の部屋に住んでいる。部屋と並んで、トイレ兼シャワールームが1つある。1階扉の前、外の階段の下に洗濯機がありその横にトイレ兼シャワーが1つある。
2階は、外階段を上り扉を開けると廊下になっていて靴を脱ぐ。そして、3つ位扉があって、それを開けると3部屋に扉で別れているのと、トイレ、シャワー、洗濯機がある。
トイレシャワーの1人に対する率が上がっていく感じ。
部屋の広さも広くなっていって、5階だったか1番上の階は1部屋しかない。中国人の若い子が何人かで住んでいた。窓から裏のビル(ラブホテル)との間にごみのつまった袋を投げていたのには驚いた。
花子は普通に怒って注意していた。その子たちも、言われてちゃんと聞き入れていた。
一番上には屋上があって、洗濯物とか布団をみんな干していた。
そこのハスクには、花子とキョンホも住んでいた。先生の仮眠兼荷物置きの部屋もあった。
あと、アンドンから出てきて下宿しながらJ-STATIONで日本語を勉強しているカンホも住んでいた。
ハスク周りはモーテル(ラブホテル)がいっぱいだった。
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